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2004.08.01

新堀川の生態系

 高知市の中心街、かるぽーとから電車道を挟んだ北側に新堀川が流れています。この川は今まで汚染された都市河川、どぶ川、水路のように思われていました。正直私も関心がありませせんでした。

 ところが、高知大学海洋生物学教授の町田吉彦さんによれば、絶滅希少動物であるシオマネキという蟹が生息していると言います。今日は近くの住民である西岡謙一さんと、町田さん他、浦戸湾を守る会という市民団体の有志が集まり野外観察をしました。
shinbori-801-1.jpg

 台風の関係で高潮対策として、堀川水門が閉められている関係で、河川の酸素供給が少なくなり、ぼらなどが呼吸のため水面付近をただよっていました。町田教授によれば、アカメの稚魚もいたといいます。どぶ川どころかむしろ自然生態系は回復しつつあります。

 シオマネキの天敵である葦原蟹やフタバ蟹なども多く今日はみかけました。
ashiharagani-801.jpg

 国の補助を50億円受け、県と高知市が25億円出して、この新堀川を埋め立て4車線道路の計画が進行しています。しかしこの財政難です。貴重な自然が回復しつつあります。
 「足元を見直す」機会ではないでしょうか。

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コメント

下の写真なんか、水が澄み切ってますね。
25年位前まで、新堀小学校の近く(材木町)に住んでいました。
そのころは、ヘドロの川で、泳いでたのは、鯔くらいのものでした(しかも背骨が曲がってたりしたものもいました)
播磨屋橋の下も、封鎖されてヘドロがあったし、、、

最近は、とてもよい方向に変わってきてるようですね。

投稿: とうやく  | 2004.08.03 22:20

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