« 高知市政は立ち直れるのか? | トップページ | 米国産牛肉は誰が食べるのか? »

2006.02.01

高値受注の防衛関係工事

 防衛施設庁発注工事をめぐる談合事件で、施設庁が04年に発注した建設・土木工事でも官製談合が行われていた疑いが強いことが、関係者の話で新たに判明しました。日本の超大手ゼネコンが談合に関与している疑いがあるそうです。
 そのゼネコンの「天下り」した防衛施設庁の元幹部職員が談合を指揮していたそうです。根は深いと思いますね。

 防衛関係の産業については、以前友人がこう話していました。「地元の農機具会社で5000円で販売される部品が、防衛関係だと5万円で購入してくれるから企業にはたまらない。」とか。基本的に「値切らない」そうです。これは企業には「良いお話」ですね。

 全国的に公共土木工事が減少しているなかでは、防衛関係の公共工事は、美味しい話なのでしょう。内部の情報を入手でき、高値安定受注できたら御の字ですね。それに防衛庁は「防衛省」に昇格することになっており、ますます規模が拡大します。

 国際貢献活動で自衛隊はどんどん海外へも展開しますし、備品や設備関係の需要は他の行政機関が縮小するなかでは突出しています。
 しかし忘れてはいけないのは、この談合。すべて国民の税金をないがしろにしている事ですね。ホリエモンの事件よりはこの談合事件のほうが深刻なのではないでしょうか。

zieitai

|

« 高知市政は立ち直れるのか? | トップページ | 米国産牛肉は誰が食べるのか? »

コメント

無名さんコメントありがとうございます。値切らないのですか?そんな得意先はうちにはありません。それで儲からないのですね。
 談合するのは仲立ち人のコストも必要です。それが防衛関係では回収できるのですから、よほど利益があるようですね。

投稿: けんちゃん | 2006.02.01 10:42

おはようございます。

>基本的に「値切らない」そうです

 これは、企業もウハウハですね。

投稿: 無名 | 2006.02.01 08:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高値受注の防衛関係工事:

« 高知市政は立ち直れるのか? | トップページ | 米国産牛肉は誰が食べるのか? »