市民参加の梯子段
最近は、「自助」「共助」「公助」などの言葉を災害救助体制にひっかけて行政側がよく利用しますね。時折「話の話」「まちづくりごっこ」の好きなNPOの会合で聞いたりします。私には「?」でありますね。よく「ワークショップ」が開催され、それ自身が「自己目的化」しているNPOなどもありますね。あくまで「手法」であり、目的ではありません。
むしろ市民参加の段階を考えるべきで、市民自治が最上位。しかし現状は殆どが、「形式的機会増大」か「不満そらし(セラピー)」の段階が多いですね。
高知市に「特定市民」という聞きなれない「声の大きな市民」がいると言われています。かれらが跋扈するのは、市民参加と情報公開が正しくされていないからですね。結局市民参加のふりをしてすべて行政側がコントロールしようとするから、つけ込まれるのですね。
「構造改革」や「民間の活用」は叫んでいても、市民参加や地方への権力の移譲は絶対に言わない今の政府であることを忘れてはいけないと思いますね。実に国家主義的な傾向をむき出しにしていることを国民は注視すべきでしょう。
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