歴史の宝庫の新堀川周辺
改めて新堀川周辺を歩いて見ますと、歴史的な意味合いが良くわかりますね。昔は水上交通が主要な交通手段であった時代もありましたから当然でしょう。
度重なる水害のせいもあるでしょうが、従来の高知市の都市政策は中小河川を埋め立て、公用の土地をこしらえるというものでした。新堀川も蓋をされ、駐車場になっていますし、今度は自動車道路に埋め立てられようとしています。
窓を締め切り車では5分も通過してしまう自動車道路に100億円も県は費やすそうです。しかし歩きますと中江兆民に史跡や、儒学者岡本寧浦(ねいほ)の史跡もひっそりとありました。武市半平太や坂本龍馬にも大きな影響を与えた人です。
すく近くの土佐橋付近には河田小竜のゆかりの地もあるようでした。
来年の大河ドラマで観光振興をと赤字覚悟で「見世物小屋」を県と市はこしらえるそうですが、足元の歴史的資源を見直して活用する方が賢明ではないでしょうか?
新堀川は、ビオトープという価値だけではなく、歴史の宝庫という価値まであるのですから。
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コメント
丸ノ内緑地には、北見市との友好都市記念樹のおんこの松が2本、ライオンズクラブの日時計などが並んでいた。
基本的には旧文化庁の管理下にもあり、構築物は石碑に至迄規制をされているが、この度の「功名が辻」関連パビリオンは一時的建築物として許可されたものだろう。
緑地に植わっていた樹木への影響が心配だ。
投稿: げしたかゆき | 2006.01.06 00:41
ありがとうございます.丸の内緑地ですね.なるほど,そういう計画だったのですか.
一時的なイベントや,観光客目当てのさもしい展示館では,街は起きません.同じ失敗を何度繰り返せば判るんでしょうね.パブロフの犬より学習能力が低いんでしょうか.
投稿: Ladybird | 2005.11.17 01:53
ありがとうございます.丸の内緑地ですね.なるほど,そういう計画だったのですか.
一時的なイベントや,観光客目当てのさもしい展示館では,街は起きません.同じ失敗を何度繰り返せば判るんでしょうね.パブロフの犬より学習能力が低いんでしょうか.
投稿: Ladybird | 2005.11.17 01:52
LAdybirdさんこんちには。大河ドラマを記念して丸の内緑地でミニ「博覧会」を開催するらしいです。その展示館のこと。すでに工事は始まっていますね。
樹木も一部伐採するとか。少し狂っているとしか思えません。しかも2億円の持ち出しになるそうです。
投稿: けんちゃん | 2005.11.16 17:51
県と市がこしらえる「見せ物小屋」って何のことですか? 教えてください.
投稿: Ladybird | 2005.11.16 17:25
儒学者岡本寧浦(ねいほ)は山口県の松下村塾の吉田松陰と匹敵する役割をこの新堀塾で果たしたものです。
その新堀を埋め立てるなどとはなんと罰当たりな事でしょう。
工事の即刻中断を訴えます。
投稿: げしたかゆき | 2005.10.31 21:43