シーマンシップ
海で困難な状況に陥ったら助け合う。なにはともかく救助、救助。それがシーマン・シップと言われる人達である。私もヨットマン。遊びですがシーマンの一人。
去年もいつもは大嫌いな水上バイク乗りを救助。セーリングの最中に漂流している水上バイクを発見。聞くとエンストだと言う。しかも仲間とはぐれ、携帯電話も持っていないとか。ロープで、曳航しました。
逆に私が救助されたこともありました。4月23日は、強風でヨットが完沈。マストが外れ、自力帆走は困難に。中学生のヨット部を監視していた救助ボートにレスキュウーされました。
そのお返しに、5月5日は「体験カヌー教室」の監視役に。1日中カヌーに乗り、体験者と併走していました。「海ではお互い様」ですね。
だれも「自己責任」とか「非国民」なんて言いません。20年前に強風で漁師さんに助けられた時も、怒られましたが、罵声は浴びませんでした。「風が強い時は心配で双眼鏡で誰か流されたと思い気になる。」と漁師さん。
夜須町の「10日えびす」では、「お前ら遊びでも冬の海でヨットに乗っているんで仲間よ。まあ飲め」という事になります。自然を相手にしている人達は暖かいのです。「非国民」の罵声を浴びせた人達は大都会のバーチャルな人達でしょう。
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