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2004.10.16

信なければ立たず

 高知県議会で辞職勧告決議案が可決され、知事は辞職し着々と選挙準備を進めているようだ。今月末には自らの政治資金疑惑についてをにいて文書で県民に説明すると言っていましたし。

 県議会はその説明を待たずして、辞職勧告決議案を提出したのである。「まさか本当に辞めるとは思わわざった。」というのは戦略のなさを露呈したようだ。県民の代表としてはお粗末と言わざるを得ない。

 一方昨年高知市長の任期を3年残して辞職し、県知事選挙に出馬し、落選した前高知市長はどうなっているのだろうか。知事が辞職し、選挙が確定したのであれば、真っ先に出馬表明をすると思われていたが。どうも今回はリングに上がりそうもない。

 一体どうなっているのかと思う。高知県を良くしたいという信念があるのなら、相手が誰であろうが挑戦するのが筋であろうに。今回出馬しなければ、県政のリーダーになる資格そのものがなくなることが理解できないのだろうか。

 政治家は高い倫理観と責任感でなるものだと思う。確かマックス・ウェーバーが言っていたように思えるが。「誰がやっても結果は同じ」ではないはず。信念や倫理観のないものがリーダーになってはいけないことは、私も支持したい。

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