イラクの派兵延長に反対します
政府はイラクへの自衛隊の派遣をまたも延長しました。
一体何のために自衛隊はイラクに駐留しているのでしょうか?サマワの状況は緊迫しており、駐屯地からは市街へ出れないと報道されています。
国連機関もイラクには常駐できない状態ではありませんか。
イラクに国連からの要望もなしに自衛隊を派兵した外交的な意義はあったのでしょうか?アメリカ、イギリスとは親密度は増したでしょう。しかし派兵していない中国やロシアとの外交関係は冷却しています。朝鮮半島情勢を協議する6カ国協議でも日本は外交的に孤立しています。
韓国も3分の1の部隊は撤収するとか。昨年の高知県知事選挙のおりに、自民党の武部幹事長と、公明党の冬芝幹事長が支援候補の応援に来ました。その足でイラクへ迎い、「戦地視察」をしたうえで、1年間の駐留延長を決めました。それからもう9ヶ月経過したのですね。
今回も「なし崩し」的にイラクへの派兵を延長しようとしています。私は反対します。日本は外交的に派兵延長で得られることよりも、失うほうが大きいと考えるからですね。
敗戦国でありながら経済大国になり、イラク・イラン戦争の時も双方の国と対話できるのは日本でした。中東地域の人たちは総じて親日的と聞いていますが、自衛隊の駐留延長で1日1日とその親日感情が壊れていくのが心配です。
国連の常任理事国入りも肝心の米国までが協力的ではありませんでした。なんのためにイラクに派兵したのかわかりません。すぐに撤退すべきでしょう。そして国連で復興支援の体制ができましたら、自衛隊ではなく、国づくりには民間企業が駐在し、イラク現地の人たちと国づくりに汗を流すべきでしょう。
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