« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006年7月

2006.07.31

ブログが環境を破壊する? 8月4日放送

西村 今週の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは中平公哉さんです。中平さんはパソコンやインターネット事情にも詳しく、FM放送の仕組みなどにも詳しい人です。また「マパはあと高知代表」として市民活動でも活躍されています。
 今日のテーマは「ブログが環境を破壊する」というテーマでお話をお聞きします。
 中平さんは以前に「ブログは無料で作成できます。作成しておいてほとんどと言うか全然更新されない人が多数います。そのことによって、情報関係のインフラが無駄遣いされていて、結果環境に負担を掛けている。」と言われていました。そのあたりをもう少し詳しくお話下さい。
Nakahira1_r

中平 皆さんは「バーチャル空間」と言う言葉をご存知であると思います。ブログもそれに属しています。ところがブログが置かれていますすのは、パソコンのなかのハードディスクです。
 ハードディスクと言いますのは、中でモーターが廻っています。熱を持ちます。パソコン関係と言いますのは特に温度管理が厳しいので、サーバールームと言うのは1年間を通して24度の温度で空調管理されています。
 更に大手のブログサイトを運営しているようなサーバールームですと、更にクリーン化もされています。そういう環境を維持するためにエネルギーが使われています。
 私自身もパソコンの関係の仕事をしています。小さい企業のサーバーの管理をしています。長机に(180センチ×60センチ)サーバー機が2台、パソコンがウィンドウズが1台とマックが1台とノートパソコンを置きまして仕事をしています。

 それだけでも部屋の中は暑いんです。機器類を冷やす為にエアコンの温度を下げますね。よりパワーを使います。そのために結果化石燃料をどんどん使う結果になるのです。
 全然更新されていないブログがあります。少し前のデータですが全ブログの中の半分が、2ヶ月以上更新されていません。つまり更新されないブログの為に、エネルギーが費やされているのです。これは環境破壊につながるなと私は感じているのです。


西村 殆どのブログサービスが作成、登録は無料です。そのことがいけないのでしょうか?
 メールマガジンなどは「半年間発刊されていないメールマガジンは自動的に廃刊します。」とか登録業者から通知が来ます。そのようになれば良いのでしょうか?


中平 まさにそのとうりであると思います。
 実際にブログは誰でも手軽に使えるサービスなので無料は歓迎です。しかし使われていないブログや、更新されなかったブログがきっちりと削除していく。そのことをブログサービスのサーバー側もユーザー側も認識すべきでしょう。
 バーチャルだからと言っても、実際に使われているのは「サーバーを冷やす為のクーラー代」まで心を配って頂きたいですね。それぐらいの余裕を持ってブログを更新していただきたいのです。


西村 今や日本でもブログ作成人口が800万人を超えました。常に更新されている人はごく一部で、殆どの人が更新していないのでは思われます。ここ1年でブログ人口は2・5倍になりました。問題はご指摘の「環境問題」も含めましておおきくなるばかりですね。

中平 結局ブログのしくみなどを考えなくても手軽に使える環境。それは大変良いことなんです。ラジオやテレビを聞いたり、見たりしますが仕組みがどうなっているのかまでは考えませんね。
 でも中で電気が使われているところまで考えられるかどうか。そういったことを伝えるかどうかですね。それが問題ですね。


西村 なにかその問題を解決する方法手段はありますか?例えばブログが有料になれば作成する人はかなり減るとは思います。

Harimayasaron02

中平 個人の意見ですができればブログは無料で。しかしさきほどけんちゃんが申し上げましたが、メールマガジンと同じように、使用しない期間がある程度過ぎましたら、削除しますよ。とブログサイト側がされると良いと思いますね。

西村 最近のトラックバックスパムが多いです。その多くは、アダルト系のブログです。更新したとほぼ同時に、トラックバックがかかります。業者のほうも高度な技術を持っているのでしょうか?


中平 これはブログの基本的な技術をかれらは利用しています。ブログを作成しますと同時に「更新しましたよ」と情報を世界中にばら撒いています。それを受けて、更新された情報に対して、スパムを書き込んでくるのです。
 これはブログの性質上ですのでどうしようもありません。今はトラックバックスパムを排除するサイトも増えてきています。そういうサイトなどを上手に活用すべきでしょう。

西村 今後ブログはどういう方向へ行くと思われますか?

中平 一時期ホームページ制作がブームになりましたが、長続きしませんでした。それに比べますとブログは携帯電話からも更新が出来ますし、より身近なツール(道具)として活用されると思います。
 あと800万人をブログ作成者が超えたと言いましたが、それはあくまでもレンタルブログサービスだけの数字です。
 それ以外にも社会のネットワーク上(イントラネット)だけに(外部には見えない形でブログを活用する)企業などもあります。それと自分で自作している人もいます。1000万人は超えているでしょう。

 なぜイントラネットのなかでブログを使うのかと言いますと、簡単であるからです。やはり会社のホームページでも個人でも出来れば簡単なほうが良いに決まっています。面倒であれば長続きしません。
 そういう意味では「より簡単に、使いやすく、安全な」ことが今後のブログに求められると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006.07.30

見ごたえのある大和ミュージアム

Yamato1_r
 7月29日は広島県呉市の大和ミュージアムへ行きました。開館の噂は聞いていまして、昨年だか映画「男達の大和」などの話題もありましたし。開館1年足らずで来館者が200万人という数字にも展示品を見ていまして納得できました。
Hyousyousiki02_r
 もっとも今回は、美大へ行っている子供が大和ミュージアム主催の「紙芝居制作」で特選になり、その表彰式が29日午前10時から現地で表彰式があるので、親ばかで腰痛をおし、長距離運転で見に行きました。
Saiyusyu11
 まず入賞作品ですが、みな力作揃い。大和も精密に描かれています。それにひきかえ子供の作品は漫画的。ただ選者のミュージアムの人たちは、「対象が子供たちなので、あまりに戦闘シーンがリアルすぎましても。20枚作画するのですから絵の安定性も評価の対象になりました。」と過分の評価。
Yuushou1_r
Yusyuou22
 表彰式は30分程度で終了。やはりこれは展示はきちんと見学しなければならないということで、じっくり見学しました。呉市の歴史、海軍工廠としての歴史は日本近代史と重なっています。戦前の科学の粋を集約したのが戦艦大和であることが理解できました。

 当時の時代背景や各国の戦艦建造の歴史。日本が真珠湾攻撃で実例を示した航空兵力の優位性が、最後は「不沈戦艦大和」が米軍機の猛爆で沈没する様子が展示されています。
 1999年に沈没海域から引き上げられた大和の遺品の数々。
Hito1_r
 大和の生存者や遺族の方々がビデオで出演されています。壮絶な戦闘の有様と、2度と悲惨な戦争は駄目だとの発言がされておられます。3300人を超える犠牲者の重みを感じます。

 「むざむざアメリカに大和を戦利品で押収されたくなかったのでしょう。」との発言。1945年の4月のことでした。沖縄に米軍が上陸。凄惨な地上戦が展開され日米双方で10数万人の犠牲者が出ました。8月には、広島と長崎に原爆が投下されました。
Zerosenn1_r
 大和をはじめ多数の人たちの犠牲があり、戦後の日本の繁栄と平和があるのだと展示品を見まして思いました。戦艦大和の10分の1の模型や、人間魚雷回天やゼロ戦の展示。
 戦意向上の展示ではなく、平和への強い願いがこめられた展示であると思いました。
 Kaitenn_r
 子供さんたちの夏休みの自由研究や平和の確かさを学習する良い施設であると思います。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006.07.29

大和ミュウジアム

大和ミュウジアム

 悲劇の戦艦大和記念館が広島県呉市にあります。初めて来ましたが見応えのある施設です。
 4時間あまり館内にいて展示をじっくりと見ましたが、また「訪れてみたい。」と思いました。
 本当に素晴らしい施設です。

  開館1年で来館者が200万人を超えたそうです。納得できました。

 10分の1の模型や、戦闘機も展示されていました。その昔呉市は、戦艦大和を建造した歴史があり、今も海上自衛隊の基地がある街です。

 過去1度だけ高知JC時代に行ったことがあります。呉JCと兄弟JCというわけのわからん理由で入会まもない頃に行きました。どこがどうのという記憶はありませんね。

 そういう事情でもなければ訪問はしない街ですね。呉市の人も高知へ来る用事もないだろうし。

 しかし想像以上でしたね。よかった。松山からのフェリーは2時間かかりましたが、船旅も良いものです。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.28

松山観光港

松山観光港

 ひさしぶりの長距離運転しました。呉へ船で行きます。のんびりしました。
夕日が瀬戸内海に沈み、ちょっとしたナイト・クルージング。同行した家内が「素敵」だと喜ばれました。何か久しぶりに女房孝行した感じでした。
 日が暮れて呉に着きましたが、想像以上に大きな都市でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

医療負担の増額の影響

 今年88歳の父が怒り狂っている。高齢者控除がなくなり、医療費の本人負担額が8月から1割から2割に、10月になれば3割負担になります。それも自分が納めて還付されている年金から取られる形で、負担増になったのですね。

 配偶者控除も随分前になくなりました。低所得者であった母までが課税対象に。所得に関係なしに医療費の本人負担額の増加は大変な社会的な影響が出てくるでしょう。

 医療機関の整理淘汰がより一層進むとも言われています。何時の間に国民負担が増えたのでしょうか?ここでも小泉内閣の国民負担を増やし、格差を拡大、大企業と富裕層には減税と言う政治の歪が出ています。

医療負担の増加サイト

 また別の調査では 2005年生まれの人が将来、死亡する原因となる可能性があるのは男女ともがんがトップ。心臓病、脳卒中を加えた3大死因による将来の死亡確率は男性が56・3%、女性が54・2%です。3大死因を克服したと仮定した場合、平均寿命は男性が8・49歳延びて87・02歳に、女性が7・68歳延びて93・17歳になると調査では見込んでいます。
Kaigoyobou01_2
 近い将来医療の進歩で3大死因要因は取り除かれるでしょう。しかし社会構造がそれに追いつくのでしょうか?そちらの方が不安です。小泉内閣はアメリカに見習い「格差社会」をこしらえましたし。

 ちなみに我が家は父が88歳。母が81歳になりました。両親とも健康で今でも現役で自分の会社で働いています。私が腰痛分離症でリタイヤしていますが、業務の多くをフォローしていただいています。
 
 父は既に平均寿命を超えています。3年前に叔父は癌で77歳で亡くなりました。3大死因を克服さえすれば人は健康に長寿で生活できます。うちには身近な実例があります。

 元気な高齢者の負担を増やすばかり。年金支給額は減らすばかり。これでは国に対する国民の不信が増すばかりです。働いたものが報われる社会にならないと社会不安は増すばかりです。
Ikiiki100sai

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.27

脅かされた表現の自由ーチャップリンはどうなる

 高知県県政情報課が管理する公共電子掲示板「ぷらっとこうち」。7月24日に私は正式な文書通告もなく登録抹消されました。13日から「書き込み」がこの公共掲示板にできなくなりました。

 私の書いた以下の文章も「ニックネームを使ってルールを守っている人を誹謗中傷した。」という理由で削除され、登録抹消の理由にされています。
Pratkochi_4


C.「きちんとした文章を書けない人が匿名での発言者に目立ちます」や「匿名での発言者各位は高知県民の品位を下げる発言はしないようにお願いしたい」などのよう
な、ルールに沿ってニックネームで発言している参加者を中傷する書き込みを続けて
いること。
・[671-39] 品性のない匿名での書き込みは高知の恥 西村健一

2006/06/07(月)17:22:05
・[685-113] 掲示板症候群 西村健一 2006/07/11(火) 08:04:41

 では問題の「品性のない匿名での書き込みは高知の恥」と「掲示板症候群」と言う文章をお披露目いたしましょう。「ぷらっとこうち」上では既に削除されていますので。

「品性のない匿名での書き込みは高知の恥」

 それは匿名の発言者は「安全地帯」にいて、好き放題発言し、品性や発言の質におかまいなく発言し続けるからでしょう。きちんと発言されている実名での発言者を誹謗中傷し、憶測での発言でもおかまいなし。

 結局自分と一緒に掲示板の発言者を「道連れ」にし、掲示板全体の品位を低下させる結果になります。それもおかまいなしですね。それが目的の場合もあるのでしょうし。

 「面と向かって発言できないことを書いてはいけない。」と以前申し上げましたが、それを守っていれば感情的な発言や、相手を誹謗中傷する発言は書き込みしないはずです。

 中学生のとき国語の先生にこう言われました。「日記でも後で読まれることを前提に文章を書きなさい。」。平易な表現を心がけ、独りよがりな表現にならないことを諌められました。

 実名であれ、匿名であれ掲示板の発言は、後世に残ります。記録になります。後日匿名での不用意な発言が、「あの発言は、〇さんだった。」と判明されるかもしれません。そうなったときに恥ずかしくない発言をされれば良いのです。

「覆面を被っていたからどうでも発言した。いい加減な発言をしました。本当の私は軽率な発言をする人間ではありません。」と後から弁明しても見苦しいだけです。
 安全地帯におられて気軽に発言されることがありましても、そのあたりは充分ご理解されて発言されるように匿名発言者の皆さまにはお願いする次第です。

 「掲示板症候群」

 匿名で人を攻撃することばかりしている人は、やがて「常識では考えらない高揚した」ような精神状態になります。こうなりますと抑制は効きません。
 匿名ですから余計歯止めが効かなくなります。

 相手に手紙を書く場合は、原稿を何度も読み直し、推敲します。宛名を書き、切手を貼り、封を閉まる前にもう一度手紙を読み直したりします。文面が一方的すぎる。感情的すぎると気付き、手紙の投函をやめることもあると思います。

 ところが電子メール時代では、感情の赴くまま書き、そのままボタンを押してしまうこともあります。メールで喧嘩になることもあります。メーリングリストなどでもそうした現象は起こります。

 電子掲示板に匿名で投稿していますと「歯止めが」効かなくなります。
特に「論争」しているときなどは、注意をしなければなりません。ご自分の品位と品性を下げることにも平気になりますね。

 掲示板のルールもいろいろあるようですが、以前にも言いましたが「面と向かって相手に言えない言葉は書くべきではない。」というのが最低限のルールでしょう。

 高知県庁総務部県政情報課が、県民の税金で運営している「ぷらっとこうち」。匿名での発言者各位は高知県民の品位を下げる発言はしないようにお願いしたいものです。


*自分で言うのもなんですが、抑制の効いた文章であると思います。特定される人物、団体を示す表現はありません。
 「運営委員会がけしからんと言ったらけしからん」のだと恣意的な見解を振り回しているに過ぎませまるで「ゲシュタポ」(秘密警察)のようではありませんか。

私の上の2つの文章が「ルールを守ってニックネームで書いている人を誹謗した。」「県庁職員を誹謗した。」という言い方はなんの論理性もない恣意的なものですね。NHKの連続テレビ小説「純情きらり」でも、「時局にそぐわない」という理由で特高警察がやってきて絵の展覧会を中止させた場面がありましたね。同じですね。嫌な時代ですよ。

 チャップリンの「モダンタイムス」や「独裁者」が上映禁止された国はすべて独裁国家でした。
Fasisuto


| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.07.26

梅雨明けもまじか?

 うちの僅か1坪足らずの庭からセミが這い出し、羽化したらしいです。毎年数匹抜け殻があります。その第1号でしょう。恐らく鳥が活動しない夜に羽化したのでしょう。昨日の夕方はありませんでしたし。

 セミが現れますと梅雨明けは近いですね。しかし午前9時過ぎ(25日)で温度は29度。湿度は90%を超えています。暑い暑い夏が来ます。
Semi
 うちは自宅も事務所も車も原則エアコンをかけません。大汗の季節が到来しますね。早く体が良くなってセーリングしたいものです。寝るときは畳か板の間。大汗をかきます。

 でもその大汗が健康には良いようです。新陳代謝が良く良くなりますし。エアコン生活ではエネルギーが体にこもりがち。そうすると生活習慣病の予備軍になるようです。

 暑さは辛いですが、体と相談しながら乗り切ろうと思います。わたしもいつも「地べた」を這っていますが、いつか羽化し、空を飛べることを夢見ています。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006.07.25

天木直人さん講演会のお知らせ

 イスラエル軍がレバノン南部へ軍事侵攻しています。軍事衝突は
激しくなり、中東戦争の兆しまで出てまいりました。
 遠い中東での紛争ですが、日本経済と直結しています。石油の
大半を中東地域から輸入しているからです。原油価格は高騰、
7月からガソリン価格や石油関連製品も値上になり、更なる値上
の傾向にあります。

 サロン金曜日代表である松尾美恵さんから講演会開催のお知らせ
をいただきました。イラクから自衛隊は撤退しましたが、今度は「地球規模の日米同盟」という構想を政府は言っています。
 「テロ対策」という名目で、世界中に軍隊を派遣しようという構想です。今回のイスラエルのレバノン侵攻も「テロ対策」が名目でした。果たして戦火は収まるのでしょうか?
Amakikao
 元レバノン大使である天木直人さんを講師に招き講演会を10月21日に開催する予定です。

(演題) 「軍事力で平和は実現できない」

(日時)10月21日(土曜日)午後2時~4時

(場所) 高新文化ホール

(参加費) 1,000 円(高校生以下無料)

(主催)サロン金曜日

サロン金曜日ブログ

*タイムリーな講演会ですので多数のご参加をお願いします。
Irakumap

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.24

処分理由なき「処分」に唖然

 少し長くなりますが、お付き合い下さい。
 高知県総務部県政情報課(土居寛道課長)が管理している公共電子掲示板「ぷらっとこうち」より私(西村健一)と竹内隆志さんが7月24日に「登録抹消処分」を以下のメールで通告されました。当然今後はぷらっとこうちへのアクセスも出来ません。

 ただ皆さん方にご理解をいただきたいのは、正式な文書が到着していません。またこのメールには「運営委員会」なるものの代表名も表記されていません。

 またぷらっとこうち事務局(高知県総務部県政情報課内)竹村氏、田中氏、森本氏からの発信らしいのですが、名前の表記もきちんとされていません。
 県政情報課チーフ竹村朱美氏、主幹田中芳輝氏、主事森本絵里氏なのでしょうか?

 一応「意味はわかる」程度の文章が7月24日に発送されてきました。
 

 以下その文面です。(根気良く眺めてみてください)
Ksj2_2


西村健一 様

 竹内隆志様及び西村健一様が、過去にぷらっとこうち運営会議が禁止行為に該当すると判断して削除した内容を、平成18年5月12日に、掲載場所へのリンクを張る方法により、ぷらっとこうち掲示板上に再度掲載されたため、ぷらっとこうち運営会議がその書き込みを削除いたしました。そのことに端を発する今回の混乱に関して話し合いを持ちたいというぷらっとこうち運営会議の呼びかけにお応えいただき、平成18年7月13日18時30分より、竹内様、西村様、及びお二人の希望する複数の第三者立会いのもと、話し合いの機会をいただきました。

 私たちは今回の話し合いでは「言論弾圧」と言われる根拠をお聴きしたい、また、過去の事実の認識にかなりの違いがあるため、事実の再確認を行いたいと再三申し上げましたが、「そんなことより、ぷらっとこうち全体がおかしいことが問題」「事実の確認をしても仕方ない」「ぷらっとこうちは破綻している」「今の運営会議は正常な判断ができない、公平性がないことから解散すべき」との意見ばかりで、問いかけ
に応じようという姿勢はなく話し合いになりませんでした。
 私どもは、現在の運営会議に正当性や公平性がない理由について、またどうすれば公平な運営会議となるのかについてもお聞きしましたが、明確な回答はありませんでした。

 また、平成15年9月27日の話し合いに関しましても、西村様からは「記憶がない」
「(仮に)約束をしたとしたら、どちらが先に破ったかということ」といった発言がありました。
 その結果、私どもは、大変残念ではありますが、竹内様及び西村様と歩み寄りの余地はないと判断し、一旦書き込みができない状態にさせていただく旨、話し合いの席上でお伝えさせていただきました。

 「ぷらっとこうち実施要領」では、「参加者は、ぷらっとこうちに掲げられたルールを守りながら、互いに議論を深めていく。」と規定しています。
 また、「ぷらっとこうちWEBサイト運用ルール」には、禁止行為として、「他人を誹謗し、中傷し又は差別する情報を掲示すること。」など、14項目を列挙し、同様の禁止行為を繰り返す参加者には、参加制限、登録の抹消等の処置をとることを規定しています。
 残念ながら、竹内様、西村様は、平成15年9月27日の話し合いによる合意を無視する形で、ルールに反する発言を行うととともに、ぷらっとこうちWEBサイト以外でも、ぷらっとこうちの運営に支障をきたす行動をとられています。
 また、今回の話し合いでも、ルールを守った参加などが確認されるには至りません
でした。
 こうしたことから、第40回運営会議及び平成18年7月9日に行われた緊急運営会議の決定に基づき、不本意ながら平成18年7月24日10時をもって貴殿の参加登録を取り消させていただきますことを報告させていただきます。

 なお、話し合いの席で窪則光様からいただきました総会の開催等のご提案に関しましては、今後運営会議にて検討させていただくこと、また、今回の削除と同様に過去に削除された内容をリンクを張る方法で掲載している他の発言につきましても削除させていただきますことを申し添えさえていただきます。

--------------------------------------------
 参加登録抹消理由は以下のとおりです。
 なお、根拠につきましては膨大な資料となりますので、一部の書き込みタイトル及
びURLのみ添えさせていただきます。

A.平成15年9月27日に行った、運営会議議長及び行政経営改革室室長・同担当者の3名と、竹内様・西村様・西岡謙一様の話し合いにおける、「西村様が自身のサイトに掲載していた停止処分関係文書を掲載しない」という出席者間で確認した約束に反し、停止処分関係文書へのリンクをぷらっとこうち上に書き込んだこと。また、平成18年5月12日に、平成15年9月15日に削除された竹内さんへの書き込みへのリンクを間接的にぷらっとこうち上に書き込んだこと。
・[654-15] 当局の恣意的な判断で言論の自由は奪われます 西村健一 
2006/05/12(金)<削除済み>

B.Aの停止処分関係文書にリンクした書き込みが削除された後も、その文書の掲載先
に誘導する書き込みを続けていること。
・[672-39] 「書き込み停止」で検索してみよう 西村健一 2006/06/08(木)07:50:18

C.「きちんとした文章を書けない人が匿名での発言者に目立ちます」や「匿名での発言者各位は高知県民の品位を下げる発言はしないようにお願いしたい」などのような、ルールに沿ってニックネームで発言している参加者を中傷する書き込みを続けていること。
・[671-39] 品性のない匿名での書き込みは高知の恥 西村健一
2006/06/07(月)17:22:05
・[685-113] 掲示板症候群 西村健一 2006/07/11(火) 08:04:41

D.県庁内各課室で、平成15年9月15日に削除された書き込みや停止処分関係文書が含
まれた文書を配布したり、運営会議との面談折衝に関して自身のサイトで運営会議委員や県職員を誹謗していること。
・高知県電子掲示板「ぷらっとこうち」における言論弾圧に関する資料(平成18年6
月26日配布)
・運営会議との面談折衝に関して運営会議委員や県職員を誹謗している自身のサイト

http://dokodemo.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_dd6b.html

http://www.nc-21.co.jp/cgi-bin/andiary/showdiary.cgi

以上

平成18年7月24日

ぷらっとこうち運営会議

====================================================
<連絡先>
ぷらっとこうち事務局(高知県総務部県政情報課内)
竹村、田中、森本

〒780-8570
高知市丸の内1-2-20
TEL(088)823-9898 FAX(088)823-9128

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Pratkochi_2

 添削するのにも根気がいる文章ですね。
 まず処分理由の説明ですね。*は私の回答です。

(文面) 私たちは今回の話し合いでは「言論弾圧」と言われる根拠をお聴きしたい、また、過去の事実の認識にかなりの違いがあるため、事実の再確認を行いたいと再三申し上げましたが、「そんなことより、ぷらっとこうち全体がおかしいことが問題」「事実の確認をしても仕方ない」「ぷらっとこうちは破綻している」「今の運営会議は正常な判断ができない、公平性がないことから解散すべき」との意見ばかりで、問いかけに応じようという姿勢はなく話し合いになりませんでした。
 私どもは、現在の運営会議に正当性や公平性がない理由について、またどうすれば公平な運営会議となるのかについてもお聞きしましたが、明確な回答はありませんでした。」

*先に「書き込み」をなんの理由も示さずに削除しておきながら、「話し合い」をしようという意味がわかりませんでした。「処分」をする前に、電話なり、問い合わせは「運営委員会」なり「事務局」からは一切ありませんでした。
 問われているのは「処分」の正当性。「処分をする側の」正当性ですね。

 正当性や公平性のない理由はきちんと当日も示しています。

 「和解」と前向きな提案にわざわざ窪則光さんに間に入っていただき、総務部浜田副部長との間で「話し合い」の場を持ち、こちらから前向きな提案もしました。

1・現在の運営委員会の解散。と交代。

2・登録者全員の総会の開催。

3・監査委員会の設置。(窪さんが委員長を引く受け手も良い。)

 それで今回の会談の県側の結論は「西村健一及び竹内隆志氏の登録抹消運営委員会として発動する」ということでした。

 それも7月9日の緊急運営委員会なるもので既に決定されていた事項であり、「処分は始めから決まっていた。」ということで「話し合い」をしたのに過ぎません。

 次に参加削除理由につきましてはますます理解が出来ません。

(文面)A.平成15年9月27日に行った、運営会議議長及び行政経営改革室室長・同担当者の3名
と、竹内様・西村様・西岡謙一様の話し合いにおける、「西村様が自身のサイトに掲載していた停止処分関係文書を掲載しない」という出席者間で確認した約束に反し、停止処分関係文書へのリンクをぷらっとこうち上に書き込んだこと

*前提条件を最初から「削除」してものを言われていますね。
 3年前の合意事項は、「ぷらっとこうちの原則情報公開」と処分をする場合の「第3者機関の設置」当時は(見守り委員会)を提案し、双方で合意をしました。しかしぷらっとこうちの運営のあり方はそうはならず、前より酷くなり、匿名の人から私に対する誹謗中傷は目に余るものがありました。事務局にも改善を促しましたがされません。

 また竹内隆志さんが3年前に書き込み停止になった公文書は、当時の行政経営改革室が発送した事実があります。個人のサイトに掲載することは何も問題はありません。

県民参加の公共掲示板「ぷらっとこうち」に関係した「行動履歴」です。


(文面)B.Aの停止処分関係文書にリンクした書き込みが削除された後も、その文書の掲載先に誘導する書き込みを続けていること。
・[672-39] 「書き込み停止」で検索してみよう 西村健一 2006/06/08(木)07:50:18

*Googleなどでキーワード検索すれば簡単に出てきますね。「書き込み禁止」「ぷらっとこうち」「行政経営改革室」と入れれば、関連記事が出てくるのは当たり前です。
 それを処分理由にしているのは滑稽としか言いようがありません。

(文面)C.「きちんとした文章を書けない人が匿名での発言者に目立ちます」や「匿名での発言者各位は高知県民の品位を下げる発言はしないようにお願いしたい」などのような、ルールに沿ってニックネームで発言している参加者を中傷する書き込みを続けて
いること。
・[671-39] 品性のない匿名での書き込みは高知の恥 西村健一
2006/06/07(月)17:22:05
・[685-113] 掲示板症候群 西村健一 2006/07/11(火) 08:04:41

*特に問題がある文章とは思えませんけれども。(私の文章です)

「品性のない匿名での書き込みは高知の恥」

 それは匿名の発言者は「安全地帯」にいて、好き放題発言し、品性や発言の質におかまいなく発言し続けるからでしょう。きちんと発言されている実名での発言者を誹謗中傷し、憶測での発言でもおかまいなし。

 結局自分と一緒に掲示板の発言者を「道連れ」にし、掲示板全体の品位を低下させる結果になります。それもおかまいなしですね。それが目的の場合もあるのでしょうし。

 「面と向かって発言できないことを書いてはいけない。」と以前申し上げましたが、それを守っていれば感情的な発言や、相手を誹謗中傷する発言は書き込みしないはずです。

 中学生のとき国語の先生にこう言われました。「日記でも後で読まれることを前提に文章を書きなさい。」。平易な表現を心がけ、独りよがりな表現にならないことを諌められました。

 実名であれ、匿名であれ掲示板の発言は、後世に残ります。記録になります。後日匿名での不用意な発言が、「あの発言は、〇さんだった。」と判明されるかもしれません。そうなったときに恥ずかしくない発言をされれば良いのです。

「覆面を被っていたからどうでも発言した。いい加減な発言をしました。本当の私は軽率な発言をする人間ではありません。」と後から弁明しても見苦しいだけです。
 安全地帯におられて気軽に発言されることがありましても、そのあたりは充分ご理解されて発言されるように匿名発言者の皆さまにはお願いする次第です。

 「掲示板症候群」

 匿名で人を攻撃することばかりしている人は、やがて「常識では考えらない高揚した」ような精神状態になります。こうなりますと抑制は効きません。
 匿名ですから余計歯止めが効かなくなります。

 相手に手紙を書く場合は、原稿を何度も読み直し、推敲します。宛名を書き、切手を貼り、封を閉まる前にもう一度手紙を読み直したりします。文面が一方的すぎる。感情的すぎると気付き、手紙の投函をやめることもあると思います。

 ところが電子メール時代では、感情の赴くまま書き、そのままボタンを押してしまうこともあります。メールで喧嘩になることもあります。メーリングリストなどでもそうした現象は起こります。

 電子掲示板に匿名で投稿していますと「歯止めが」効かなくなります。
特に「論争」しているときなどは、注意をしなければなりません。ご自分の品位と品性を下げることにも平気になりますね。

 掲示板のルールもいろいろあるようですが、以前にも言いましたが「面と向かって相手に言えない言葉は書くべきではない。」というのが最低限のルールでしょう。

 高知県庁総務部県政情報課が、県民の税金で運営している「ぷらっとこうち」。匿名での発言者各位は高知県民の品位を下げる発言はしないようにお願いしたいものです。

(文面)D.県庁内各課室で、平成15年9月15日に削除された書き込みや停止処分関係文書が含まれた文書を配布したり、運営会議との面談折衝に関して自身のサイトで運営会議委や県職員を誹謗していること。
・高知県電子掲示板「ぷらっとこうち」における言論弾圧に関する資料(平成18年6月26日配布)
・運営会議との面談折衝に関して運営会議委員や県職員を誹謗している自身のサイト

県職員に騙されちゃいました。

個人日誌「瞬間湯沸かし器」

*何を持って「誹謗中傷」と言われるのか理解できませんね。
 個人のブログで発言にしましても、私は不特定多数の人たちが閲覧されることを前提に書いています。上のブログなどは「特定の人物」「特定の団体」を誹謗中傷もしていません。むしろ愚かな自分に対する「嘆き節」なのですが・・。

 下の文章は個人日誌的なもので、具体的な記述もないのに指摘されている理由は不明です。

 文書の配布やブログでの掲載は「ぷらっとこうち」へ書き込みが出来なくなった情報の開示で当然の行為であります。心配されている県民や県職員へのお知らせです。

 また現在「ぷらっとこうち」上に置きまして、私たちが全く反論できないことを良いことに一方的な文章を「運営委員会」は掲載し続けています。

 「ロバート議事法」の民主的な手続きも踏まず、偏見に満ちた文章と、議事録の体をなしていない議事録で、県民の権利を簡単に奪い取る権利が「運営委員会」なるものにあるのでしょうか?

高知県政ぷらっとこうち問題 | | コメント (0) | トラックバック (0)

酒文化の変革と社会対策

 7月23日(日曜日)は、高知商工会館大ホールで「第34回高知酒害サマースクール」(高知アルコール問題研究所主催)へ初めて参加しました。
 「断酒会」で有名な下司病院が主体的に支え、断酒会の有志が実行委員会をこしらえられているようです。300人を超える市民が聴講していました。
Scool1_r
 午前中は山村陽一氏(元JRバス関東会長)の講演会でした。在職中の3年前に、東名高速でJRバスが蛇行運転した事件がありました。当時も全社挙げての「飲酒運転撲滅運動」の最中の事件でした。それだけに衝撃を受けられました。

 運転手の自覚向上と、飲酒検知器を導入し、飲酒運転の撲滅に努めていました。しかしアルコール依存症の人は、いかに検査をごまかすかに注意を払います。自覚して飲酒態度が治れば良いですが、アルコール依存症には厳しい処分が有効かと言えばそうではありません。

 アルコール依存症は病気であります。治療法は自覚のある飲酒ではなく、断酒しかありません。でもそれは本人の自覚だけではなく、家族、職場、友人たち、地域社会の協力が必要なのです。

 それには「酒文化の変革」が必要です。お酒を飲まなくとも楽しい宴会の工夫。お酒を飲まなくてもコミュニケーションが図れる職場の改善も必要です。
 昔と異なり車社会で、高速運転が必要となり運転も最新の注意が必要です。でも酒文化が時代の変化についていかず昔のままですと大変な事故が起こります。

 精神論や厳罰主義の「水際作戦」ではなく、ご本人の健康管理、職場の健康管理と言う観点で飲酒対策をします。アルコール依存症対策を進め、依存者は退職を迫るのではなく、断酒できる職場環境、家庭環境、地域社会をつくる運動をしましょうと言うことです。

 高知の料理屋おつまみも、お酒が飲めなくては味も半減なようです。そうではなくお酒は飲めない人も美味しくいただける料理が大切です。またお酒を飲める人も、飲めない人も楽しめる酒文化をこしらえなくてはならないでしょう。

 講演を聞きまして、アルコール依存症対策は社会問題だと思いました。アルコール飲料は現在日本では大量に販売され、自動販売機でも購入できます。アルコール飲料から上がる税収と、アルコール依存症治療の為の医療費との兼ね合いはどうなるのでしょうか?
Hirosima_r
(広島で断酒会の全国大会があるそうです。そのPRもされていました。)
 「土佐のおきゃく」など酒飲みだけを優遇し、「きばる」(偉そうにする)文化ではなく、健康管理と危機管理にもとづいて酒文化の再構築が必要であると思いました。

 主催者の下司孝之さんのコメントです
Nomuradorome
 香南市赤岡の「どろめ祭り」もただ大酒を短時間で飲むという品性のない祭りではなく、お酒の飲み方、お酒を飲めない人との交流の場に変えるべきでしょう。あの祭りは土佐人として恥ずかしいと思うからです。
Doromeura

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.23

高知遺産をどう維持しますか? 7月28日(金)

西村 今週のゲストは、高知ブログアンテナを主催されているデザイナーでコンサルタントである竹村直也さんです。今日のテーマは「高知遺産をどう維持しますか?」お話をお聞きします。
竹村さんは「高知遺産」という写真集を出版されました。ローカルレベルでは異例のヒット作品になったようです。
「竹村さんは「高知逍遥ブログ百足館通信」を作成されています。高知県外にもブログで本の通販もされているようです。新たな読者層も開拓されておられます。そのあたりはいかがでしょうか?
 そのうちアマゾンなどでも販売されるのでしょうか?

竹村 高知遺産の本は今までに6000部販売しました。そのなかでブログのなかの通販フォームを通じて販売したものもあります。たぶん500くらいは通販で出ているのでしょう。
 最近は飽和したのか売り上げが鈍って来ています。今後はアマゾンでの販売などを念頭に検討中です。


西村 文化や「生活」、食文化などがテーマのブログのようにも思えます。竹村さんの場合はブログに「書くだけ」ではなく実際に市民運動や行動もされているようですが・・
 最近の高知県民は足元の自然や歴史遺産を全く大事にせず、一過性のイベントに熱を上げているようにも思います。「大河ドラマ」や坂本龍馬などなど。
 竹村さんの取り組みで少しは市民意識の変化は現れたのでしょうか?
06619002_1
竹村 多少は変化していただたらとは思います。「高知遺産」の本を出したときもすぐに効果が出るというものではありません。
ただあの本をとうして、意外に自分の周りに面白い建物があるとか。そういう見つめ直すきっかけになればと思います。
 その第1歩としてですね。

西村 読者からの反応や、お便りなどはいかがでしたのでしょうか?

竹村 県外の人たちは「懐かしい」とかいう反応が多かったですね。県内でも年配の方々は「ここに昔は居たとか」「孫に伝えたい」とか。
 県外の人の反応ですが「地方都市でもこういう破壊が起きている」ことへのショックを隠せないとか。そういうコメントが意外に多かったですね。

西村 「高知遺産」を眺めていまして、マンガや映画で「3丁目の夕日」としう作品がありますが、そういう懐かしさを感じます。そうした昭和30年代が見直されていますし。

竹村 自分達としては「3丁目の夕日」のように昔への回帰をそれほどありませんでした。まとめて見られれば、そういうところが強くあるのかもしれません。
 3丁目も含めて昔の良かったところ、を見直しもありますね。ただ古いものを壊して前へ進もう。というのではなく。良いものをきちんと造ると言いますか・・。

西村 それはブームかもしれませんね。宮崎駿氏が「愛・地球博」で昭和30年代の家屋を展示したら大人気でしたし。懐かしさが「世代間対話」になっているのでしょう。
 今のハイテク家具や家電製品にはない、温かみやぬくもりを感じますね。そう感じる人が多いのではないでしょうか?

Kouchiisan2
西村 過去にも竹村さんは仁淀川お宝探検隊などもされていました。仕事で関わられた部分と、市民との関わりとの継続はどうなのでしょうか?


西村 「歴史や文化に裏付けられた商品」こそ、付加価値があり、価格競争に巻き込まれない産物として消費者に支持されます。沖縄物産企業公社の宮城弘岩さんはこう語られています。高知へのこだわりが独自のものを生み出す素地になると思います。高知遺産でなされたこと、お仕事で関わられてことなどあると思います。そのあたりの竹村さんのご意見を聞かせてください。

竹村 基本的には同じですね。高知へのこだわりという点におきましては。他の街、高松や松山で同じ事をしても仕方がありませんし。
 良いものは嗅覚を研ぎ覚まさせてやっていかなかればならないと思いますね。面白いもの。県外の人が来ても興奮して帰っていくもの。そういうものなのですね。本物がないといけないと思います。


西村 竹村さんの「あるべき高知論」があれば聞かせてください。人でしょうか。ものなのでしょうか?

竹村 高知は「楽しむ努力をしないと 楽しくない」ところです。
 なかなかわからないところですね。基本的にはなにもない県です。
 山とか川とか、海とか、魚とか、。それを楽しまなければ何もない。
 高校時代の友人とか、前の会社の同僚とかパチンコ屋で会うのですね。たぶんそれでは面白くはないですね。
Kuchiisan1
西村 パチンコは高知でなくても群馬でも東京でもありますね。
高知独特のパチンコ文化があるわけでもないですね。そうしたマス的な文化を高知にいながらやっていくのはもったいないように思いますね。
 先ほどのローカルな分を楽しむと言うか。努力して楽しむ県なんだと。

竹村 目の前に海とか川とかあって、美味しいお酒もあると。面白い人も多いと思いますね。ビックマウスの人も多いようですし。
 そういうとこは自由民権に?がっているとは思いますね。

西村 国予算も減った。補助金もなくなった。公共事業も減った。観光客も減りました。外部的要因で経済の仕組みを考えましたら、高知県のような地方はますます衰退してしまいますね。
 やはりこれは「内発的な経済」と言うか、文化と歴史を誇りに思ったうえで、再構築をしなければならないと思うのですが。竹村さんはそのあたりをどのように考えられるのでしょうか?

竹村 この街をどう楽しむか、いかに海や山を楽しむか。まずそういうことだと思います。自分自身としてこの街をどう楽しむのか。どう仕掛けて展開していくのか。そういうところがポイントであると思いますね。
 高知に住んでいる人たちが、自分らなりの面白さをやっていただければこれほど面白い街はありませんね。僕らも皆楽しいかなと感じますね。

(関連写真は竹村直也さんのブログより転載させていただきました。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.22

病気になって見えてくるもの もどかしいこと

 5月から突然腰痛分離症に。一種の骨折のようなものであるとの診断。これという治療法もないようです。ひたすら歩き、ストレッチをしてきました。良くなったとは思いますが、完治はしていません。

 広い道路(電車道)など横断する場合は、点滅になると渡りきることができません。それは全力疾走が出来ないからです。今の時期晴れ間が出れば海へ行くと爽快です。この20年間なにはともあれ、休日は海でのセーリングが「生活習慣」でした。

 今はそれも出来ません。近い将来できることを信じてひたすら歩き、ストレッチをしています。昨日宮崎駿監督のアニメ「ハウルの城」をテレビで見ました。少女が突然魔法で老女にされます。「お年寄りはこんなに体が動かないのね。」ということを言っていましたね。なってはじめてわかる現実があります。
Hodou1
 20日に「ニートと親子の為のほっとカフェ」で講演いただきました堀俊明さん。「普通の人が朝目覚めたときの感覚。食事後の満足感。初めてわかりました。30年分の脳のリハビリをしています。」と言われました。

 とにかく今の自分は歩くしかない。炎天下も雨でも歩きます。街路樹のありがたさ、木陰のありがたさがわかります。窓を締め切りエアコン全開の車が車道を疾走しています。その廃熱、ビルからのエアコンの廃熱で歩道はうだるような暑さです。

 水辺のありがたさ。樹木のありがたさを感じる心を持つべきでしょう。水辺も夜須だけではなく実は家の近くにもあったのです。都市の姿も見直しました。
 歩くことが一番の健康法。快適に誰もが歩ける都市づくりを高知市は目指しべきでしょうね。
Horikawa

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.21

7月21日のはりま橋サロン

 街中の樹木ではセミの大合唱が。アジサイは枯れていますし。まもなく梅雨も明けるのでしょうが、末期特有の大雨を予感させるお天気模様ですね。
 今日は「はりまや橋フレッツスポット」でさくさくと順調につながりました。

 現地からブログを更新することは可能になりました。今日は上げて見ます。来週は都合によりはりまや橋ブログサロンは休止しますので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自分が変われば世界が変わる

 NPO法人ハート・リンク・コミュニティ(竹内隆志理事長)では毎月20日を「ニートのためのコミュニケーションDay」と位置づけ「ニートと親子のためのほっとカフェ」を継続的に開催しています。

 7月20日も会場の大橋通りの喫茶店「メンフィスト・フェレス」の2階にて開催されました。今回の講師は西風の会代表の堀俊明さんです。ご経歴につきましては、ご本人の記述がございますので、ブログを参考にしてください。

瀬戸キリスト教会牧師 堀俊明, 西風の会代表 (躁鬱病とアルコール依存症で精神障害2級)

1時間を超える掘俊明さんの講演は印象深いものがありました。
 学生時代は常に学校の成績はトップクラス。進学校で周りの皆が、テストの結果に一喜一憂しているときも、授業でノートもとらず、さぼりがちであったとか。

 今にして思えば若いときから躁鬱病を発病していたので、躁状態のときは、普通3年で覚えることを3ヶ月で覚える集中力がありましたと言われました。
Hot1_r

 京都大学農学部へ入学しましたが、当時は全共闘運動の時代であり、授業はなく閉鎖されたり、レポート提出で卒業できる状態でしたとか。学校が混乱していた時期でしたので卒業も出来ました。
 またその「集中力」で上級公務委員試験に合格していましたので、大学側も配慮し卒業させてくれたとも。

 成績や学歴では成果を上げながら、「自分が周りと壁をつくり、生きることに積極的ではなかった。今で言う登校拒否状態だったのでしょう。」と掘さんは言われました。

 卒業後は福井県の水産試験場の研究所に配属され、原子力発電の環境アセスメントを担当されました。そこで、研究者としての良心、公務員としての良心と、現実の仕事とのジレンマがあり眠れない状態になり、躁鬱病「気分障害」を発病遂にはお酒で紛らわすようになりアルコール依存症にもなりました。

 精神病院にも入院され治療も受けましたが、改善されず職場も退職されました。準公務災害扱いで、退職金も割り増し給付されたそうです。

 1983年に断酒を決意し、高知へ来られ、下司病院に入院されました。入院しても飲酒を続けたりしていました。下司先生の治療が良く、パキシルの投与で劇的に症状が改善されたそうです。

 そのときに初めて「生きたい」と心底思ったようです。そう思ったから信仰心が出来、牧師になろうと決意されました。東京神学大学へ行くことを決意し、テストケースとして精神病者の入学が認められたそうです。しかし当時大学側から紹介された病院とは相性が合わず倒れました。
 夏休みに下司病院に入院し回復されました。そして2年間で卒業されました。
Hori1_r

 高知で高知教会の伝道師として活動するも「何をするのかわからないものに牧師として招聘できぬ」と反対されたようです。青年会には精神障害者が集まるようになりました。徐々に理解者は増えていかれました。

 そして奥さんと結婚され、現在は高知市瀬戸でキリスト教会を設立され、奥様と2人で牧師として活動をされています。

 堀さんは「私はいろんな人のお陰で30年ぶりに社会復帰しました。20歳のときから58歳の間が空白。怪我をして体の機能回復にはリハビリが必要なように、今それをしています。脳のリハビリです。
 今ようやく健康な人が、起床してどう感じるか。食事の時はどう感じるのかが少しづつわかってきました。最近人並みのことが出来るようになったことがとても嬉しく思います。

 生きる。ということに衝動を感じました。それは信仰を持っていたから感じたのではなく。生きたいという衝動を感じたから信仰心を持ったのです。

 自分が一生懸命生きようとしたら必ず助ける人が出てきます。わたしも下司さんに助けられました。

 世の中が変わったのではなく、自分が変わったのです。生きようというエネルギーが自分から出れば必ず相手が感じます。

 掘俊明さんのお話しはご自身の体験から、言葉を搾り出すような語り口でした。どんな境遇におかれても「一生懸命に生きよう」と強く思えば回りに伝わり、助けてくれる人が必ず現れます。」
 「自分が変われば世界が変わります」と言う話しに、来場された若者達は真剣に傾聴されていました。

 重たい掘さんの体験談ゆえに、すぐに反応はありませんでしたが、いつまでも心に残る話でありました。

 話は盛り上がり、最終バスの時刻も過ぎましたので自宅まで送りました。奥様とノエル「雌犬)が出迎えていただきました。瀬戸教会は住宅街の中に溶け込まれていました。


| | コメント (1) | トラックバック (2)

2006.07.20

はりまや橋木々(もくもく)倶楽部

 その昔は「童謡を唄う会」だったそうです。それが木造アーケードでひっかけてか、「もくもく倶楽部」となったように聞きました。

 今日は電車道沿いの停車駐車禁止の得意先への集金。車で行くのを諦め、歩いていくことに。その帰り道で初めて遭遇しました。

住民の力を引き出す方法は?

 演奏する人は10人くらい。歌っている人達は50人くらいです。通りがかったおりには「かもめの水平さん」という童謡を唄っていました。

はりまや橋サロン | | コメント (0) | トラックバック (0)

まだ使用可能なファイルが・・・・

 ある県民が「高知県庁のごみ分別置き場に酒の缶やビンがごろごろしている。県庁酒場ではないのか。」とのご指摘をしておられました。たまたま県庁に行く用事がありましたので、庁舎裏の管財課管理のゴミ置き場を見学しました。

 今日のところはジュースやお茶の缶ばかりで酒ビンなどは,視野の範囲では見つけることが出来ませんでした。指摘があった以上、場所を変えて存在しているかもしれません。

 それよりも驚いたのは、まだ使用可能なファイルのバインダーの破棄でした。少し痛んではいますが上等に使用可能です。実にこれは「もったいない。」
 コピーを裏側を使用したりはされているようですが、これを見るとまだまだ「見直し」が必要であると思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

市民活動を否定する「ぷらっとこうち」

 高知県総務部県政情報課(土居寛道課長)が運営している公共電子掲示板「ぷらっとこうち」から、 私と一緒に登録抹消された竹内隆志さん。本業は社会保険労務士と行政書士。仕事の合間にNPO法人ハートリンク・コミュニティにて大変意義のある活動をされています。
Nmot_r_1

 毎月20日に「ニートと親のためのホットカフェ」という会合を開催しています。事情があってひきこもり状態になっている若者たちと親達の気持を交流や講演会によってほぐしていく事業です。私も先月の会合には出席しました。

ニートと親のためのホットカフェ6月会合
 今日(20日)もその事業が開催される予定です。午後6時から大橋通の喫茶店メンフィスト・フェレス2階にて。飲み物代各自負担。
「ぷらっとこうち」運営委員会なるものと県政情報課は、そうした社会的意義のある活動をされている竹内隆志さんを「理由を明示せず」登録抹消処置を行いました。この活動は否定されるべきものなのでしょうか?

 私も「けんちゃんのどこでもコミュニティ」というラジオ番組を高知シティFMで3年間企画し運営してきました。それを自分でホームページにまとめました。高知のいろんな立場の人たちに出演いただきました。まちづくりの「人材バンク」づくりをしたと自負しています。

けんちゃんのどこでもコミュニティ

 番組は今年3月に終了いたしましたが、現在も出演者を中心に交流がどんどん拡大しています。具体的な経済活動も行われています。お互いの自己紹介の私が作成したホームページが活用されています。どんどん具体的な交流がなされています。
Kourytukai


 「ぷらっとこうち」は実践的なまちづくりや社会活動をする人間を排除するようです。その理由はどんなところにあるのでしょうか?
 「ぷらっとこうち」は県民の税金で運営されています。説明責任は県政情報課にありますね。未だに説明をしないのはどうしてなのでしょうか?社会人としての基本的な礼節を欠いているとしか言えませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.19

ロバート議事法をご存知でしょうか?

 130年以上前にアメリカのロバート将軍が考案された「ロバート議事法」。会議の意見を集約し、民主的に運営する原理原則が記述されています。青年会議所(JC)やロータリークラブ、ライオンズクラブ、商工会議所など民間の公益団体の組織運用や会議のマニュアルとして広範囲に普及しています。

 下記の引用が長くなりますが会議運営の原理原則として大事な事柄です。私は高知青年会議所時代は6回理事を経験しましたが、体に染み付いています。改めて言葉にしますと「なるほど」と思われます。
Kochijc
 今回問題になりました高知県政情報課が管理している公共掲示板「ぷらっとこうち」運営委員会。。議事録の作成も、会議のやりかたも「全く異なる」原理で運営されていることがよく理解できました。

 異論をまとめ、「合意形成」を行う会議のやり方は、当然行政と市民との対話、ワークショップなどにも応用されなければなりません。
 「書き込み停止」や「登録抹消」などの重要案件は慎重な審議と「3分の2以上の賛同」も必要ですね。

 そういう点からも「ぷらっとこうち運営委員会」(松尾晋次議長)は、会議を運営する「体をなしていない。」と言えます。「ぷらっとこうち運営委員会第39回議事録」もロバート議事法であれば条件は満たしていません。失格です。
Ainamws1_1
個人情報の開示は一部だけされました


ロバート議事規則の基本原則

(1)定足数遵守の原則
 会議を開き議決を行う際に最低必要とする出席者数のことである。公式な会合では、定足数を定め、その数に満たなければ会合を開き採決することはできない。

(2)多数決の原則
 特に規定する場合を除き出席者数の過半数の賛成が必要である。重要な議案では出席者の三分の二の賛成を必要とする旨、特別規定を設ける場合がある。

(3)少数意見尊重の原則
 ある意見にセカンドがつき次第、議題としなければならない。
 * セカンドとは「各種動議の賛同者」のことで、少数意見を大切にすることになる。

ロバート議事規則による会議の進め方

(1)会議前の準備
 会議用資料を十分に整え、会場の設営・日時の決定・議案等を前もって送付する。

(2)開会のあいさつ
 議長はあいさつの後着席し、これより書記は議事の記録をする。

(3)定足数の確認
 会議構成員の定員数と出席者の人数を発表し、過半数に達すれば会議は成立する。
(4)議事録署名人の指名
 出席者の中より指名する。

(5)前回議事録の承認
 前回の議事録を読みあげるか、前もって送付しておく。

(6)各種報告事項

(7)議題審議

A 会議を主宰する者は議長であり、議長の許可のもとに発言する。

B 一つの議題で同じ意見を何度も繰り返し発言することは慎まなければならない。

C 協議事項について提案者は簡潔に提案理由を説明する。

D 一回の発言は3分から5分で、一人二度まで通算10分以内とする多数の代議員に発言の機会を与えるためである。

E 発言は意見か、質問か、動議であるかをまずはっきり言う。

F 賛否を採決する場合は、出席者の過半数とする。
但し、重要な問題、あるいは前に採決されたものの修正は3分の2の賛成を必要とする。

G 賛否同数の場合は、議長がこれを決する。

H 議長は意見を発表してはならない。若し意見を発表する場合は他の出席者に議長を交代してもらい発言する。

8)その他
 議題以外の提案があれば、その他で受理し議場にはかり「セカンド」があれば賛否をとり、議題とする。

7.議長の権限

議長の権限は次のとおりである。
  (1) 会議の招集
  (2) 開会・休会・閉会宣言
  (3) 議事録署名人の指名
  (4) 議題の宣言
  (5) 採決(可否同数の場合の決裁権)
  (6) 会議事務の監督
  (7) 発言の許可、制止(一巡しないうちは同じ人が発言できない)
  (8) 不穏な発言の取り消し命令
  (9) 暴力行為者に対する退場命令

8.議長としての能力と技術
 議長として会議を成功させるためには、次のような能力と技術が必要である。
  (1) 規則、会議運営の諸会則に精通すること
  (2) 会議への集中力を高めること
  (3) 事態に対応できる処理能力のあること
  (4) 時間を厳守し、有効な使い分け
  (5) ユーモアに富み、自己中心でないこと

9.議事録の重要性

 会議議事録の必要性は将来議事の効力について問題が発生したときにその有効性を証明する有力な記録にもなり得る。
 また、その会議に出席できなかった会員にも知らせることができるし、将来の審議の参考にもなる。会議では前回の議事録の承認をとることにより、明確な資料になる。

 なお、記載される事項は次のとおりである。
 (1) 会合の種類(定例か臨時か特別等を明記する)
 (2) 会議の名称
 (3) 会議の時間・場所・出席者
 (4) 議長・書記
 (5) 前回議事録の承認
 (6) 議事
    議事の順序および動議その他重要な発言の要旨
 (7) 決議事項
 (8) 採決の方法およびその結果
 (9) その他議長において必要と認める事項
  等を議事録作成者は記入しておく必要がある。

10.討議の方法
 あらゆる会議では、全体の合議体の意思をどのようにまとめてゆくかの過程が極めて重要である。会議は議長が主宰し、少数意見も尊重しつつ、全体としての意見を集約してゆかなければならない。
 議長は中立公正であることが求められる。それに議題と発言者の発言内容についての正確な理解がないと議長の責任を果たすことができない。
 また、発言者も議長が会議の主宰者であること自覚し、会議のルールを守らなければならない。質問や意見を述べるには議長の許可を得てはじめて発言すべきである。議長の制止をも聞かないで発言するなどということは厳に慎むべきである。

 意見または動議を述べたときには、セカンドする物がなければそれは正式に意見または動議として採り上げることはできない。出席者がひととおり発言するまで、同じ事項について二度目の発言を行うことはできない。同じ議題については、二度まで通算10分以内で発言できることになる。

 実に民主的で奥の深い会議のやり方ですね。JC時代の理事会は皆自然に原則的な意見を言いあったことでした。
 1988年に高知で日本青年会議所の全国大会がありました。全国から1万人の仲間が来ました。大変な準備をしていました。「土佐フード祭り」を城西公園で開催する時期が、昭和天皇のお病気の時期と重なりました。全国の自治体のイベントが自粛する中でどうするかの議論もありました。

 今にして思えば「ロバート議事法」の成果です。高知青年会議所理事会は冷静な議論をし、天皇陛下にもしものことや重態という事態になれば一切の事業を休止する。そうでなくお病気が小康状態ならば、粛々と行事は履行すると決議したことでした。

 すべての予定行事が開催できました。規模を小さくしながらです。来訪した会員にも理解を得られすべて行事は成功しました。大会にはカーター元大統領も来られましたし。
(下記はぷらっとこうちの「議事録」もどきです。)
Gizirokumodoki1

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006.07.18

県民との協働は県民の排除

 高知県の旧行政経営改革室が約600万円の県税とこしらえた公共電子掲示板「ぷらっとこうち」。現在は県政情報課が管理運営し、設立時から1000万円の県民の税金が費やされました。

 私は設立当時の2003年から登録していましたが、7月13日に突然何の通告もなく登録抹消されました。県税で運営されている公共電子掲示板であれば、きちんとした理由があるでしょうが、何の通告文もありませんでした。

 高知県庁は最近「県民との協働」ということ言います。しかし意見をその場で申し上げますと、すぐに排除されるようです。「広く県民から意見を集める」はずの公共電子掲示板が県民を理由なく排除し、発言をさせない措置をとりました。
Kenchou1_1

 高知県の「県民との協働」が嘘であり、県に逆らうものは徹底排除する伝統であるようです。信頼できるやりとりが県民と県庁との間にあれば、「やみ融資事件」なども起こらなかった筈です。

なにもかにも隠して県庁内だけで処理しているから組織は腐敗し、次々と不正融資事件が引き起こされるのです。不正を防止するのは「情報公開」です。高知県庁が「口やかましい」私を排除したことは、まだまだ隠匿体質が強い証拠です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.17

猛暑のなかでのおびさんマルシェ

 とにかく暑かったらしい。それで墓地公園見学から帰りますととストレッチしながら、倉庫で昼寝をしました。涼しい。夕方竹内隆志さんが来られXoopsの設定とインストール。パソコンの調子が今ひとつで上手く行かない。

 とにかく莫大なデータ量。インストールするだけで大変。XOOPSは初期設定が、概念が違うので「?」という感じ。そのあたりがしんどい。しかし何とかしようと思います。何事も挑戦ですし。
Obisann01_r

 日が落ちたのでおびさんマルシエ「夜の部」を見学に。夜は初めてですね。そういえば前回のマルシェの時は腰痛分離症が始まったばかりでした。2ヶ月苦しんでいました。もうまもなく回復できるでしょう。

 たからちゃんと西岡謙一さん、高知新聞夕刊特報部の広末智子記者にもお会い知ることが出来ました。とうとう今日はおびさんマルシェの実行委員長の大西みちるさんにお会いできませんでした。
Obuisan1_r_1
 松井秀喜選手と同じ頃の季節に私も怪我をしました。彼もようやく外での練習が出来るようになりました。私もだんだんと日常生活が出来るようになりましたから。あとは前屈が完全に出来ること。走れること。この見極めのクリアーが課題ですね。

大西みちるさん
Aozora_r
 夜の部はお店はすくなくなっていましたが、それでも頑張っている人もいました。アート系の人たちは頑張っているようですね。
 「土佐は青空」のブースもユニークな作品が展示されていました。お皿などが主体ですが、ふくろうを気に入りました。写真を撮らせていただきました。

 次回のマルシェは9月だそうです。それまでに体を治すこそをしませんと。
Fukurou1_r

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2006.07.16

墓地見学会へ

Haka01_r
今日は夜須の海ではなく、いの町にある墓地公園の見学会へ行きました。
 3月にも見学会はありましたが当時は未完成。今回は造成も終わり、付帯工事も終了していました。

 いの南墓地公園
Haka3_r

 今日は炎天下。日差しは強い。いの町に墓地のある叔母と、いの町の住民である母、家内と私で見学会に。墓地公園内は日陰がないので暑いこと。20分とはおれませんね。

 値段は永代供養料金を含めて、656000、816000、1056000円でした。
1・2坪、1・5坪、2・0坪です。墓地はバリヤフリー。車椅子での墓参りも可能。トイレもありました。墓地のすぐ近くに水道もあります。
Setumei_r
 北側の道が来年3月には開通とか。いのにある実家からであれば車で5分の場所になります。便利ではあるが、購入希望者は多く抽選になりそうですね。南側は天王団地。山を切りとった形。崩れる心配はないようです・

 炎天下にもめげず見学者は多いようでした。「人生に終いをつける」意味でもお墓は大きな意味はあるでしょう。汗を流しながら考えたものでした。
Ino_r

| | コメント (2) | トラックバック (0)

BBSとblogとSNSについて 7月21日(金)

06619001_3


西村 今週のゲストは、高知ブログアンテナを主催されているデザイナーでコンサルタントである竹村直也さんです。今日のテーマは「BBSとblogとSNSについて」お話をお聞きします。
 高知ブログアンテナでは高知の300近くのブログ(274)が登録されています。

 BBSと言えば「2ちゃんねる」とか、そのローカル版である「高知BBS」などがあります。また高知県庁が予算を出している「ぷらっとこうち」などもありますね。「BBSの時代はもう終わった」のでしょうか?」

竹村  終わってはないとは思います。むしろこれから残り続けるメディアであると思います。匿名性の高いメデイァはネットの特性ですし、匿名ならではの情報交換の場であるでしょうし。形は変わるでしょうが、これからも残るとは思いますね。BBSも。

Pratkochi_3

西村 ブログも既成メディアに取り上げられた時期もありました。しかし一過性のものでした。情報はブログのほうがたくさん満載されていますし、BBSの書き込みよりはなぜか「安心感」を感じるのですがそのあたりはどうなのでしょうか?

竹村 ブログのほうがBBSに比べて匿名性は低いと思います。匿名よりは顔が見えたほうが、信頼もしやすいし。当然やと思うんですね。
 

西村 私はしたことがないので、理解度は低いと思います。http://ja.wikipedia.org/wiki/SNSについて竹村さんは評価をされているようです。最近はどうなのでしょうか?300万人が加盟しているようなのですが。BBSやブログとはどのように変っているのでしょうか?

竹村 SNSは自分は(ミクシィ)というところへ入っています。そこに入って知り合いになるのはもともと知っている人とか、そのなかでお互いの素性がわかって友達になるとか。
 そういうところなんですね。BBSやブログで書くよりは、「気楽に」書けますね。そういうところがありますね。
 最近僕はブログのほうで書かずに、mixiのほうばかりで書いています。

西村 確かmixiは誰かの紹介で入会するのですね。仲間内での安心感が一番のポイントなんでしょうか?

竹村 そうですね。気楽さですね。安心感。昔の大学時代の県外の友人とか、小学以来全然会ってなかった友人など。mixiでばったり会ったりとか。その辺が意外と面白いものですね。

西村 それはかmixiはひとつの「コミュニティ」になっているのでしょうか?

竹村 「出会い系」に対して、mixiを「知り合い系」といっている人もいますね。

西村 BBSなんかですと、少しの言葉の行き違いなどで、感情的になったりしますね。mixiはそういうことにはならないのですね。

竹村 ならないでしょう。自分はなったことはなったことはありません。
Blog1


西村 BBSとblogとSNSもそれぞれ、長所と短所があるようです。竹村さんはどのように使い分けをしているのでしょうか?

竹村 BBSは「情報が欲しいとき。」。ブログは「情報を出したい時」。SNSは「プライベートで情報交換したい時」とかただ日誌を書きたい時なんかです。

西村 コミュニケーションを深める時にはSNSを使うわけですね。

竹村 そうですね。

西村 高知県庁のBBSである高知県政情報課が管理運営している公共掲示板「ぷらっとこうち」についてコメントをブログでされておられました。おかまいない範囲でご紹介下さい。

竹村 なかなか難しい問題があるとは思いますね。県とか運営委員会の人達が。「杓子定規」的なところに来ていますね。対抗する側も「意固地になる」ようになりますね。ならざるを得ないと言うか。
 1利用者としてたまに覗きに行きますと、参加者のコメントの仕方が、お互い「喧嘩を吹っかけている」ようなところがありますね。
 それで長々と見ていくと突然県の人が出てきて「削除」になったりしていますね。「削除の理由」を長々と書いてあったり。。。とてもじゃないけど「怖くて書けない。」正直なところです。
 禁止事項がやたら多く、削除があったりとか。見ていてとにかくめんどう。
 県が関わっているから仕方がないことが多いけれども、県が関わっているから禁止事項や削除になるのだから。めんどうですね。
 今流行のアウトソーシング。はやめに民間の人にやってもらうとか。県の名前を外すとか。そうしませんと変らないでしょう。

西村 この「ぷらっとこうち」は高知県のホームページのトップページにリンクを貼っていますし。皆は高知県がやっているBBSと思いますね。
 そのわりにはあまり見ている人が多くないし、書いている人も限られていますし。そこに「公共性」があるのかなと思いますね。

竹村 結局若い世代ですね。自分らぐらいの20代、30代の者が書いているのを殆ど見たことがありません。
 上の世代の人たちが議論しているだけで。僕らの世代が書けるような「ゆるさ」と言うか、そういうものがありませんと。
 結局県のお金で上の世代の対立を作っているだけのものではないでしょうか。僕らから見たらそう思います。

西村 インターネット上での「実名」と「匿名」についてはどのように考えるべきなのでしょうか?
 あるべき姿はどうなのでしょうか?

竹村 匿名あってのインターネットというものもありますし。匿名で行きたい人は匿名で行けば良いし。実名の人は実名で行けば良いでしょうし。
 匿名ですと「信用性は落ちる」でしょう。実名だと言って実際に嘘ついている人もいるわけですね。ネットである以上は難しいところですね。
06619003_1

西村 ネットもメディアですからね。テレビへ出てくる人も芸名で出て本名とは別の名前で出ていますね。出た以上は露出した部分の情報についての責任はありますね。
 ネットであろうがテレビであろうが同じであると思いますね。

竹村 そういう点ではSNSは安心感があるのですね。SNSではペンネームですが、その人がどういう素性の人なのかはその人のページへ行けばわかりますし。
 この人はもしかしたら「けんちゃんかな」と言ってアクセスできるわけですし。その情報を見まして、その人の日誌を見ますとわかりますよね。
 そういう部分でSNSは面白いと思いますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.15

処分理由に注目してみましょう

Logerrar_1
 どのような「処分理由」が、高知県県政情報課(課長土居寛道氏)なり、ぷらっとこうち運営委員会なるもの(議長は県政策推進課企画監の松尾晋次氏)から出てくるのか興味深いものがあります。

 7月14日の話し合いは、総務部副部長浜田正博氏、県政情報課課長土居寛道氏も出席されていました。

 主に発言されていましたのは松尾晋次氏と健康福祉課の山本千香子氏でありました。2人は4月で廃止された旧行政経営改革室の構成員であり、2003年に竹内隆志さんを処分したときも「ぷらっとこうち運営委員会」メンバーの県職員です。

 「優秀な」県職員でしょうから、「きちんとした処分理由」を提示されることでしょう。
 また「処分告知」をされる前に、「ぷらっとこうち」から「登録抹消」した理由も「きちんと」説明されるでしょうから。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.07.14

夕立後の新堀川七輪サロン

 雷が鳴り響き、大雨でした。その後晴れました。午後7時過ぎから新堀川にて七輪サロンを開催しました。
 今回はこじんまりした七輪サロンでしたが、川風が気持ちよく、屋外での夕涼みも良いものでした

| | コメント (0) | トラックバック (0)

さてどういう処分理由なのか?

 私(西村健一)と竹内隆志さんが、何の通告もなく高知県政情報課の電子掲示板「ぷらっとこうち」から書き込みが出来なくなりました。(写真参考)
 理由の提示もなく、いきなりであり、実は昨晩からです。
Logerrar


 公共性のある掲示板の書き込みの削除のみならず、登録抹消措置を既にしています。
それはどれほどの理由があるのでしょうか?見ものです。当然「説明責任」は処分したほうにあるからです。

 ちゃんとした公共性の理由がなくてはなりません。そこは優秀な県庁職員ですので、いくらでも理由を挙げるでしょう。さて矛盾なく出来るかどうか見ものです。

 ともかく「かくかくしかじかで書き込みを停止する」と言う書状が先に来て、停止されるならともかく、13日の「関係者での話し合い」直後の措置は、作為を感じますね。

 腹が立つより呆れるだけですね。
 新堀川での市民説明会では、答え切れない市民からの説明では「後日回答します」で具体的な回答日時を示しません。ぷらっこうちの方はとても「迅速な」処分でした。

 高知県庁には市民との対話姿勢が見せ掛けだけであり、「皆無」であることを、新堀川では県都市計画課、ぷらっとこうちでは県政情報課を通じて私達は知ることが出来たことをご報告申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぷらっとこうちから登録抹消になりました

 7月13日夕方。午後6時半より8時半まで。県庁2階の会議室で、高知県政情報課が運営している電子掲示板「ぷらっとこうち関係者会議」(仮称)が開催されました。これは運営上様々な矛盾や軋轢を抱えているぷらっとこうちをなんとかしよということで、市民有志が県の浜田正博総務部副部長(統括)に打診し実現しました。

 出席者は市民側は市民オンブズマン高知代表の窪則光氏、草の根情報化や市民活動を実践されている西岡謙一さん。NPOハートリンク・コミュニティ代表の竹内隆志さん。コミュニティFMとブログサロンで活動している西村健一です。

 県側出席者は浜田正博総務部副部長。土居寛道県政情報課課長。ぷらっとこうち「運営委員会議長」の松尾晋次氏(県政策推進課企画監)県政情報課のぷらっとこうち担当職員(森本絵里氏と人事企画課の主幹河野和広氏)である。
 ぷらっとこうち運営委員会メンバーは、県職員であり議長である松尾晋次氏(政策推進課企画監 人口構造担当)、健康福祉課の山本千香子氏が出席しました。
 民間人運営委員会メンバーでは事務局員も兼務されているという萩野由夫氏と宮路北斗氏、森木隆氏が出席されました。
Pratkochi_1


 それで今回の会談の結論は「西村健一及び竹内隆志氏の登録抹消を運営委員会として発動する」ということでした。

 既に組織論的にも、運営論的にも「破綻」している高知県庁が税金で運営している公共電子掲示板「ぷらっとこうち」をなんとか「救助」しようとする思いにて、市民オンブズマン高知代表の窪則光さんや、実践的な市民運動を展開されている西岡謙一さんいも同席いただき、「前向きな提案を複数」いたしましたが全く無駄でした。

 運営委員会側は最初から「私と竹内さんを処分」するための口実探しをしたとしか思えません。

 会談直後から私達はぷらっとこうちでの登録は抹消され書き込みが出来なくなりました。現在「指定された会員は存在しません。」という表示が出まして、ぷらっとこうちへは書き込みができなくなりました。

 どうやら13日はそのための「事情徴収」「口実探し」の会談であったようです。
 ぷらっとこうち「運営委員会」なるものから具体的な処分通知は来ておりませんが、既に私達2人は登録を抹消されていることを皆さまにご報告申し上げます。

 これほど県民を馬鹿にした話はありませんね。

 関連項目(知事発言)

「ぷらっと・こうち」で県民と向き合えますか?

ぷらっとこうちの悩み

高知県政ぷらっとこうち問題 | | コメント (0) | トラックバック (1)

2006.07.13

情けない日本外交の惨敗

 W杯に続いて今度は日本外交の惨敗が確定したようだ。
北朝鮮のミサイル乱射に対し、国連安保理での「制裁決議案」を日本は提案、中国とロシア以外は皆賛成という見通しでした。

 しかし今は大勢がロシアや中国案に賛成の雲行き。アメリカまでが腰砕けになっています。そこまで決意するのであれば日本は何を外交努力をしたのか?小泉首相はその決議案とは関係なく、「最後の外遊」を行っている。

Madamano_3_thumb_2

 元総理や、閣僚を次々と安保理理事国に派遣したかと思いきや何もしない。「強がり」だけでは外交では成果が上げることはできません。

 またまたW杯に続く惨敗。あげくに相手国を先制攻撃論が余計に周辺国との摩擦を生み、ますます外交上のポイントを失うハメに。無能な政府は退陣してもらいたいものです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.11

街路計画のみの都市計画はありえない。

Ekihiroba
 どういう街の姿にするのか。高知駅前再開発にはそもそも都市像の議論も提案もありません。連続立体交差事業は県が、区画整理事業は高知市が実施しています。現状の追認を「都市計画」とは呼ばないでしょう。
 現在都市計画と県が称していますのは「街路計画」です。元建設省都市計画局に在籍されていたん衆議院議員福井てるさんも「高知県と高知市には都市計画なるものは存在しない。」と言われていましたし。

都市再生法の活用方法は?

シネコン問題をどう考える?

掛川市の実験に注目しよう

高知が目指すモデル都市とは?

人間に優しい都市づくりは可能か?

Kouzigo2sin_3
 高知新聞7月9日付け高知新聞記事「新堀川工事再考をにもありますように、7月7日高知県主催の県道「はりまや橋ー一宮線」の道路建設説明会に参加しました。
 最近新堀川にて、宮崎県と四万十川にしかいないとされたアカメの幼魚まで捕獲されました。同じ絶滅危惧種A類のシオマネキの生息も確認されるなど、都市中心部の河川では大変良好な生態系を保持しています。
Akame2
 また新堀川沿いでは中江兆民、岡本寧穂、武市半平太ゆかりの史跡があります。もともと新堀川は1625年に町人達が江ノ口川と、堀川を繋ぐ運河として資金と労力を出して建設したものです。

 階段護岸は、山間部で伐採した木材を筏にし、浦戸湾から江ノ口川を経由し、新堀川にて荷揚げした波止場跡です。干満に関係なく材木を荷揚げするものであり、材木加工の大工などが多く住んでいたので材木町とも呼ばれていました。

 県の説明では歴史的なゆかりのある階段護岸も道路下に保存し「生き埋め」にするとか。生態系が回復した新堀川も暗渠になれば、魚類の餌のコアマモは育たず魚類は絶滅するでしょう。
 県の説明では自然生態系と歴史資源を「生き埋めにしてまで110億円かける4車線道路工事の公共性、必然性が感じられませんでした。
Nakae1_r_2
 建設根拠とされる自動車通行量調査資料も10年位前のもので、とでん西武や中心街から映画館が撤退した最近ではありません。人口が80万人を割り込み、更なる人口減と高齢化が進行する高知県。県負担は起債(借金)です。借金してまで強行すべき道路計画ではないとわたしは思います。

 きちんとした説明会を行い、もう一度市民の意見も収集し、道路計画そのものの見直しをすべきでしょう。そうしませんと高知県は「大恥」をかくようになりますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.10

ブログの可能性 ブログの限界について 7月14日(金)

 今週のゲストは、高知ブログアンテナを主催されているデザイナーでコンサルタントである竹村直也さんです。今日のテーマは「ブログの可能性 ブログの限界について」お話をお聞きします。
 高知ブログアンテナでは高知の300近くのブログ(275)が登録されています。


西村 竹村さんにあらためてお聞きしますが、ブログの良いところ。可能性というのはどんなところにあるのでしょうか?

竹村 これはけんちゃんもあちこちに書いたり、話したりしていますね。気軽に情報発信が出来る。ということですね。
06619001_1

西村 そうですね。従来のホームページではホームページのソフトがあったとしても作成するには、物凄い時間と労力が慣れてもかかりました。

竹村 体力要りますよ。

西村 私も前の番組である」「けんちゃんのどこでもコミュニティ時代は、1週間5回分の原稿ですが、1回分1時間かかって合計5時間かかってテープ起こしと要約筆記。更にそれをホームページに加工するにはレイアウトや画像の挿入、リンク表示など余分に3時間かかりました。
 ブログであれば、テキストファイルで打ち込んだ時点で、画像があれば、そのままホームページにその場で加工が出来ますね。労力は5分の1になりました。

竹村 そうですね。徹夜することもなくなりましたよ。昔はホームページを作成していたら、気がついたら「朝だった」ということもしばしばでしたし。
 ブログになってからは早めに寝ることが出来るようになりましたし。


西村 昨年から、今年の初めにかけましてローカルメディアにおきましてもテレビや新聞などでブログのことやブログ愛好者が取り上げられました。竹村さんは「取り上げ方が問題ではないか」と苦言を呈していました。
 マスディアのブログに対する取り上げ方それはどのようなところにあるのでしょうか?

竹村 何社が取材を受けました。ある社から依頼があったときに嫌だなと思ったことがありました。以前取材されたことと同じような、内容。
 パターンが同じ。取り上げられるブログ作成者も同じ人。それでは面白くはないと思いますね。
 3~4回取材されましたが、いつも自分の
百足館けんちゃんのブログと、ウキウキブギブギの3つのブログばかり取り上げられました。
 他にも面白いブログがあるのに、全然取材してくれなくて、いつもその3つのブログばかり取り上げられていました。それはおかしいなと思いました。
Blog01nagase


西村 竹村さんのブログやウキウキブギブギは長時間取材されているようですが、私のほうは最後の来られて「ついでに」と言う感じ。
 一体何しに来たのだろうと思いました。これはメディアの人達が,ブログを理解していないか、下に見ているのか。そのあたりどう感じられましたか?

竹村 どういう風にアップしているのですか?とか何を書いているのですか?という質問が多かったですね。(ブログを見ればすぐわかることです。)
 それに答えるのは正直苦痛ですね。

西村 最近竹村さんは「ブログに飽きてしまった」とも言われていますがそういうところも原因ですか?

竹村 2年ぐらい前から。百足館のブログを作成していますが、こちらではやりたいこと、書きたいことは書いてしまいました。
 これか書かないとか。飽きたということではなくて、暫くすると書き出すと思います。


西村 全国的に見て、竹村さんが注目されているブログはありますか?それは「その他大勢」のブログとはどういうところが違うのでしょうか?

竹村 それほどしゃかりきにブログを読んではいません。ただ面白いなと言うブログはありますね。
 読んでいて文章に勢いとか、メロディがありますね。読んでいて楽しくて次は何を書いているのかな。そういうブログはありますね。
昔に「サムライ魂」というサイトがありました。変な文章でした。字が大きくなったり、小さくなったりして。本当にメロディと勢いだけのサイトでしたが、そういうブログであれば見ていて面白いですね。中味がつまらなくても引き込まれますね。


西村 ブログの限界、至らなさはどういうところであると竹村さんは思われていますか?

竹村 自分はもともとフリーペーパーをやっていました。そこから派生して来た人間なのでどうしても紙メディアに比べますと、読み応えがない。そこがあるのかな。
 サイトのデザインもブログですとどうしても字が並んだ状態になりますし。印刷物でないので残らないですね。ブログは。
 印刷物は修正がなかなか出来ないけれども、ブログですと簡単に修正が出来る。ですので印刷物にくらべて言葉がブログは少し軽いのではないかとも思いますね。
 読みたいブログが少ないというにもそのあたりに原因があるのではと思います。

西村 作成することが簡単であるぶん、思い入れと言うか「軽く」なるということですね。

竹村 そこはブログの良さでもありますが、物足りなさでもあるうようですね。

西村 ブログは今後発展していくのでしょうか?またどのようなブログになるべきなのでしょうか?
Harimayablog

竹村 だいぶ変わるでしょうし、発展もするでしょう。この2年間でも変わりましたし。デザインなんかも。今後変わって欲しいなということもありますね。
 ブログは左側にナビゲーションがあって、右に本文があるような構造ですね。ずらっと字が並んでいますね。
 それが新聞社のサイトのように見出しがあって、好きな記事をそこからでも読めるとか。デザインも「見やすいブログ」になって欲しいなと思いますね。

西村 それはYahooのような形態になりますね。

竹村 情報を見て、自分で好きな情報を自分で徴集できるような。デザインが出来ればいいですね。ブログはずらっと字が並びますしね。

西村 新しい記事が上へ来て、古いものが下へ下がってとか・・。
カテゴリーでブログは分類はされますが、そのカテゴリーがわかりにくいと言いますか・・・。
 探すのが難しいところがありますね。

竹村 その辺がどのように変わるのか、、改良されるのかでしょうか。その辺でストレスを溜めている人もいますので・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.09

南海地震条例づくりワークショップに参加

 7月8日は朝は台風3号の影響があり大雨模様。長靴をはいて「南海地震条例づくりワークショップ」(主催高知NPO)に参加しました。
 高知市本町の共済会館会場には、市民40人が集まっていました。

 高知NPOの坂本道彦専務理事が、前方のスクリーンを使って、南海地震のメカニズムや津波のシュミレーション画像を説明。自分の地域でのワークショップが必要を強調していました。想定では高知県での南海地震の被害は全半壊家屋が8万戸。死傷者は2万人と想定されているとの説明をされていました。
Setume11_r
 早速会場からの疑問の声が寄せられました。「条例づくりの前提条件が違うのではないのだろうか。今日は意識の高い市民が大雨にもめげずに集まっています。地震の説明は不要です。むしろ今回のワークショップの目的が曖昧なので、意見集約が難しいのでは。」と。

 南海地震条例策定の委員会との兼ね合いなどもどうなっているのか主催者側からの参加者には説明が不十分でした。今後の検討課題となるでしょう。

 ワークショップは参加者の居住地域や町内別に分けられていたようです。1班は海が近い地域。2判は山が近い地域。3班は低地。4班はそれ以外の地域でした。私は海がすぐ近くにあり、下知地域と言う低地に住んでいますので、1班に配属されました。
Ws1_r
 いざワークショップが始まりますと、短い時間ですが大事な事柄がたくさん出ました。

「隣近所との繋がりが希薄になっています。災害支援は隣近所でしなければならないのに、コミュニケーションが取れていない。」

「津波襲来想定地区ですが低地で、逃げ込める山などはありません。公共で町内に3箇所程度駆け込み高台を建設していただくことが優先条件だ。」

「マンションに住んでいますが、周辺住宅との交流がなく98水害時にも孤立した経験があります。」などなど多くの問題点が出されました。

 それで整理していきますと、

1)災害罹災情報の正確な伝達方法が確立されていない。

2)自分の地域の正確な被害想定を掴みきれていない。

3)地域全体では関心が低く啓発に苦労している。とのことです。

4)中学生や高校生など学生を災害救助に役立てるように育てることも課題 という意見も出されました。
Nishida_r

 条例に検討いただきたい事柄としましては、

1)津波が迫る中で学校や高い民間建物に避難する場合、入り口が開かなくて窓ガラスを割って入ることは許されるようにしてもらいたい。

2)正確な罹災情報を的確に伝達する手段を明確にしてもらいたい。


3)学生の最大活用。具体的な罹災対策訓練。

 実質ワークショップは2時間程度でしたが、可能であればもう少し時間を取り、半日や1日がかりで実施すべきではないかと思いました。

 他の班の発表も聞いていまして、抱えている問題がそれぞれ異なり、大変参考になりました。

また参加者の川添俊一さんからご自身が独自に調査し、編集しまとめられた「ウソ・ホント 南海地震」というレポートを頂きました。
Kawazoe1

Kawazoe2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.08

都市計画道路「はりまや橋ー一宮線」説明会

Aisatu_r
 7月7日、七夕ですが、午後7時から新堀小学校内の「コミュニティホール」にて、高知県高知駅周辺都市整備事務所主催の都市計画道路「はりまや橋ー一宮線」説明会が行われました。町内の皆さまへというご案内でしたので、周辺の1県民として傍聴に行きました。

 事前に該当町内に配布されていました文面では「地域の皆さまとワークショップにより貴重な意見をいただきました。」。専門家で構成する「生態系検討委員会のもと、有識者で構成する検討会で検討を加え計画しております。」とのことでした。

 2002年4月(平成14年)に説明会を実施、その内容に基づき工事をしているとと。その後4年経過し、再度道路計画の詳細な説明、関連工事の電柱地中化工事と今後の工事についての説明会でした。

説明会は定刻の午後7時から始まりました。まず驚いたのは市民を対象とした説明会であるのに行政関係者の参加者の多さ。高知県土木部都市計画課荒川辰雄課長(8日付にて国交省都市整備審議官に転勤)、西岡栄喜課長補佐、野々村毅課長補佐など都市計画課の課員の殆どが出席。
 工事実務担当である高知駅周辺都市整備事務所横山芳正所長、岩崎昇次長、など多数の所員が来られていました。

 高知市側からは都市整備部の高知駅周辺整備の担当課長と、まちづくり推進課の課員が出席されていました。第一コンサルタントの出席者が2名いましたので、市民対象の説明会であるのに行政側関係者が39名いました。
Setumeikai1_r
 会場前列が荒川都市計画課長と横山高知駅周辺都市整備事務所所長など幹部職員が着席。市民側から見て右側が県関係者とコンサルタント。左側が高知市役所関係者と「コの字」型の机の配置。参加市民はと言いますと十分な告知でもないのに(会場付近の案内図も何もない状態)で50人が集まりました。

 説明会は司会を横山芳正高知駅周辺都市整備事務所長がされました。出席者の行政関係者を1人1人紹介していくだけで10分間の時間が経過しました。

 次に県道「はりまや町ー一宮線」(はりまや工区)整備計画について、高知駅周辺整備事務所の工事班長坂田章氏が、配布された資料を読み上げて説明しました。説明がひととうり終わるまでに30分が経過していました。

Siryou1_r

 説明が終わるや否や、早速年配の質問者がしどろもどろの口調で質問をしていました。要領を得ず、ただただ時間が空費されます。質問内容が整理されていないから、回答も要領を得ず、時間だけが空費します。
 突然「おんちゃんやめや!」との声が。「やかましい!」と応酬。質問者はマイクを離さず「総会屋」状態。茶番のやりとりでしたが、司会者の横山所長は仕切る様子もありません。
 
 ようやくその質問者が30分時間を空費。説明時間と1時間時間が経過していました。
 最初は前回の市民を対象にした説明会にはなかった行政側としては「新機軸」である「電柱地中化」工事についての質疑応答時間でした。
 説明では地中化の目的は都市景観の向上と、都市災害の防止とされ、地震などの災害時に被害が軽減されるのが電線共同溝の整備だとの説明。

 誰もこの件で質問者がいませんでしたので私が質問しました。
「電柱地中化工事が災害に役立つという説明はおかしいのではありませんか?先般の新潟中越地震では電柱地中化した都市では被害が大きく復旧が大幅に遅れたと聞いています。ましてこの地区は軟弱地盤。地震時地面が液状化する可能性もあります。電線共同溝が災害に強いとはいえないのではないのでしょういか?」

(参考)

災害体験を高知でどう生かす その2

東南海地震の規模について

 すると回答がありません。しばらく県側は沈黙してこう言いました。
「一般論では電柱が倒れて道路を塞ぐという危険性が回避されます・」という説明でした。
 私は「この地域での電柱地中化工事ですから当然地盤や地震時の液状化の可能性は調査していないのでしょうか?高知県庁に南海地震対策をされている危機管理課がありますが、データは持っていないのでしょうか?」と再度質問しましたが明確な回答はありませんでした。
 驚くべくずさんな道路計画

 その後「総会屋」状態の年配の質問者を除く質問がいくつか会場から出ました。まず道路計画の根拠となっている交通量のことです。
 「調査が平成2年10年と、古い年次であり、道路の完成予定が平成22年。どのように交通量を予測したのか?」という質問がありました。
 これに対しても説明は道路交通容量が39200台(1日)と予測されるので、4車線にしないと対応できないとの説明。

 しかしこのデータは古いし、根拠不明。イオンも北部環状線もない状態の調査ではないだろうか?その間にとでん西武百貨店も、中心市街地から映画館も撤退し、想定の中心市街地へ郊外からの車の流入量は当然少なくなっていると思います。

 次の質問は事業費110億円の内訳です。
「説明では半額が国の補助になりますね。県の予算はどれくらい使用するのでしょうか?」との説明。

 何%とかいう抽象的な回答に終始しました。「一体いくらの県予算か具体的な数字を表示していただきたい。」との質問者。
 ようやく「県が49億円。高知市が8億円です。」との答えが。

 質問者「それは借金で賄うのですね?」「起債です。」との回答。
 次の質問者は「この道路の維持費は年間いくらかかるのでしょうか?高知市のかるぽーとは建設費が200億円。年間維持費は4億円と言われています。それに起債の返済がありますね。いくらですか?」

 それに対して県側の回答は「今ここにはデータがないとの」こと。
 「4車線道路の場合の維持管理費用は1メートルあたり幾らとのデータはあるはずですよ。」と再質問。

 県の回答は「各土木事務所にはあるので、いまここでは回答できませんが後日回答します。」と言われていました。

 次の質問者は新堀川の歴史資源の質問でした。

「資料では新堀川の階段護岸は由来不詳と書いてあります。またこの階段護岸はどのようにして保存されるのでしょうか?」

 それに対して県側の答えはこうでした。

「高知市の教育委員会などに聞きました。階段護岸につきましては、横堀公園付近に移設も考えましたが、子供達の安全も考え断念しました。工事ですが、階段のまま盛り土し、地下に保存します。そして道路の歩道に階段護岸はこうですと書いた立て札を立てます。」

 それに対して質問をされた年配の男性はこういわれました。
「由来不詳とは調査不足です。この階段護岸は江戸時代に、物部川上流で伐採した材木を船入川を利用し浦戸湾にいかだで運びました。
 そして江ノ口川を経由して新堀川に来まして、材木を荷揚げしました。干潮時でも満潮時でも材木を陸揚げできるように階段護岸をこしらえたのです。そしてその岸は今は新堀小学校になっていますが、大工などが多数住むようになりましたので材木町と言われているのです。 
 私達の先祖のそうした由来も知らず、道路に埋め込むなど歴史を大事にしていない計画であると思います。必要のない道路であると思います。東京の日本橋は高速道の撤去を計画しています。韓国のソウル市では実際に道路を撤去し川を復元しました。もっと高知も歴史資源を大事にしなければなりません。」との発言でした。

 次の発言者は新堀川の自然生態系に関する質問でした。

「最近の新堀川ではアカメの幼魚が発見されています。絶滅危惧種A類の魚で、宮崎と高知県の四万十川が主な生息地と言われていました。そのアカメが浦戸湾最深部、しかも高知市中心街に近い新堀川で生息していました。
 アカメは餌になるコアマモがないと生息できません。今まさに工事をしようとしている新堀川にコアマモが多く生息しています。ここはアカメの幼魚たちの保育園なのです。これに工事で蓋をすればコアマモは生息できません。アカメも生息できません。そのあたりはどうなのでしょうか?」

 県側の回答です。「工事は慎重に行います。現在コアマモの生息している場所は暗渠になるため、現在高知市が駐車場にしている箇所を開口し、オープンスペースをこしらえ干潟の再構築をします。」との説明でした。

 後で会場におられた高知大学理学部の町田吉彦教授に聞きますと「干潟の再構築は不可能。コアマモの移設も難しい。工事が計画どうりに進展しますとアカメもシオマネキも新堀川では生息できません。」と言われました。

 事業説明のなかで「専門家の意見を聞きながら検討します」とありました。質問者が「専門家は誰ですか?」と聞きますと、県側は「今の時点ではお答えできません」とのことでした。

 そうこうしているうちに予定の2時間が経過してしまいました。司会の横山所長が閉会を宣言しようとしていました。
 
 私は「後日回答されますと言うことですが、具体的な曜日は何時でしょうか?次回説明会の予定を今幹部の皆さんが揃っていますので決めてください。」と申し上げました。
 そうしますと「今回の形式の説明会はない。聞きたければ個別に質問に答えます」というのが高知県側の回答でした。

 問題点を整理します。

1)事業計画の基本となる交通量調査の根拠が不明であり、とても信頼に値する根拠になっていません。

2)付帯工事である電線共同溝工事の地震時の安全性が疑問です。この地域での地盤のデータを何も調査していない事実が判明しました。」

3)事業予算について。県負担が半分でそれも起債。子孫に借金を残す形に。明確な事業計画の必要性の説明が薄弱。また年間の維持管理費用もこの道路計画では不明と言う考えられない回答には驚きです。

4)ぞんざいな歴史資源の取扱い。新堀川の階段護岸の由来の調査も不十分。であるから平気で「生き埋め」にし、道路の上に説明文を掲示する発想になっています。

5)自然生態系保護と道路計画は共存できません。
 4車線の道路はほとんど新堀川の上を暗渠にします。最近絶滅危惧種のアカメやシオマネキの生育が新堀川で確認されるほど生態系が回復しています。
 現在の工法での道路工事によりコアマモは絶滅します。移設は困難です。自然生態系を破壊した上に道路が走る形になります。

6)県側の一方的な説明会は今回で終わりのようです。問題点、質問点に関しましては「後日」回答ということで、具体的日時の指定はしませんでした。
 住民参加の梯子段では「一方的情報伝達」の段階で極めて低い段階でありました。

 荒川辰雄都市計画課長は、来週から霞ヶ関の本庁勤務だそうですが、市民ときちんと向き合って事業計画を説明できるような国家公務員になられていただきたいですね。

 聞きたいことも十分に聞けず、積み残した質問項目にも2度と市民説明会を高知県側はしないそうですので、釈然としない説明会でありましたことをご報告申し上げます。

 
Siminsanka5ehashigodan_thumb_3_thumb

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.07

七夕の日のはりまや橋サロン

 今日は七夕。はりまや橋商店街でも七夕の飾りがされています。雨模様の中、パソコンを背負いまして、ブログサロンを開催するためにはりまや橋サロンへ行きました。
Harimaya
 先週NTTさんのおかげで、はりまや橋フレッツスポットへ接続できました。と思い接続にトライしましたが、「またもや」繫がりませんでした。理由がわかりません。
Tanabata1_r

 昔の七夕の風習を伝承されている人がはりまや橋商店街におられまして、わくわく広場前には七夕飾りがしてありました。雨にも関わらず大勢の人がはりまや橋金曜市に繰出していました。
Saron_r
 大阪から来られた人も七輪サロンに参加しました。外でランチなどなかなか都会では出来ませんね。ビルの屋上のビアガーデン位ですからね。いつもリアルな交流が出来るはりまや橋サロンでした。

 今日は会社から急用で呼び戻されたので、サロンには1時間程度しかおれませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

県職員に騙されちゃいました。

 昨日は見事に県職員に騙されました。と言うか、こちらがお人好しだから「はめられた」と言ってもいいでしょうね。
 まず面談用件とは関係ない県職員Aからの電話。別件で面談しませんかとのことでしたが、具体的な話でもないし、腰も痛めているので、丁重にお断りさせていただきました。
 そしたらあろうことか、私と会うことになっていたCさんに、別の課のB課長が電話し「けんちゃんは腰痛で来れなくなった。会談はキャンセルですね。」と言っておられたようです。
Kenchou1

 びっくりしました。私に電話かけてきたのは県職員A。面談する予定でしたのは県のB課長。B課長が私と同席して面談する予定のCさんに「けんちゃんは体調不良で来れないらしい」と電話されたそうです。

 そして面談をお断りした県職員Aが、偶然を装って現れ話しかけます。実に手の込んだストーリーではありませんか。

 人の病状を勝手に利用して、いろいろと画策をする。まさか上級試験で入庁された県職員は公明正大で秀才であると思っていましたのに。
 組織で動く人は「なんでもあり」なのですね。

 こういう体質ですので「やみ融資事件」や県庁での疑獄事件、不正融資事件が頻発するのですね。実際のごまかしの「被害者」になって初めて恐ろしい体質がわくわかりました。大変良い社会勉強になりました。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006.07.06

勇気を持って計画見直しを

かつて橋本高知県知事は手結港マリンタウン計画で中核になっていました、マリーナ計画も慎重に見直しされました。

今回の話題のNakae2_r_1


 ソウル市の清渓川復元事業は有名で、400億円をかけて、高速道路や幹線道路を引き剥がし、親水空間をこしらえました。その影響は大きいものがあります。

清渓川復元事業について

 高知出身で韓国へ留学されておられた人にも聞きました。
Fukugengo2_2


清渓川復元事業について

 新堀川は100億円をかけて、絶滅危惧種の生息する都市中心部ビオトープを埋め立て、暗渠にします。新堀川沿いの中江兆民、岡本寧穂、武市半平太などの歴史史跡も大事にしない道路計画は高知県としてもぜひ再検討いただきたいものですね。
Kouzigo2sin_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.05

なぜ平和勢力は微力なのか?

Henoko1_1
今日は北朝鮮の弾道ミサイルが4発発射されました。また韓国は日本領海に侵入、竹島の不法占拠を正当化する調査活動を公然としています。独立記念日のアメリカはスペース・シャトルの打ち上げで記念日の式典になりました。
 ブッシュ大統領は「イラクがきちんとするまで撤退はしない」と宣言。テロ対策を「永遠に」続けることを宣言しました。「同盟国」日本はどこまでもアメリカについて行かねばなりません。

 それにひきかえ、反戦・平和運動と言うのは本当に弱い。広がりがありません。組織政党や大きな労組が担っている筈なのに。人も資金も豊富にあるのにです。

 本当に不思議であります。今まで日本の護憲運動や反戦平和運動を担ってきたのは、組織労働者、労働組合、いわゆるプロレタリアートであると思っていました。しかし今や全然力はないではありませんか。

 たまに街頭で宣伝活動をしているかと思えば、内部の労働組合の問題。全然広がりがありません。豊富な資金も人的資源もあるのに彼らは一体何をしているのでしょうか?

 「特権貴族の自己満足的な組合運動」としか言えないような現実ですね。でもそう論評されても仕方がありませんね。
 市民との対話を昔から拒否してきた特権階級とは接点がありません。期待を裏切られてきましたね。本当にあてにならない連中ですね。
Yamasaki2


そういえばマルクスさんも組織労働者に対しては絶望的なコメントを書いていたようでしたね。みせかけの「平和勢力」が本物の「平和勢力」になるためには、もう少し市民との対話を心がけていただきたい。でもその余裕は内輪の付き合いに忙殺されて困難であると思います。

 その点沖縄だけは別格で平和運動にも広がりがあるようです。3月の基地移設反対運動では3万5千人集まっていたようですし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.04

高知ブログアンテナから見えたもの 7月7日(金)

 今週のけんちゃんのどこでもブログのゲストは、「高知ブログアンテナ」を設置されている竹村直也さんです。竹村直也さんはデザイナーであり、地域コンサルタントでもあります。またART NPO TACOの理事もされています。このブログアンテナには高知県関係者のブログが現在275登録されています。その数はどんどん増加しているようです。
06619001


西村 最初は50程度でしたが、ブログを作成する人が高知でも爆発的に増加してきたのでしょうか?

竹村 最初は、去年の夏ぐらいでしょうか設置したときは、最初は50くらいのブログを入力しました。それから追加していました。昨年の暮れから今年の初めくらいには一気に爆発的にブログの数が増えて来ました。
 多いときは日に10とか20くらい入力したこともありました。最近仕事が忙しく管理をさぼっています。あんまり増えていませんね。

06619002

西村ブログアンテナに登録されているブログの特色や傾向はあるのでしょうか?

竹村 それはあんまりそういう視点では見ていません。なにかこしらえている作家の人とか、カメラ、写真をやっている人とか。市民活動的な人とか。個性的なまちづくりなんかしている人。とかいうブログが目立つのかなと思いますね。
 あとは農業とか、環境とか。「なになにが育った」という記録系とか。意外と面白しろいのは、製造業の社長さんのブログとか、酒蔵とかIC屋さんとか。

西村 製造業の社長さんと言えば「社長ブログ」なんてものもありましたね。今はおやめになられたホリエモンさんなんかが有名でしたし。

竹村 ホリエモンの社長ブログを見て、参考にしたんでしょうか。

西村 社長ブログですと実名で社名入りでブログにしているのでしょうか?

竹村 顔写真入で、社名入りですね。

西村 会社のセールス、売るために、社長の人柄を全面にブログで出しているのでしょうね。気軽に見ていただこうという狙いなのでしょうか?

竹村 そうだと思いますね。仕事が忙しいようで、「久しぶりの更新です。」とか言うブログも多いようです。
Bologarofkai_r


西村 ブログの更新頻度ですが。どんなんでしょうか?毎日更新している。めったにしない。いろいろでしょうが?設置はしたものの動いていないブログなどもあるのではないでしょうか?

竹村 あんまり見ていないので。ひところに比べてペースがやや落ちているのでしょうかね。たまにしか更新しないのりになっているのではないでしょうか。


西村 ブログアンテナの設置は画期的であると思いますね。ブログ愛好者同士の交流などもあるのでしょうか?差し支えない範囲でご紹介ください。

竹村 アンテナが出来て少し後に、ブロガーである20代とか30代の日田たちでオフ会のようなものをしたことがあります。
 けんちゃんにも1度来ていただいたことがありましたね。少し世代の上の人にも来ていただいて飲んだり話したりしています。
 ブログは家でパソコンに向かって書いているだけではつまらないのいで。ブログをしている人は基本的には「話したがりや」が多いですね。
 なかなか楽しいですね。2~3ヶ月に1度でしょうかね。オフ会は。

西村 ブログアンテナでブログが表示されているから、その人のブログを見ていけば、自分のブログにリンクしているのよりは広い視野で見ることが出来ますね。世間様が見えるんですね。
 若い人のネットワークですか。何人くらいの規模になっているのでしょうか?

竹村 20人程度になっているのですようか?30人近くになっているかもしれませんね。

西村 ブログを作成するぐらいですから、皆さん「自己表現力がある」ということなのいでしょうね。

竹村 目立ちたがり屋ということでしょう。

西村 ブログアンテナの登録ブログでどのサービス会社のブログが多いのでしょうか?

竹村 整理して見てみますと、LIVEDOORとGOOがだいぶ多いようですね。シーサーは最近の人。昔からブログしている人は、ココログとかエキサイトとか結構多いですね。
 最近では自前のサーバーでブログを作成している人も見か見かけますね。
 
西村 竹村さんのではないですが、「ブログランキング」というのを時折見かけますが、あれはどのような意味があるのでしょうか?
 ブログの文面で「ここをクリック」とか言う表示があるのですけれども・・。


竹村 あれで上位にくれば来客者が増えるのか。四国ブログランキングでしたらカテゴリー別にランクがあるので、工夫しているのでしょう。

西村 模索している最中でしょうね。
Blog1mm_thumb

| | コメント (0) | トラックバック (0)

風向きが変化?ー滋賀県知事選挙

 滋賀県知事選挙で、3選目をめざしていた現職知事(自民・公明・民主推薦)がよもやの落選。無所属の新人で社民支持の嘉田由紀子さんが当選しました。
 滋賀県も深刻な財政難。報道によれば3月に新しい新幹線新駅の是非を問う住民投票条例が県議会で審議され否決されるのを傍聴していたときに知事選挙への立候補を決意されたとか。
Yact_thumb


 いわば地盤も看板もかばん(資金)もない戦いですね。しかも相手は現職知事。政党も自民党・公明党の与党に加え、民主党までが相乗り。また独自に組織政党の共産党も候補者を出している状況。泡沫候補扱いであったと言います。

 前回知事選挙より投票率が上昇、無党派層の県政に対する不満に火がついたようです。スローガンが「もったいない」とか。もともと環境問題の専門家でしたし、国連の標語にもなったとかいう「もったいない」はシンプルでわかりやすかったこともあるでしょう。

 ただ現実は既に駅舎は工事が発注されているようですし、県議会も駅舎建設推進議員が多数。当選はしたものの課題は多いようです。
 しかし普段は「物言わぬ市民」が「もったいない」を合言葉に意思表明をしたわけですので、影響は大きいと思います。

 W杯でブラジルが敗れたことや、橋本龍太郎元首相の逝去や、小泉首相の日米会談という大きなニュースの影になってはいましたが、政治業界の「大いなる地殻変動」を私は感じることができました。

| | コメント (1) | トラックバック (3)

2006.07.03

夕張市の破綻の教訓

 北海道夕張市がとうとう破綻したらしい。日本での自治体の倒産はこれで2度目であるとか。かつて10万人を超えていた人口が1万3000人に減少したのも破綻の原因とか。

 以前ある地域コンサルタントの講演を聞いたことがありました。「市街地を拡大してはいけない。むしろ市街地を縮小し、狭い地域に人口を集めることが地方都市の生き残る道である。」とのことでした。

Ssaron


 夕張市はまさにその逆をしたわけで、郊外に皆市民は分散して住み、実に効率の悪い都市になったようです。高知市も道路ばかりこしらえているので、同じ運命をたどるでしょう。周囲の自然を破壊して住宅開発し、社会資本の整備された中心市街地は過疎化。これほど愚かな都市政策もあるまいに。

 新堀川を暗渠にし、埋め立てる4車線道路「県道ーはりまや橋ー一宮線」は不必要な道路の一つ。歴史資源とビオトープを歩いて楽しめる工夫がほいいものだ。
 借金して道路をこしらえ都市を分散するのではなく、身近なコミュニティを大事にした都市づくりがより重要になる時代になりましたね。

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2006.07.02

高知F・D前期優勝会

Miyauchi_r
 今日の高知F・Dの優勝祝賀会。高知の全部のマスコミ各社が来ておりました。しかしblog記者であるけんちゃんが一番先に速報し報道いたします。

 四国アイランドリーグ(独立プロ野球四国地域リーグ)での前期の優勝は高知ファイティング・ドックスでした。そして優勝祝賀会会場は、普通ではどこかのホテル会場という傾向がプロスポーツにはありますが、高知ファイティング・ドックスは「ふるさと」であるはりまや橋商店街なのです。
Kantoku_r
 今日は地元メディア各社が優勝祝賀会の取材に待ち構えていました。四国アイランドリーグのGMである石毛代表もお忍びにて祝賀会会場に来ておりました。藤城監督が現れない為関係者皆待たされていましたが、定刻の午後7時を5分」程度遅刻して高知ファイティング・ドックス会長の藤城監督が悠然と現れ優勝祝賀会が始まりました。
Ishigeo_r

 まずはりまや橋商店街宮内会長が「高知ファイティング・ドックスをはりまや橋商店街をあげて心より応援しています。昨年に引き続き通年優勝祝賀会もはりまや橋商店街でやりましょう」と歓迎の挨拶です。

 続いて高知歩ファイティング・ドックスの藤城監督は「今年の優勝祝賀会も必ずはりまや橋商店街に戻って参ります。」との決意表明しました。藤城監督のご指名により四国アイランドリークGMの石毛オーナーも「素晴らしい優勝祝賀会ですね。高知ファイティング・ドックスが地域の高知の商店街の皆さまに愛され事がわかり幸せです。」との挨拶をされました。
Ssyukugakai_1_r

 続いて鏡割りの式典。その後は選手、ファン、商店街入り乱れての優勝祝賀会です。高知らしい宴会でありました。今回の祝賀会はアサヒビールやサニーマート、三谷ミートや、はりまや橋メロディやコマドリ、はりまや橋商店街、葉山などのスポンサー協賛がありまして、大変豪華な優勝祝賀披露宴であったことをご報告申し上げます。
06702024

| | コメント (0) | トラックバック (1)

かるぽーとは必要なのか?

Cal1
 新堀川を埋め立て暗渠にする県道「はりまや橋ー一宮線」。しかしその行き着く先は南はかるぽーと(高知市文化プラザ)があり、電車道をまたいだ道路拡幅は不可能ですね。北側はひ比島橋の片側1車線道路。結局ビオトープと歴史資源の新堀川を埋め立てて「ソーセージ型」の4車線道路になるだけです。

 6月20日の高知新聞朝刊にも「かるぽーと」お荷物?という記事が掲載されていました。

「かるぽーと」お荷物?


 記事を書かれた社会部の記者さんからも取材を受けました。

 随分古い話なので、記憶も薄れていましたが、明確に覚えていることがありました。
 それはかるぽーとの市民参加のワークショップに、最初からコンサートなどをいつも開催している興業会社関係者を排除していることでした。

 それはおかしいではないかと当時の高知市教育委員会社会教育課長に申し上げました。
そうしまうと驚くべき答えをいただきました。

 「興業業者がコンサートをやるから市民が利用できなくて困っている。高知市の今度の施設は市民で文化活動をしている人を中心が利用者になります。」

 「ワークショップの結果、1500人ホールが県民文化があるので、市民ホールは最大1000人で良いということになりました。当然必要ないので興業会社の意見は聞きません。」とのことです。

 一方高松市のサンポート再開発計画では、興業会社社長ははじめから設立委員に名前を連ねています。愛媛県民文化ホールからは「いつも利用いただきありがとうございます。」とお歳暮が来るそうです。高知との「温度差」を感じるお話ですね。

 「赤字になるべきしてなった。 かるぽーと」この問題についても今後徹底的に検討を加えるべきでしょうね。

高知市政問題 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.07.01

橋本龍太郎氏の逝去を悼む

 元総理の橋本龍太郎氏が逝去されました。68歳でした。弟である高知県知事の橋本大二郎さんが福祉機器展のシンポジウムの時(6月16日頃)に、「腸の大半を摘出しましたし、意識不明状態」と聞いていました。まだまだ活躍できる年齢ですのに・・。

 橋本龍太郎氏は歴代総理の中では、一番熱心に沖縄問題に取り組まれていました。1996年におきました米軍兵士による小学生暴行事件を契機に、普天間基地の移転を決断しました。また沖縄の経済的自立を促す解決策として「全島フリーゾーン構想」にも理解を示し推進していました。

 その流れは跡を継いだ小渕総理にも受け継がれ、2000年の沖縄でのサミット開催や、2000円札発行までそれは熱心でした。森内閣から小泉内閣になって沖縄問題には不熱心で、実に侮蔑的な対応に終始しました。辺野古への移設など地元の意向は無視されましたし。

 高知県におきましては、橋本総理ー橋本知事の関係では、地上第3波テレビ局のさんさんテレビ開局と、東京便の日本航空乗り入れなどが実現した効用があったと思います。高知自動車道路は山岳高速道路ですが、全線4車線もこのころ目処が出来ていたのではないでしょうか。

 1991年の高知県知事選挙の折「党のお叱りを受けましてもたった1人の弟の大二郎を応援に来ました。」と言い放った橋本龍太郎氏。目撃したのはその前の自民党幹事長時代と2回しかありませんでしたが、個性の強い政治家の1人でありました。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

「はりまや町一宮線工事に関する質問」について(回答)

平成18年6月30日
高知市×  ×
      西村健一 様

                    高知県土木部都市計画課長
                           荒川辰雄

「はりまや町一宮線工事に関する質問」について(回答)

 日頃から都市計画行政に対しまして貴重なご意見をいただき、誠にありがとう
ございます。
 さて、平成18年6月28日のEメールでいただきましたご質問については、工事箇
所の現場の管理に関することでありますので、現場管理の総括責任者である高知
駅周辺都市整備事務所長から回答をさせていただきます。
 貴重なご意見をいただきましたことに対しまして、厚くお礼申し上げます。今
後の貴方様のご活躍を祈念いたしております。

平成18年6月30日
 高知市× ×
 西村健一 様

高知駅周辺都市整備事務所長 
横山芳正  

「はりまや町一宮線工事に関する質問」について(回答)

日頃から都市計画事業に対しまして貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。
さて、平成18年6月28日都市計画課長にEメールでいただきましたご質問について下記によりお答えします。

1.「兆民通り」の石碑について
 この石碑は、高知市道上に設置されていましたが、今回、旧新堀水門の撤去工事に支障となり移設する必要が生じました。このため、設置された「兆民通りの碑を建てる会」の関係者や高知市と協議をおこない、平成14年に地域の皆様にご説明したとおり、道路工事期間中は別の場所に一時移設することで協議が整いました。今回、町内会にも連絡したうえで、現在石碑は新堀駐車場南側部分に移設しています。このことを周知するため、石碑が設置された場所には説明文を掲示しております。
なお、兆民通りを案内する「兆民通り」の標柱は、工事期間中も元の設置位置周辺に設置する予定です。
2.汚濁防止フェンス(オイルフェンス)について
 ご指摘の汚濁防止フェンスは、工事中に濁水を出来るだけ拡散させないため、平成15年から工事期間中に設置しているものです。現在、旧新堀川水門を撤去するため水門南側にも設置しています。
また、取付け位置等で堤防部の強度に対してのご質問がありましたが、堤防強度に影響はないと考えています。
 なお、今後とも工事を進めるにあたっては可能な限り周辺環境に配慮する予定ですが、工事施工中については、汚濁防止が必要でありご理解をいただきたいと思います。

 最後になりましたが、貴重なご意見をいただきましたことに対しまして、誠にありがたく御礼申し上げます。今後とも、地域の皆様方のご意見をいただきながら事業を進めてまいる所存ですので、なにとぞよろしくお願いします。
 今後ますますのご活躍を祈念いたしております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

中江兆民を偲ぶ 新堀川サロン

Skype_r
 6月30日は各地の神社で「輪抜け様」ですね。新堀川の大正橋付近で、「中江兆民を偲ぶサロン」を関係者で行いました。

 その前に 新堀川近くの西岡謙一さんの倉庫にて、「skype体験テレビ電話サロン」が開催されました。講師は竹内隆志さんです。
 プロジェクターに画像が写され実にわかりやすかったようです。本当に便利な時代になりました。
Harigami_r
中江兆民ゆかりの碑は現在道路工事の関係で撤去されています。兆民の生家のすぐ近くに新堀川があります。今日はそんな縁で新堀川にゆかりのある知り合いが集まりました。

 skype体験サロンが終わると早速準備。灯りはロウソク。中江兆民の肖像画を拡大プリントした写真も「会場」には飾られています。
 中江兆民の記念碑を工事現場で保管してあると小さな張り紙が撤去した後で張られていました。
Tyoumin1_r_1
 お天気は持ちました。ギター持参の参加者もおられ、イムジン川ならぬ新堀川を歌われていました。
 まもなく水門は取り壊され、4車線の自動車道路建設の工事が始まるようです。兆民を偲ぶ会はあの場所では2度と出来なくなるようですね。
Uta1_r

 歴史を大事にしない地域は決して繁栄しないでしょう。そのことを思いました。
 座談では今後の「新堀川市民大学」(仮称)の講義内容についての意見交換が行われました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »