61年目の終戦記念日
1945年6月23日に日本軍の守備隊隊長の牛島中将が自決し、20万人以上の犠牲者が出た凄惨な沖縄での戦闘が終わりました。今日が沖縄での終戦記念日です。
糸満市の平和記念公園には「平和の礎(いしじ)が建設されています。敵味方、国政の関係なく戦没者の名前が刻まれています。
イラクへ派兵されていました自衛隊もようやく撤退のめどがたちました。しかしよりアメリカ軍との協力関係は強固になり、「テロとの戦争」と言う名目で、終戦なき戦闘に日本はこのままでは巻き込まれることでしょう。
沖縄では普天間基地が名護市辺野古へ移設されることになりました。地元の意向はことごとく日米両政府に無視されました。
小泉内閣は沖縄には関心が薄く、日米軍事同盟の観点のみで関わる有様にすぎません。
いくら米軍基地をこしらえ、政府が「迷惑料」として補助金を出したところで、沖縄の経済発展には?がりませんでした。戦争経済では経済は潤うことはありません。
平和の礎を前にしますと厳粛な気分になります。それは平和を願う戦没者の意志であると思います。日本を戦争国家にしてはならないと思いました。
「公共事業は地方の雇用対策に必要」「大企業誘致が雇用をつくる」
「観光客誘致こそが地域の発展」「米軍基地の誘致も必要」。政府はそういい続けて来ました。
経済基盤の乏しい地方・地域は国や大企業に「隷属」するしかないのでしょうか?
「今や取引企業は1300社を超え、取引額は1000億円を超えました。まもなく基地経済の1500億を越えるでしょう。」
「基地経済は効率が悪く40%は地域に戻りません。」「公共事業も効率の悪い経済の見本ですね。観光も企業誘致も外部にすべて主導権を握られてしまいますね。」
沖縄物産企業連合代表者の宮城弘岩さんは自信を持ってこう言われました。「地域の内発的発展はものづくりにこだわることです。歴史や文化を大事にして他と「差別化」できる商品を常に提供していくことです。」
宮城さんがこしらえたわしたショップは今や大成長。東京銀座店は月額1200万円の家賃を払っているのです。事情があり現在はわしたを離れ、わしたを「超えた」活動をされています。
つくづく高知にも自発的な発展をするのであれば、高知の特産販売会社を本気でこしらえようと思いました。
| 固定リンク
コメント
杉本さん西表は良かったようですね。でも八重山は毎年5000人人口が増えているようで、殆ど本土からの流入です。
高知は人口が減る一方です。自然は沖縄にも負けないのですから何がしかの工夫が必要でしょう。
特産品会社の結局は人ですね。
投稿: けんちゃん | 2006.06.24 10:42
先週の沖縄釣旅行の帰りも、果物や豚肉加工品などたくさんのお土産を買ってしまいました。石垣空港の売店にあるスパムおにぎりは必ず機内持ち込みです。僕が沖縄に感じているような魅力を高知に感じている人は全国にたくさんいるはずですよね。けんちゃん流の「高知の特産販売会社」に期待します。
投稿: 杉本 | 2006.06.24 07:06