記者座談会について
選挙や議会の後に新聞紙上で「記者座談会」なるものが掲載されている。地元紙の今朝の朝刊にも掲載されていました。
事情に詳しい知人によれば、「座談会の形式だが、実は政治部の1人の記者が書いている。」とのこと。各紙も似たりよったりとか。
だから当然、地元紙でも政治部記者の「感想」と、社説などを書く論説委員の「感想」は異なっているのは当然。今回は大きく異なっていたようだ。
政治部記者は、工科大学の学長専任問題や、副知事問題などで、知事側の「説明不足」を指摘している。しかし「自分勝手な感想記事」を書いておきながら、それはないことであろう。記者自身の自己矛盾を吐露しているにすぎないからである。
何度も申し上げるように、県民は地元紙だけからの情報で判断をすることは大変危険である。コストは多少かかるが、全国紙地方版や、個人のサイト、blogなどを観察し、比較し、そうした個人の「感想」をいくつか集めて、自分で判断すべきである。
先日もアメリカ3大ネットワークの看板キャスターが辞任した。それは彼の「誤報」を1市民がblogで指摘したことからだ。注意深くテレビでその理由を検索したが、全く報道されなかった。「情報」とはそういうものである。
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コメント
地元ネタは全国紙で、全国ネタは取材力のある(共同、時事に頼り過ぎない)地方紙で、としばしば言われます。
名言であると思います。
投稿: takeyan | 2005.09.06 13:09