« 高値受注の防衛関係工事 | トップページ | 人生の三位一体説? »

2006.02.02

米国産牛肉は誰が食べるのか?

 ずさんな米国の検査体制にも驚く限りですが、閣議決定で事前調査することも怠っていた政府の対応も「国民の健康より、米国の機嫌取りをした。」という対米卑屈外交と批判されても仕方はないですね。

 迷惑なのは輸入業者や食品関係業者。輸入した米国産牛肉は使用できませんし、廃棄されるのでしょうが、この責任は誰にあるのでしょうか?アメリカが否を認めているのであれば、全額米国に補償させるべきでしょうに。

 アメリカ農務省の幹部は「日本の自動車でブレーキに欠陥があったことで、全ての日本車の輸入を止めたりはしない。」「日本側の言う全頭検査は科学的根拠がなく無意味。今度はきちんとやるから日本側が応える番。」などと堂々と開き直っています。

 以前にも述べましたが私は「米国産牛肉は食べません。」。主食でありませんし、必死になる必要がありません。ただ困るのは加工食品や薬の原料として使用されますと防ぎようがありません。

 献血では徹底したBSE対策を打ち出した厚生労働省。アメリカに追随するのか、国民の健康を守るのか。それが小泉内閣に問われます。郵政民営化、BSE問題、沖縄普天間基地問題、イラク派兵と一貫して親米外交だけをしてきました。韓国と中国とは感情的に対立し。本当にこの内閣は国益を守れるのか極めて疑問です。

 マッド・アマノさんの「作品」がますます説得力があるのではないか。と最近の政府の「迷走」ぶりを観察していますと思いますね。

mad-amano

|

« 高値受注の防衛関係工事 | トップページ | 人生の三位一体説? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 米国産牛肉は誰が食べるのか?:

» 米国産牛肉 [七五白書 (しらけないために)]
 米国産牛肉輸入再開からわずか1カ月で再停止したことにつきまして、小泉首相は「責められるべきは米国側だ」と繰り返し、中川農相は「日本側に行政としての問題点はない」と強調していました。  しかし、昨年12月の輸入再開決定をめぐって日本政府の対応にも、輸入再開前に行うとしていた現地調査を政府は実施していなかったという、重大な手落ちがあったことが明らかになりました 『日本政府は輸入再開を決めた翌日、米国に調査団... [続きを読む]

受信: 2006.02.02 18:18

» 食品の安全 牛肉・ミートボール・明太子 [王様の耳はロバの耳]
牛肉・ミートボール・明太子 と三題話のようになったが「週刊ポスト」2月10日号がレポートしている要注意食品名だ その1 牛肉は米産牛肉の事 成田検疫所の働きで危険部位つき牛肉が輸入される事が辛うじて防がれた しかし輸入以前に現地調査するとの閣議決定が無視され中川農水相の責任問題が煙を立てている よく考えると事前に調査するとして何を調査しようとしたのか?何を調査しようとするのであろうか? {/... [続きを読む]

受信: 2006.02.03 10:20

« 高値受注の防衛関係工事 | トップページ | 人生の三位一体説? »