地震フォーラムに参加
国土交通省の外郭団体である財団法人沿岸技術研究センターの地震フォーラムとシンポジウムがありました。
うちも下知の沿岸部に住居があるため当事者として出席しました。さすがに国土交通省と県が関与したフォーラムらしく、背広や作業着を着用した土木建設業関係者を中心に会場は満席状態。
南海地震対策の専門家になりつつある西やんこと西田政雄さんと、原発の耐震性など安全性を追及されている外京ゆりさんにも会いました。そのほか知り合いの土建業者の何人かに会いました。
高知大学の岡村教授は「神戸は4時間の猶予がありました。高知は津波が来るので30分しかありません。」とのこと。
具体的な数字を聞くと戦慄しますね。新潟中越地震は死者が51人。負傷者は4800人。福岡の地震は死者が1人で負傷者1080人。阪神大震災は死者が6433人で負傷者は4・7万人です。
負傷者は家具や家屋の倒壊でのもの。しかしその地域には津波が襲来しませんでした。東南海地震は強い揺れだけでなく、直後の津波による被害がより深刻です。家屋の下敷きになれば助けることは到底出来ません。
2004年のスマトラ沖地震の罹災者はインド洋沿岸各国で数10万人といわれています。海溝やトラフも南海トラフに良く似ています。
講演者の東北大学今井教授の想定CGも迫力があり戦慄しました。
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コメント
今朝、1番に国交省四国港湾にTELしましたよ。
私「正直、動員を掛けなければ何人来ましたかね~?」
国交:某氏「う~ん!」
でも、この方々を引き込む組織の提案をしておきました。
時間は掛かっても、民(企業)と民(住民)の繋がりしか減災は望めない事実をもっと感じるべき。
昨夜のフォーラムも、もっと本音をだして彼らに呼びかければ、別の効果も生まれたと考えるにですがね?
投稿: 西やん | 2006.05.10 09:41