電子公共掲示板のありかたについて
高知県総務部行政経営改革室が、昨年550万円の予算でこしらえた公共電子掲示板「ぷらっとこうち」があります。そのありかたについてコメントしました。
「なぜ実名投稿にこだわるのか」
理由は簡単ですね。本気でまちづくりをしようと思えば、当たり前のことです。
匿名に「必死」でこだわる人達が一部にいますが、今のぷらっとこうちのありかたではナンセンスですね。
なぜなら登録する場合、個人情報を事務局にさらしている訳です。事務局側はどこの誰だかすぐわかるわけです。
事務局がぷらっとこうちを見ている人に信用されていれば良いのですが、現状はどうもそうではないらしい。と思われるからですね。
現状は匿名であっても、事務局にはどこの誰だかわかることであって、完全な匿名発言ではありません。先日もある女性の人から、「ぷらっとこうちに登録してまで発言したくない。どこの誰だがわかるので、後でどんな仕打ちをされるかわからない」と言われました。
「仕打ち」など恐らくありえないとは思います。ただ「ぷらっとこうち」を見守っている県民にそうした「不信感」があることは間違いないと思います。それを払拭するのが事務局の仕事でしょう。
だから現実は、実名でも匿名でも、事務局にはどこのだれだかわかっているのだから同じことであると私は思います。匿名でも発言者が登録参加者数に比較して少ないのはそういう事情があるからだと思います。
匿名、匿名と必死で言われている人達が、実は事務局に近い人ばかりなのではないかと思いますね。彼らが言えば言うほど発言者は少なくなるでしょう。彼らの「実名ー匿名」議論のおかしさは、そういうところにあるのです。
そういう現状を踏まえ、まちづくりのために私は実名で発言をしています。別にわたしはなんの組織の裏づけもない、力のない1県民にすぎませんが。
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