なぜ平和勢力は微力なのか?
今日は北朝鮮の弾道ミサイルが4発発射されました。また韓国は日本領海に侵入、竹島の不法占拠を正当化する調査活動を公然としています。独立記念日のアメリカはスペース・シャトルの打ち上げで記念日の式典になりました。
ブッシュ大統領は「イラクがきちんとするまで撤退はしない」と宣言。テロ対策を「永遠に」続けることを宣言しました。「同盟国」日本はどこまでもアメリカについて行かねばなりません。
それにひきかえ、反戦・平和運動と言うのは本当に弱い。広がりがありません。組織政党や大きな労組が担っている筈なのに。人も資金も豊富にあるのにです。
本当に不思議であります。今まで日本の護憲運動や反戦平和運動を担ってきたのは、組織労働者、労働組合、いわゆるプロレタリアートであると思っていました。しかし今や全然力はないではありませんか。
たまに街頭で宣伝活動をしているかと思えば、内部の労働組合の問題。全然広がりがありません。豊富な資金も人的資源もあるのに彼らは一体何をしているのでしょうか?
「特権貴族の自己満足的な組合運動」としか言えないような現実ですね。でもそう論評されても仕方がありませんね。
市民との対話を昔から拒否してきた特権階級とは接点がありません。期待を裏切られてきましたね。本当にあてにならない連中ですね。
そういえばマルクスさんも組織労働者に対しては絶望的なコメントを書いていたようでしたね。みせかけの「平和勢力」が本物の「平和勢力」になるためには、もう少し市民との対話を心がけていただきたい。でもその余裕は内輪の付き合いに忙殺されて困難であると思います。
その点沖縄だけは別格で平和運動にも広がりがあるようです。3月の基地移設反対運動では3万5千人集まっていたようですし。
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