融通無碍(ゆうずうむげ)の読後感
3月2日の橋本大二郎さんの「自伝出版記念パーティ」で本を土産にもらってきまして、仕事の合間に昨日は読みました。簡潔な文章で読みやすいと思いました。
「渦中の当事者」であるために「客観性」というよりは、県政のトップリーダーの私見であり告白であっても歴史的資料としては貴重な文献にはなると思いますね。
あとがきの中で橋本大二郎氏は「県民がもう少し一体感をもてないものかと思う。この本の中でも、内向きとか、外向きとかいった表現を何度か使ったが、1人ひとりの県民が内にこもったものの見方を捨てて、もっと外に目を向けて考え行動することが大切だ。そうなれば、高知県はもっと元気で強い県になれるに違いない。」
(融通無碍 橋本大二郎自伝 ㈱ノブレスオブリージュ刊 1680円)
出直し知事選挙のおりに、相手陣営から(相手候補者自身ではなく支援の政治家の皆さん方)から、聞くに堪えない誹謗中傷が支援者集会で語られていました。
県民世論に大きな影響力を持つ、高知新聞政治部の記事も「極めて恣意的な記事」を連続掲載していました。
それゆえ当事者の本音を知るためには、良い資料であると思います。一読をお薦めしますね。
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