清流新堀川
6月12日の高知新聞朝刊15面に「新堀川特集」が一面に掲載されていました。6月9日高知新聞1面にも「浦戸湾に魚戻った。高知大研究グループが確認」との1面トップの記事が出ていました。
132種の魚類と12種の絶滅危惧種が確認されています。県都高知市の浦戸湾の生態系は清流四万十川に匹敵するものですね。新堀川も浦戸湾の一部です。6月11日も大潮の時間帯に「新堀川釣り大会」が開催されました。30人の釣人が来ていました。
私はウォーキングの傍ら観察していましたが、泥の川ではなく最近「透明度」が上がったような気がします。何よりも子供達の河川や環境に対する関心が上がったことは喜ばしいことです。
しかし現実は釣り大会をしている大正橋の過ぎ近くまで、工事が迫っています。また歴史資源の中江兆民生誕の地の碑のすぐと近くまで工事は迫っています
。このままでは歴史資源も都市部の貴重なビオトープもコンクリートの暗渠になり(写真はかるぽーと付近)になり、絶滅危惧種のアカメもシオマネキも絶滅することでしょう。
この浦戸湾。36年前は2人の市民の決死の行動で、汚染源のパルプ工場移転し、年月をかけて環境が改善されてきました。今は民主主義の時代です。再び環境を破壊しないようにと、現在の浦戸湾を守る会事務局長の田中さんは、新堀川で釣をしながら静かに話していただきました。
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