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2006.06.01

都市論のない都市整備事業は破壊活動

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 高知市をどのような都市にするのか。めざす都市像はどうあるべきか?そうした根本議論のない都市整備事業が高知市で進行しています。高知駅前再開発でも、鉄道の連続立体交差(県)と区画整理事業(高知市)が先行というか見切り発車し、駅前をどういう街にして再開発するのかという議論が見られません、

 その目立つものが都市計画道路と言われるものです。今回新堀川を埋め立て暗渠にし、絶滅危惧種であるアカメやシオマネキを「絶滅」させる自動車道路計画もその1つにすぎません。

 この道路は渋滞解消が名目の筈。北側は産業道路に交差し、すぐに比島橋から2車線の道路。南はかるぽーとにぶつかりこれまた2車線の道路。4車線の道路は計画では比島付近からかるぽーと前の800メートル足らず。ここを50キロで走るためだけの道路計画。

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 何度も言うように高知市は「歩いて用事が足せる」スケールの町ですね。モデルは鎌倉市ですね。あそこも道路は殆どつくられない。
 山が多く道は曲がり、慢性的な交通渋滞。高知の比ではありません。

 でも鎌倉市を訪れる人たちは誰も文句を言いません。鎌倉駅から皆歩いて目的地の歴史史跡へ行きます。銭洗い弁天も、大仏も結構歩けば遠い。江ノ電とバスがネットワークされています。それで充分ですし。先日20年ぶりに訪れましたが中心街の変化のなさに感動しました。

 高知市は車の処理を上手にしませんと。今後こしらえるべきは、自動車道路ではなくグリーンロードという遊歩道ですね。
 

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