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2005.03.22

マスメディアは真実の一部しか伝えない


 当たり前のことであるが、意外に皆、情報の収集には無頓着である。多忙さにかまけて自分の健康や精神状態をかえりみない経営者やビジネスマンと同様の現象。
高知においても、地域独占の地方新聞だけを読んでいたら、政治部記者の「掛け合い茶番」にはまってしまう。全国紙の地方版や、インターネットでの情報、blogでの情報を収集しないと「偏って」しまう。

 フジVSライブドアの争いで滑稽だったのは、フジテレビ側が「放送の公共性」を盛んに発言していたことだ。フジテレビにあったのだろうか?
 そもそも小泉純一郎氏を首相に仕立て上げたのはフジテレビの功績ではないのか。「テレビ写り」だけで指導者を選んだ日本国民もそろそろその欺瞞に気がつき出したのである。

 最近アメリカの大手メディアの看板キャスターが降板した。先日TBSのブロードキャスターを見ていたが、降板した事実のみを短く伝え、なぜ辞めたのかを伝えなかった。

 原因はblogによって市民が彼の報道の誤りを指摘し、BLOGによる広まりをマスメディアの経営者が恐れた結果である。TBSが報道しなかったのはそのことがわかっていたからであろう。

 ただ日本のblogは個人の日誌や、趣味のお披露目で主に公開されている。ニフティやライブドアのblog提供者のサービス側もその程度の認識であることは間違いない。
 しかしこのblogを安価で、大量の受発信ができる「市民のメディア」として活用することを皆が意識すれば、社会が変わると確信する。

 その変革の兆しはもうそこまで来ている。

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