ブログの可能性について 5月26日(金)
今週の高知シティFM(76.2MHz)「けんちゃんのどこでもブログ」のテーマは「ブログの可能性について」です。従来型のホームページとほぼ同じ機能がありながら、作成ー更新が簡単なブログ。いろんな活用法などがあるようですね。
今週もインターネット事情に詳しい高知シティFM放送の戸田健史さんにもコメントをいただきます。
無料でありながら2G容量のブログの容量があったりします。(2004年当時は30M)でした。えらい違いです。
1)ブログサービス提供会社側は何故それほどまでに無料で情報が大量に活用して良いようにするのでしょうか?利用者の言葉遣い、関連用語などを自動的に選別し、表示するのでしょうか?はてなのブログなどでは自動選別されているようです。
戸田 昔ですと無料ホームページスペースが「何メガ無料」というのがありました。2M,3Mとかいう単位でした。今や桁が違いますね。2Gなんていう時代です。
例えばGoogleの提供するGメールというサービスも今や2Gを提供しています。これがもとになり他のフリーメールアドレスもどんどん容量が上がっていますね。
ここ半年、1年で随分変りましたね。
はてなのサイト。用語を自動選別し、リンク表示をします。はてばブログに記事を書くと用語が分類されますね。キーワードがリンクされ、検索がすぐ出来ます。それがどういう意味なのかを解説できますし。ここまでくみ上げることは凄いだと思いますね。慣れれば使い勝手があり、大きく成長するしくみでしょう。
2)ブログには文章と写真が使用されます。各業種やブログ作成者の嗜好により千差万別です。行動に積極的ですので、目的があってブログを作成しています。はてなの自動選別と自動編集機能で、市場調査を自動的にしているのではないでしょうか?
ブログを無料提供している側は情報を集めているのでしょうね。
戸田 Googleアドセンスという広告のしくみがあります、自動化されています。ホームページに何が書かれていて、それに関連するキーワードでそれに合った広告がサイトに掲載される仕組みです。
これは全世界で大反響ですね。公平,公正という点で自動化されていないといけないのですね。
3)ブログが拡大しますとメディアの可能性が出来ます。さきほどのGoogleアドセンスなどの広告などがブログに展開されるのではないでしょうか?ブログの書き手を励ますような仕組みになれば、もっと書き手は増えると思います。
ブログは無償で代価を求めず書くことも、交流することも良いですが、多少でも「お小遣い」になれば言うことはありませんね。その道のプロが出てきますとレベルが格段に上がりますね。
戸田 そうことがあるからGoogleアドセンスが初歩の一歩であるのですね。とは言いましてもインターネットで金儲けは難しいですね。
WEBサイトを立ち上げたからすぐに儲かるわけはありません。ソフトウエアを作ってもそうそう儲かるものではありません。裏でパスワードがもれてただで使用された例もありますし。
インターネットは前提として儲からないというの感覚があるので、それが少しでも収入になればもっと魅力的になるのは確実ですね。
4)そのことをGoogleなどは狙っていると思いますね。
情報公開して、技術の共有化などが容易に出来ると思います。ブログは掲示板がわりにも使えますし。
戸田 掲示板よりも高度な機能がありますね。意見交換の場には便利なものになりました。トラックバック機能や、コメント機能は掲示板だけでは到底できないことですね。
とりあえず他人のブログにコメントをする。自分の記事から、共感を覚えた相手のブログの記事にトラックバックしてみる。実際にやってみて面白さが理解できると思いますね。
5)従来メディアなどで表現の機会がなかった圧倒的多数の市民の自己表現手段、相互交通手段にブログが活用されますと社会は大きく変ります。情報を独占する隠すことが無意味な社会になります。
不正防止になります。情報が公開されることで社会が開放化され明るくなります。
戸田 自らの主張を表現するは従来であれば、大声で叫ぶか、街中でチラシを配るとか。メディアで取り上げられる機会等はそうそうありませんし。
ブログは市民1人1人が自己主張できますし。「世論調査」などの信憑性なども根本から疑われますね。
6)世論調査ははっきり言って無意味になるでしょう。
実は日本は高い教育水準ですが殆どメディアで発言しない膨大な数の市民が存在しています。世界1のブロードバンド環境の日本。ネットショッピングだけが活用方法ではありません。
日本人は高い教育水準の人たちがたくさんいるのに、表現するひとが実は少ない。自国の新聞が読めて、政治評論できる人は、世界水準から見れば「知識人」なのですね。そういうひとが100%いるのが日本。
その市井の市民が1人1人がブログを持ち発言していくことが社会を変える、世の中を変えることになるのです。
戸田 日本人は「黙っていることが美徳」という観念が昔からあります。自分の意見を表立って言うことは苦手なほうですね。教育の場でも作文ぐらいですね、発表するのは。
小論文でさえ苦手な若い人も多いですね。そのあたりは努力しませんと。情報の発信の能力がないと、情報の収集能力も向上しませんので。
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