教育制度を崩壊させ不平等社会の実現
義務教育費が3兆円程度削減するらしい。ついに政府は、国の基本である「教育」を放棄した。小泉首相は「米100表」の逸話をしながら、熱心さを強調したが単なるポーズだった。
随分昔の話だが、忘れもしない出来事があった。小学1年生の時だ。その年は勤評闘争とかで、小学校が週に1回閉鎖されていた。夏休みに転校した大阪の小学校。同じ教科書でも随分進んでいた。全然ついていけなかった。
そしたら担任の教諭が、放課後特別授業をしてくれた。私の場合引き算が苦手だった。わかるまで帰宅させてくれなかった。塾のない時代。そんな熱心な教諭がいたのだ。
政府の削減案なら教員の削減、学校の統廃合が進むだろう。出来ない生徒は学校へ来なくていい、出来る生徒は塾や家庭教師をつけなければ進学できない。そうしたいのだろう。
アメリカ型の不平等社会を実現させようというものだ。貧しいものを兵士にして、どんどん海外派兵するために、教育制度を崩壊させ、大量の職なしの青年をこしらえ、兵士にしたてようとしている。憲法改正なしの、軍事強化が教育現場から進んでいくのである。
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