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2006.07.16

BBSとblogとSNSについて 7月21日(金)

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西村 今週のゲストは、高知ブログアンテナを主催されているデザイナーでコンサルタントである竹村直也さんです。今日のテーマは「BBSとblogとSNSについて」お話をお聞きします。
 高知ブログアンテナでは高知の300近くのブログ(274)が登録されています。

 BBSと言えば「2ちゃんねる」とか、そのローカル版である「高知BBS」などがあります。また高知県庁が予算を出している「ぷらっとこうち」などもありますね。「BBSの時代はもう終わった」のでしょうか?」

竹村  終わってはないとは思います。むしろこれから残り続けるメディアであると思います。匿名性の高いメデイァはネットの特性ですし、匿名ならではの情報交換の場であるでしょうし。形は変わるでしょうが、これからも残るとは思いますね。BBSも。

Pratkochi_3

西村 ブログも既成メディアに取り上げられた時期もありました。しかし一過性のものでした。情報はブログのほうがたくさん満載されていますし、BBSの書き込みよりはなぜか「安心感」を感じるのですがそのあたりはどうなのでしょうか?

竹村 ブログのほうがBBSに比べて匿名性は低いと思います。匿名よりは顔が見えたほうが、信頼もしやすいし。当然やと思うんですね。
 

西村 私はしたことがないので、理解度は低いと思います。http://ja.wikipedia.org/wiki/SNSについて竹村さんは評価をされているようです。最近はどうなのでしょうか?300万人が加盟しているようなのですが。BBSやブログとはどのように変っているのでしょうか?

竹村 SNSは自分は(ミクシィ)というところへ入っています。そこに入って知り合いになるのはもともと知っている人とか、そのなかでお互いの素性がわかって友達になるとか。
 そういうところなんですね。BBSやブログで書くよりは、「気楽に」書けますね。そういうところがありますね。
 最近僕はブログのほうで書かずに、mixiのほうばかりで書いています。

西村 確かmixiは誰かの紹介で入会するのですね。仲間内での安心感が一番のポイントなんでしょうか?

竹村 そうですね。気楽さですね。安心感。昔の大学時代の県外の友人とか、小学以来全然会ってなかった友人など。mixiでばったり会ったりとか。その辺が意外と面白いものですね。

西村 それはかmixiはひとつの「コミュニティ」になっているのでしょうか?

竹村 「出会い系」に対して、mixiを「知り合い系」といっている人もいますね。

西村 BBSなんかですと、少しの言葉の行き違いなどで、感情的になったりしますね。mixiはそういうことにはならないのですね。

竹村 ならないでしょう。自分はなったことはなったことはありません。
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西村 BBSとblogとSNSもそれぞれ、長所と短所があるようです。竹村さんはどのように使い分けをしているのでしょうか?

竹村 BBSは「情報が欲しいとき。」。ブログは「情報を出したい時」。SNSは「プライベートで情報交換したい時」とかただ日誌を書きたい時なんかです。

西村 コミュニケーションを深める時にはSNSを使うわけですね。

竹村 そうですね。

西村 高知県庁のBBSである高知県政情報課が管理運営している公共掲示板「ぷらっとこうち」についてコメントをブログでされておられました。おかまいない範囲でご紹介下さい。

竹村 なかなか難しい問題があるとは思いますね。県とか運営委員会の人達が。「杓子定規」的なところに来ていますね。対抗する側も「意固地になる」ようになりますね。ならざるを得ないと言うか。
 1利用者としてたまに覗きに行きますと、参加者のコメントの仕方が、お互い「喧嘩を吹っかけている」ようなところがありますね。
 それで長々と見ていくと突然県の人が出てきて「削除」になったりしていますね。「削除の理由」を長々と書いてあったり。。。とてもじゃないけど「怖くて書けない。」正直なところです。
 禁止事項がやたら多く、削除があったりとか。見ていてとにかくめんどう。
 県が関わっているから仕方がないことが多いけれども、県が関わっているから禁止事項や削除になるのだから。めんどうですね。
 今流行のアウトソーシング。はやめに民間の人にやってもらうとか。県の名前を外すとか。そうしませんと変らないでしょう。

西村 この「ぷらっとこうち」は高知県のホームページのトップページにリンクを貼っていますし。皆は高知県がやっているBBSと思いますね。
 そのわりにはあまり見ている人が多くないし、書いている人も限られていますし。そこに「公共性」があるのかなと思いますね。

竹村 結局若い世代ですね。自分らぐらいの20代、30代の者が書いているのを殆ど見たことがありません。
 上の世代の人たちが議論しているだけで。僕らの世代が書けるような「ゆるさ」と言うか、そういうものがありませんと。
 結局県のお金で上の世代の対立を作っているだけのものではないでしょうか。僕らから見たらそう思います。

西村 インターネット上での「実名」と「匿名」についてはどのように考えるべきなのでしょうか?
 あるべき姿はどうなのでしょうか?

竹村 匿名あってのインターネットというものもありますし。匿名で行きたい人は匿名で行けば良いし。実名の人は実名で行けば良いでしょうし。
 匿名ですと「信用性は落ちる」でしょう。実名だと言って実際に嘘ついている人もいるわけですね。ネットである以上は難しいところですね。
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西村 ネットもメディアですからね。テレビへ出てくる人も芸名で出て本名とは別の名前で出ていますね。出た以上は露出した部分の情報についての責任はありますね。
 ネットであろうがテレビであろうが同じであると思いますね。

竹村 そういう点ではSNSは安心感があるのですね。SNSではペンネームですが、その人がどういう素性の人なのかはその人のページへ行けばわかりますし。
 この人はもしかしたら「けんちゃんかな」と言ってアクセスできるわけですし。その情報を見まして、その人の日誌を見ますとわかりますよね。
 そういう部分でSNSは面白いと思いますね。

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