落雷の予見は当然です
3月13日最高裁は「サッカー落雷事故訴訟 学校側に予見義務」ということで、
一審と二審の判決を破棄し、高裁に差し戻し判決をしました。
判決文は当然。落雷は予見できます。屋外活動をする者はしなければいけません。それほど危険な自然災害だからです。
私は海でヨットで遊んでいます。春先は気象の変化が激しく、局地気象は
読めません。怖いのは雷です。遠雷がありましたら、もう海でのセーリングは
中止します。
寒冷前線の通過前後が多く、突風が吹き海は大荒れにもなりますし。ヨットの
海難事故は春先が一番多いのですから。山も同じでしょう。最大の注意を気象に払うと思いますね。
ゴルフなどでも雷が鳴れば、プレーを中止し、ところどころにある避難所へ
駆け込むようにしてあるはずです。屋外で運動するサッカーや野球の指導者も
気象の知識は必要であると思いますね。予見しながら指導する義務が指導者は
あると思いますね。
そのあたりの屋外スポーツ指導者(野球やサッカーなど)の感覚の鈍さが気になります。
私は1988年に岡村寛男さんと一緒に高知県最大の野外コンサートを春野運動公園で開催したことがありました。
1988年のふりーじゃきにTOSAビック・ロックフェスティバル
コンサート前日。準備作業をしていたしていましたら大雨になりました。
凄い雨で幡多は大雨洪水警報でした。準備作業中に高知南警察署から電話が
ありました。「八田の沈下橋付近で落雷があり2人死亡しました。春野の陸上
競技場でも落雷がありましたね。」と言います。
私は「それって明日のコンサートを中止せよということなのでしょうか?
そうであれば警察が中止勧告を出してください。」と言いました。
160万円を保険会社に支払い、掛捨ての「イベント中止保険」へも入って
いましたし。払いの戻しが可能で、主催者のリスクはなくなるからです。
「それは出せません。あくまで情報を提供をしているだけですので」との
ことでした。恐らく電話でのやりとりは録音されていたはずです。
コンサート当日に落雷があり観客が負傷や死亡する事態になれば、私は
恐らく逮捕され、刑事責任を追及されたと思います。
そこで仕事で巡視していましたので、四国電力に協力していただきました。
電力施設は送電鉄塔が四国に1万、変電施設は数百あります。毎日どこかで雷が
発生し落ちたりしているはずです。施設が避雷針だらけですし・・。、
社会には公開はされてはいませんが、雷雲情報があるはずと思いました。
「人命の問題ですから」とお願いし、特別に雷雲情報を知らせていただき、
対応の参考にさせていただきました。翌年の89年の夜須町でのヨット教室でも
雷雲情報は開催の有無で役に立ちました。(当時の記録です)
イベントの開催でも情報を必死で検索します。そして安全策をこうじます。
ましてスポーツ指導者であれば当たり前のことでしょう。
今後の判決は予断を許しませんが、スポーツ関係者は注目していただきたいと思いますね。
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