NHK番組で感じたこと
昨日のNHK放送のプロジェクトXは印象に残る番組であった。道路の陥没探索装置を製造していた日本の中小企業が、国連機関の要請を受け、地雷探索装置作成の依頼をされたということであった。成功すれば素晴らしい国際貢献だが、無償でという条件。
従来の金属探査型の地雷除去装置では、釘やトタンなどの金属まで探知され、プラスチック製の地雷は探知出来ず、事故が相次いでいたという。地面に埋まる地雷をセンサーが感知し、瞬時に画像に表示、しかも5センチ大の地雷まで探知するものでなければならなかったという。
1中小企業には荷が重い。全社を挙げて取り組んだが、思い余って大手の情報関連企業の日本支社に相談。会社内部にも協力者がいて、取締会で承認され開発チームが発足した。呼びかけにより日本有数の企業が参加し、遂に地雷探査装置は完成。
カンボジアに埋まる1億個の地雷を撤去したという。素晴らしい話しであった。
軍事的な貢献以外に、日本がやらねばならないことはこういう「丸腰の国際貢献」であると思った。
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