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2006.01.18

まちづくりごっこから市民参加へ

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 地方政治の動向を無視した住民ワークショップなど無益。「まちづくり・ごっこ」に過ぎません。えてしてNPOマニアの集まるフォーラムなどは、この種の錯覚に囚われ陶酔している人達が多いようです。現実は何も変りませんね。

 以前このblogでも「住民参加の梯子段」についてコメントしました。今年のimidas2006の598ページに「市民力」という項目で掲載されています。

 アメリカの社会学者 S・アーンスタインは住民参加・参画の形態を、
1)あやつり、2)セラピー、3)お知らせ、4)意見聴取、5)懐柔、6)パートナーシップ、7)住民への権限委譲、8)住民自治の8段階にわけた。

 このうち6)~8)の段階が、意思決定過程への関与を保障する真の意味での市民参加である。そのためには多少のエゴを抑えてでも自分達で物事を決め(自律)、みんなで相談して解決にあたる(連帯)市民意識の醸成が不可欠である。」(imidas2006 598頁 「市民力」)

 この梯子段、1990年ごろ岩波新書で知りました。
 でも説得力があります。今の高知の住民参加のありかたは、4)段階程度です。
 県庁あたりがしきりに「住民とのパートナーシップ」と言ってはいますが、実態は言葉の1人歩きであり、5)の懐柔の段階です。
 
 ですのでいくらワークショックをしたところで、それは「まちづくり・ごっこ」に過ぎません。

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コメント

かなり前にこういう記事を書かれていたのですね。
ごっこは楽しいでしょうが、それでは前に進まない。ごっこで終わってはもったいない。それに陥らないよう気をつけていかなければならないみたいです。

投稿: やっしー | 2007.12.22 16:46

「ごっこ」から「市民参加」へ…すと~んと心の中に落ちてくるフレーズです。そうです。ごっこから少しでもステップを進めるために、この私も決断した次第です。応援メッセージ、本当にありがとうございます。

投稿: kamechan | 2006.01.18 17:46

 役所が絡むとそうなりがちですね。最低限なにを求めるかでしょう。「ないものねだり」をしてもしかたがありませんので。

投稿: けんちゃん | 2006.01.18 10:21

浜松市のユニバーサルデザイン市民リーダー塾に先日参加しました。
浜松駅前のアクト通りは、市民が参加して、文化芸術大学の教授を交え、ワークショップ型式で取り組んだそうですが、最終的には予算がものをいう世界で、原案がカット、カット、カットされて今の通りになったようです。

投稿: くりりん | 2006.01.18 09:22

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10(四万十通信)133 『木の産業づくりと森の再生プラン』への意見       [続きを読む]

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