小倉昌男氏の逝去を悼む
「クロネコヤマトの宅急便」の創案者の小倉昌男さんが、逝去された。享年80歳とか。
宅急便の創設は1976年。ちょうど学生時代の頃だった。
わたしは1973年に東京の私大に進学したが、田舎の実家から下宿へ荷物を送るのに苦労した思い出がある。当時は小口荷物は国鉄と郵便局しか扱っていなかった。
昼休みの時間帯は荷物は扱ってくれず、駅員が弁当を食べるまで待てねばならなかった。郵便小包も紐を2箇所ずつ縛り、荷札を2箇所つけねばならなかった。手間隙がかかったが、配達区域外が多くあり、駅留めも珍しくなく、布団などを駅へ近所の店でリヤカーを借りて取りに行った記憶がある。
時間の余裕のある学生であったからそれでも良かったが、4年になり関西に企業に就職が決まり、荷物を送付する時は宅急便の世話になった。それは便利、電話1本で下宿まで取り来てくれる。なんと便利になったと感激した思い出がある。
最近会社でクロネコヤマトの「コレクトサービス」や、「ペイメントサービス」を活用し、通信販売もしている。これも品物の配送と代金の回収をしてくれる仕組みである。
最近は社業から引退され「スワンべーカリー」という障害者雇用支援のベーカリーもこしらえて活動もされ、多大な実績をあげられていました。
あくまで「顧客志向」の運送屋をめざした小倉昌男さん。ご冥福をお祈りしたい。
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