アスベスト被害対策を急げ
いまや社会問題となったアスベスト。あまりに身近に使われていますので、事態は深刻です。放射能やダイオキシンより身近で深刻な物質であると思います。
1987年に建築した私の家でも、屋根材にアスベストが使用されています。先日どうかなと思い設計図面を見ますとそう表記されていました。写真右上の屋根の部分です。隣の倉庫は1979年に建築しましたが、図面など残ってはいませんが石綿スレート板ではないでしょうか?
当時は石綿入り瓦軽くて丈夫な新素材の瓦として評価が高く、クボタのカラーベストや、松下電工のコロニアルなどがそうでした。現在の素材は石綿は使用されてはいませんが、当時は使用されていたのです。阪神大震災の後も、家屋に負担をかけないということで、むしろ使用が増えたようにも聞いています。
先日もテレビで報道されていましたが、昨年新潟中越地震で半壊した民家もアスベストが使用されており、解体費用が300万円で、更にアスベスト処理費用が200万円かかるとのことでした。今のところ国にも県にも助成措置がなく、「規制はすれど処理は個人負担」というのが現実です。
「国民の命と財産を守る」のが政府と自治体の存在理由です。1日も早く緊急立法でアスベスト対策を急いでいただきたいものです。
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コメント
セカンドブログのTBも貼らせて頂きました。
「人と!暮らしと!住宅と!」
http://blog.livedoor.jp/wagaya02/
手作り建築の一連が見られます。
決して高額な建物では有りませんが、建売やプレカット工法とは異なる、在来軸組工法の良さが少しでも理解頂けましたら・・・。
投稿: 西やん | 2005.10.21 06:08
西やんさん専門的なコメントありがとうございました。あのテレビでびくつきました。
少しだけ安心しました。
投稿: けんちゃん | 2005.10.20 16:55
>先日もテレビで・・・民家もアスベストが・・・解体費用が300万円で、更にアスベスト処理費用が200万円かかる・・・。
この報道には、やや疑問を感じます。
TV報道一流の過剰報道では・・?
吹きつけは除き、アスベスト含有建材の大半は非飛散性で安定型(一般的)最終処分場への埋め立てが認められています。
昨日も、関東の解体業者と連絡を取りましたが、まだ非飛散性の引き取りには支障は出ていないとの事。
中越での廃棄物引き取り費用の問題は、最終処分場のキャパの問題から便乗値上げと思われます。
TV報道の事実認識の無さには・・・。
投稿: 西やん | 2005.10.20 09:33