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2004.10.13

橋本大二郎高知県知事が辞任 情報収集は独自に

 昨日本当に橋本大二郎高知県知事が辞任しました。午後6時まで知事として執務し、仕事を終えた後、県庁正面ロビーで大勢の職員に見送りを受け、花束を受け取り「さっそうと」車に乗り込み高知県庁を去りました。

 予定では高知県知事選挙は11月11日が公示、28日が投票になるそうです。国の[三位一体改革」による財政削減の圧力や高知県財政建て直しの厳しい環境のなかでの、昨年に引き続いての知事選挙となります。

 「まさか知事が辞めるとは思わざった。」と言うのが政治のプロ筋の声。有力政党である自民党も民主党も10日の幹部会などで、高知県知事選挙への対応が決定しませんでした。
 それだけ橋本知事の行動は、政治のプロと自認する人達の行動原理を超えたものなのでしょう。高知県議会は政治のプロと称する議員が多数を占めていますので、知事との対立は[エンドレス」になりがちであり、今回知事辞職の引き金となった「辞職勧告決議案」もその一つであったのでしょう。

 自らの政治資金疑惑については、橋本知事は10月末に県民に対して説明すると言っています。県民各位もまたプロと称する人達もその知事の見解を見てからどうされれるのか判断するのでしょう。

 歯科医師会から1億円の政治資金を献金されたとの疑惑があり、知事の実兄である橋本龍太郎氏が国会で証言することになっています。一部のメディアが橋本兄弟の1億円疑惑と面白おかしく記述していますが、性質も背景も全く異なるものです。

 なぜか辞職勧告直後の各党の幹部会の対応を地元紙は報道しませんでした。私は全国紙とインターネットで知りました。やはり情報は地元紙だけでなく、広汎に集めないと判断を誤ると思いました。

 地元紙だけでなく、全国紙も注目しています。スポーツ新聞もとりあげていますし、知事のblogである「だいちゃんぜよ」は全国民の注目の的になっています。
 高知県知事選挙がどのような陣立になり、どういう対立構造になるのか。また地元紙はどのように報道するのか。1県民として注視しなければならないと思います。

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