県・市当局は清渓川(チョンゲチョン)復元事業を見習え
足元の資源を踏みつけながら、新たな大河ドラマや坂本龍馬1本やりで観光客を誘致する。全国の「笑いもの」になりますね。高知は。
歴史を大事にして、うまく復元することは都市再開発の常識。ニューヨークのピア17やフルトンマーケットは古い建物と街路とうまく活用しています。ボルティモアは古い火力発電所に見立て建物を復元し、すぐ近くの帆船を繋いでいます。
ウォーターフロント再開発の見本ですね。親水空間がいかに人々に癒しを集めまた集客する事例をいくつか私も見てきました。最近の韓国ソウル市の清渓川(チョンゲチョン)復元事業はそうです。高速道路を引き剥がし、川を市内中心部に復元したのです。
その見識の高さに比べ、高知県と高知市のやることはなんでしょうか?足元の資源を振り返らずに何をしようとしているのでしょうか?昨日もとりあげましたが、写真を見るだけで、高知は民度が低いとつくづく思いました。
石原都知事もちゃんとお江戸日本橋を復元してから韓国に文句を言ってもらいたい。やるべきことをしないリーダーは日本人の恥です。
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コメント
Ladybirdさんコメントありがとうございました。そのとうりですが、長年「予算消化型」のお仕事に慣れ親しんできた役所は急に発想の転換は出来ないでしょう。
足元の歴史を検索する方が得られるものは遥かに大きいことだと思います。
投稿: けんちゃん | 2005.11.18 15:31
「旅をすれば自分のサイズがわかる」と言った人がいます.同じ観光旅行をしても,サイズの大きな人は旅から多くを得ることができます.
多くを得るためには思い入れも大切です.石碑の前に立ち想像をめぐらせて,かつてそこに往来した人の姿を思い浮かべることができたら,はるばるその場所に来た甲斐もあろうというものです.昔,高知を訪れた司馬遼太郎さんは,道行く人々に竜馬の末裔の姿を見たことでしょう.
長くなるので結論だけ言います.観光客が真に求めているものは:
1,そこに「実物」「本物」があること.
2,現地人や他の観光客との出会い,交流.
の2点に集約されると思います.
観光客目当てに新設された建物や展示などは,最も感銘を与えることの少ないものです.
投稿: Ladybird | 2005.11.17 16:14