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2005.11.16

新堀川からまちを見直そう

最近高知県知事と、高知市長が空洞化する高知市中心街商店街を活性化する話し合いをしたらしい。はっきり言いましょう。実行力のない「話の話し」をいくら県と市のトップがしたところで無駄な話です。
 財政的に余裕がないという高知県は、ビオトープであり、歴史的な資源、まさに江戸時代「町民力」で掘られた新堀川を100億円もかけて埋め、自動車道路をこしらえています。

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 高知市は土佐橋付近をはりまや橋商店街への高架歩道橋計画(25億円)を放棄していません。どちらも費用対効果はゼロで、やるべき公共性の乏しい事業であります。即刻中止すべきですね。県と市のトップ会談であるならば、このような無駄な公共事業は中止すればニュースにぐらいはなったでしょう。担当者レベル、担当部署レベルで出来ないことをするのが市民から選ばれた政治家の義務だと私は思いますが・・・

 来年の大河ドラマ「功名が辻」に関連して、2億円で「見世物小屋」をこしらえる構想にもたまげました。赤字覚悟だそうです。なぜ足元の資源を振り返らないのでしょうか?
 新堀川、はりまや橋商店街サロン。お金はかけずとも歴史と伝統があります。それを紡ぐことで高知市中心街は「再生」できるのです。

 馬鹿馬鹿しい公共事業はやめる。それを県と市は協議すべきでしょう。
韓国は高速道路を引き剥がし、清渓川(チョンゲチョン)を復元しました。その見識と実行力には敬服します。

ソウルの親水空間「清渓川復元事業」と新堀川

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韓国の市民の見識の高さに敬服するとともに、高知の民度の低さを反省しなければなりませんね。

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コメント

 11月10日の朝日新聞(高知版)によると,高知駅北側の商店街の人たちは,ずいぶん当てがはずれたようです.駅ビルにテナントを入れ,量販店を誘致し,駅と京町帯屋町すじを結ぶ人の流れを作る.もちろん駅の北側の商店街にも人が流れてくる...
 今となっては結局,橋本県政と松尾市政が結託して示した夢物語.今や全く時代に適合しない計画となりました.
 そして,こんどは橋本さんは女子大や図書館を駅の近くに移すと言い出しました.市のほうは「寝耳に水」だそうです. 物事がうまく行かなくなると,仲間割れも起るでしょう.
 新堀川にフタをして道路を通す事業は,この,すでに失敗であったことが判明した計画の一部なのです.もはや見通しも何もありません.「計画決定」をした事業だから実行するだけ,という無謀なものです.上記の事情から言って,見直しが当然求められる計画といえます.

投稿: Ladybird | 2005.11.16 17:45

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