暗雲たちこめる敗戦
昨日はワールドカップドイツ大会アジア最終予選で、日本はイランに1対2で敗戦。星勘定からすると「まだまだ」だが、「引き分け狙い」が目算どうりにいかなかったので、影響は大きい。
試合を見ていると、守備と中盤は日本は頑張っていた。特に中村選手は悪質なファイルを受けていた。その間に、中田や小野、福西らが攻めに上がり前線にパス供給をしていた。
しかし今回は「つぶれ役」の鈴木の欠場が大きい。彼は相手守備を背中に受け、常に強引な突破で相手守備を混乱させ、敵ゴール近くでファイルを誘っていた。またファアルしなければ相手方が止められない嫌なフォワードであった。
イラン戦のフォワードは先発は高原と玉田。この2人が今回の敗戦の大きな原因だろう。高原はせっかく中盤からのボールをキープが全然出来ないのだ。ヘッドではことごとく競り負けている。足元のボールは奪われる。玉田は肝心なゴール前で滑って転んでいたし。
後半、玉田に代わり柳沢が入り、リズムが良くなり、福西の同点ゴールを呼び込んだ。しかしやはりその時点で高原を大黒に変えるべきだっただろう。9分後に決勝点を奪われた。
今回は鈴木が貴重な選手であったことが判明したようだ。イランは守備も中盤も日本より劣っていたが泥臭い守りに徹していた。何よりトップのフォワードのキープ力が優れていた。その差が勝敗を決めたようだ。
30日はバーレーン戦。鈴木の復帰が待ち望まれる。今後は小野が試合に出れないのが日本は痛い。大変な試合になるだろう。
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