高知市政は立ち直れるのか?
結論から申し上げますと難しいのではないかと思います。市議会の責任も重大です。執行部と「仲良しクラブ」では市民の信用を得ることは到底出来ません。
市議会がチェックできない公金の取り扱いが多くあり、部署部署の裁量に任されているとあっては調査することは市議会でも無理であることは理解できます。
では再発防止策はあるのでしょうか?それは徹底した「情報公開」でしょう。それが足りなかったのです。具体的には各部署で課長以上の管理職の行動日誌を毎日インターネットで公開することです。どこで誰に会い、何をしたのか。市民がいつでも閲覧できるようにすべきでしょう。
次に市民の疑問にはすべて回答する姿勢と体制が必要です。従来行政職員の傾向は「聞かれたことにしか答えない。」「声の大きな人達にのみ答えを教える」という不作為行為をおこなって来ました。これでは市民の市役所への不信はぬぐえません。
市議会のチェックを受けない部署の公金の帳簿をすべて情報公開すべきです。そして使い込みをした職員は懲戒解雇処分すべきです。使途不明金はすべて没収。説明できない公金使用先については不正とみなし、担当管理職を処分すべきでしょう。
そこまでして始めて市民の信頼が得られると思います。何も特別のことではありません。「原則情報公開」するだけですので。市民の市政への参画意識と市民自治の精神が必要になります、もはや市役所に「自浄作用」がないことが明確になりました。市議会も市長与党化で機能しておりませんので。
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コメント
今日の日本経済新聞に出ていましたが、北海道のニセコ町の情報公開は参考になりそうですね。
市民が欲しい情報は1分で出てくるそうです。住所氏名など記入する必要もないとか。要はトップのやる気です。
一方で国も含め行政は「証拠」を残したがらないようで情報公開に及び腰です。これでは民意は反映されませんね。
投稿: けんちゃん | 2006.01.31 13:42
追伸
昨日、市長の知人と会っていましたが、土佐橋高架遊歩道がまた持ち上がったねと言う質問に
「何を急いでいるのか・・?あいつ最近変?」
と言っていました。
投稿: 西やん | 2006.01.31 09:40
どうでしょうかね?
市政や県政の、特に議運と言う・・、何故 円滑に運営しなければ成らないのかが理解に苦しみますし、台本を読み上げる議会質問と答弁にも何の意味が有るのかが判りませんが、形骸化してしまった議会制民主主義の問題が有るのではと感じます。
また情報公開に付きましても、個人情報保護法問題と絡み、墨塗り行動報告では意味を成さないのではと考えますが・・・?
けんちゃんの言う風通しの言い行政には、まだまだ先が・・・・。
投稿: 西やん | 2006.01.31 09:37