高遠菜穂子さん講演会へ行きました。
高知の若者グループwind of peaceが主催する高遠菜穂子さん講演会へ行きました。会場の県民文化ホールは1500人収容の大ホール。それでも8割がた埋まっていました。900人程度は来ていました。
高遠菜穂子さんといえば、昨年イラクでのボランティア支援活動に向かう途中で、現地の武装グループに拘束され、釈放されました。日本の品性のない人達が「自己責任」などの書き込みを電子掲示板などに行って精神的に参っておられました。
無責任で品性のない人達の書き込み一時はどうなるかと思われましたが、講演を聴いた限りは立ち直られたようですね。今日は北海道から高知へ入り、そして明日は大阪へ行くとか。大変ご多忙なようです。
ですから講演の最初に「昨年は日本の多くの皆様にご迷惑をお掛けしました。」とのお詫びの言葉から話されました。「3ヶ月間睡眠薬と、精神安定剤を服用し外出をしない生活をしていましたが、このままでは駄目になると母がわたしの背中を押してくれました。」とのことでした。
最近は回復され、かなり精力的に講演活動をされているようです。その様子はblogでもうかがい知ることができます。
「最近はイラクについて報道されません。でもされないのは米軍が戦闘地域へのジャーナリストの立ち入りを認めず、フィルムも携帯電話もカメラもすべて没収するからです。わたしの友人達が命がけで撮影した映像を見てください。」とDVDを会場で見せていただきました。
腐乱した死体。ウジが沸いた死体。多くの子ども達の遺体などが撮影していました。「米軍はテロリストとは言いますが、殆どの人たちは銃火器を持たず殺害されているのです。」との高遠さんの説明にはなんとも言葉がありませんでした。
命がけで撮影されたであろうフィルムは、米軍の攻撃で逃げ惑うイラクの人達の目線です。多くの家屋が破壊され、人々が傷ついていく様子が淡々と撮影されていました。
またロビーでは写真展等も行われていました。
。26日は「安田純平さん講演会」もありますすので、こちらへも聞きにいきましょう。
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