夕張市の破綻の教訓
北海道夕張市がとうとう破綻したらしい。日本での自治体の倒産はこれで2度目であるとか。かつて10万人を超えていた人口が1万3000人に減少したのも破綻の原因とか。
以前ある地域コンサルタントの講演を聞いたことがありました。「市街地を拡大してはいけない。むしろ市街地を縮小し、狭い地域に人口を集めることが地方都市の生き残る道である。」とのことでした。
夕張市はまさにその逆をしたわけで、郊外に皆市民は分散して住み、実に効率の悪い都市になったようです。高知市も道路ばかりこしらえているので、同じ運命をたどるでしょう。周囲の自然を破壊して住宅開発し、社会資本の整備された中心市街地は過疎化。これほど愚かな都市政策もあるまいに。
新堀川を暗渠にし、埋め立てる4車線道路「県道ーはりまや橋ー一宮線」は不必要な道路の一つ。歴史資源とビオトープを歩いて楽しめる工夫がほいいものだ。
借金して道路をこしらえ都市を分散するのではなく、身近なコミュニティを大事にした都市づくりがより重要になる時代になりましたね。
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コメント
今回の破綻事件、全国に波及する可能性を総務省は危惧しているようです。
投稿: takeyan | 2006.07.03 12:40