惜敗で満足するな
ワールドユースの「オランダVS日本」。前半はオランダの圧勝。後半は日本の勝ち。2対1のスコアの差はボールキープ率と、決定力の差である。
FWのカレンロバート。なぜあの至近距離から枠へボールが打てないのか。プロならば同点にして地元の観客を凍らせることぐらいはしなければならない。
前半は昨年のオリンピックの対パラグアイ戦やイタリヤ戦を見る思い。やはりこの世代U-17に出ていないので「ひ弱な」感じはした。
後半はオランダは前半のハイピッチがたたりスローダウン。中盤での日本のプレスが効き始め、パスがつながり決定機が来る。水野から平山のクロス。平山が相手DFに競り勝ちゴール。
これでオランダは慌てた。決定的なのは至近距離でのカレン・ロバート。どうして外れるのかというシュート。森本のシュートも相手を脅かした。守備はオランダは上手くない。
もっと高い位置で押し込み、平の頭にあわせて森本が走りこめばオランダには勝てる。
オランダ7番の左サイドと11番は要注意。その前にパスの出所を押さえれば勝てる相手ではある。
1999年のナイジェリア大会でも日本は確か、初戦のガーナには負けている。その後記憶は確かではないが、アメリカ、イングランド、メキシコ、ウルグアイを撃破し決勝へ進んでいた。今回のW杯予選と同じく小野伸二が累積警告で欠場、4対0で惨敗した。
問題は次である。あとの2試合は勝たなければ意味がない。
フル代表同様立ち上がりが悪い日本のサッカー。でも今回は平山がいる。平山はオランダに負けなかった。徹底して平山をポストプレーで使い、99年の永井や本山のようなドリブラーが絡むと日本は相手に勝つだろうと思う。世界を目指すなら惜敗で満足するな。
「キャプテン翼」は地元開催であったが、ワールドユースで日本は優勝している。優勝すればジーコ監督も来年のW杯にユース世代を抜擢するだろうし。そうならないと面白くはない。
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