地域に不可欠な共同店
沖縄には「共同店」があるとのこと。JTA(日本トランスオーシャン航空)の機内雑誌でレポートされていました。
物のない時代は、村人が出資し、共同購入し、共同購買して地域の商いを行いました。その共同店舗の役割はそれだけではありません。
電灯のない時代は利益から電気を引っ張り、道路を直したり、子弟の高等教育の奨学資金を工面したり、単なる商業の共同購買だけではなく地域の経済、社会。文化になくてはならない店舗だったようです。地域の交流施設でもあります。
しかし近年は人口の高齢化、過疎化、人口減。郊外型の量販店の影響で経営は危機になっていると言います。全国各地の地方の商業店舗と同じ傾向になっているようです。
でもこの人的モデルのやりかたが、同様に過疎高齢化で悩む東北地方にも伝播し、設立されたと言います。そして両者は交流しています。ここに新しい可能性を見ることができますね。
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コメント
マキシさんコメントありがとうございました。
私も少なからず沖縄には縁がある人間ですが、実際に「共同店」のある場所へは行ったことはありません。
沖縄出身の家内も知らないとのこと。でも地域で大きな役目を担っているのだとマキシさんのブログで確認させていただきました。
投稿: けんちゃん | 2006.09.30 18:48
JTAの記事と現代農業の記事は、同じ結城登美雄先生が書かれたものです。
いつもいい文章書かれますね。
季刊カラカラという雑誌に共同売店紹介コラムを連載しています。
もうすぐ別冊で共同売店ガイドも出ます。お楽しみに!
共同売店を全国に広げましょう!
投稿: マキシ | 2006.09.30 11:48
nakajiさん早速のコメントありがとうございました。この共同店は交通の不便な過疎地にあるようです。高知でもヒントになるようですね。
大型店とコンビニの仕組みでは、人々は幸福にはなれないと思うからです。やはりサロンは必要ですね。
投稿: けんちゃん | 2006.04.17 17:51
沖縄の共同店に目を止めるとはさすがけんちゃん!1年ほど前に農文教の「増刊現代農業」に特集されており興味深く読みました。地域の自立、地域コミュニティ、山村の再興、地産地消、等のヒントが詰まっているように感じました。まさに「なつかしき未来」が沖縄の共同店にあるようです。
投稿: nakaji | 2006.04.17 17:28