
「ナフサの総量は来年1月分迄確保しました。
「ナフサの総量は足りているのに末端の塗装店などへのシンナーが届かないのは「目詰まり」しているからです。」との見解を政府はくりかえすだけ。

記者からの質問も、国会での党首討論でも高市首相の答えは同じ。
「ナフサは足りている「出まわらないのは目ずまりしているから」
1か月以上の繰り言ですが、現実問題事態は一向に好転しません。
「目詰まりなんかシンナーはするはずはない」
実例を挙げて説明します。
理由は、シンナーは「法律でがちがりに縛られている」からです。
それは「危険物取扱法」という法律があり、販売・貯蔵するためには、「危険物取扱者」になる必要があります。国家試験であり、3年に一度は義務講習会が3時かなります。管轄の消防署の立ち入り調査もあります。
「指定数量」が溶剤の種類で決められていて、誰かが儲かるからとって大量に買い占めることなどできるはずはありません。危険物倉庫も敷地の3割程度しか建物が建てられず、シンナー類の種別で厳格に「指定数量」が決められています。(つまり大量に在庫することがそもそもできないのです。
また防水材を溶かすトルエンという溶剤は、危険物であると同時に、毒劇物でもあります。危険物取扱免許ととともに毒物劇物取扱者の免状も必要です。こちらも6年に一度免許の更新があります。保健所が調査に来ます。また警察もおおきな行事があるときは、調査に来ます。

もともと塗料は濃く調合されて出荷されています。塗装方法は現場では刷毛塗とローラー塗装があり、気温で希釈量を調整しますが、10%内外で薄めて塗装作業します。スプレーで塗装する場合は、20%内外シンナーで薄めます。
(塗装作業の様子をフリーな写真などでご覧ください。文章だけでは疲れますので。)
仕上げにシンナーがないと塗装屋さんも作業が全くできません。防水屋さんも仕事ができません。塗装現場は建築塗装、土木塗装(橋や鉄構造物)、船舶塗装、自動車塗装、機械塗装など広範囲です。すべての塗装分野で「品薄」になり、価格も高騰し」皆が苦しんでいます。

先日も地域の塗料販売組合の総会があり、情報交換しましたが、規模の大小、メーカーの違いを超えて「品薄」「供給不安」「一方的なメーカーからの値上げ」は皆共通していました。
さきほど取引会社から以下の文面が送付されてきています。

弊社製品 価格改定のお願い
拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、今般の中東情勢の悪化に伴うナフサ価格の急騰により製品コストが大幅に増加し、弊社の努力では賄いきれない状況となりました。

誠に急なお願いにて大変恐縮ですが、弊社塗料製品について価格の改定をお願いせざるを得ず、取り急ぎご案内いたします。
昨今の状況をご賢察の上、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
敬具
記
1.実施時期
2026 年 6月1日 出荷分より
2.改定内容
製品毎に改定幅等につき、弊社担当よりご提示させていただきます。
何もせず中小零細業者を「見殺し」にする高市内閣です。

1970年代、80年代の「石油危機」では、当時の自民党政府は中東へ飛び、特使を派遣し、日本への石油供給をお願いしに回っています。電話会談をしただけであり、5月の連休中にも、閣僚も与党議員も中東へ行きませんでした。
全く危機感が政府閣僚にはありません。ガソリンは税金で補助し、電気代金やガス代金も税金で補填するとのこと。あまりに無為無策。
ナフサに関しては、放置され、何の支援もありません。今政府がやっていることは日本の産業構造(サプライチェーン)の破壊をしています。建築関連会社や多くの産業に関わる中小零細企業の人達は多くは自民党の支持者。各県連や議員委は切実な声が届いていると思います。その声が官邸に届かず「見殺し」にされていることが実に悔しい限りですね。
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