きちんとした文章でブログを書こう
西村 今週の「けんちゃんのどこでもブログ」(高知シティFM毎週金曜午前8時15分~)のゲストは中平公哉さんです。中平さんはパソコンやインターネット事情にも詳しく、FM放送の仕組みなどにも詳しい人です。また「マパはあと高知代表」として市民活動でも活躍されています。
今日のテーマは「きちんとした文章でブログを書こう」です。
以前中平さんは「ブログには読むに値する文章を書いている人が大変少ないと思います。」と言われていました。ブログ作成者は年配者の参入が少なく、若い人が多いからなのでしょうか?
中平 ブログと言うものは、どちらかと言うと感覚的に若い人が書いているものが多いですね。そのために自分のためだけに書いてしまう。仲間内だけに受けている。そういう形で書いているので、どうしても文章が仲間内でしか通じないものになります。わかりにくい言葉遣いにもなりますし。
もう一つは、話し言葉をそのままブログに書いてしまう。このことも問題ですね。ブログは簡単に書ける。日誌風に書く。それはかまいません。意識していただきたいのは、世界中の人が見ているものだと言うことですね。見ることができる場所なんだということです。
西村 中学生のときの国語の先生に日記を書く場合は、「後で誰が読むかわからない。それを意識して書きなさい。」と言われたことがありました。相手のことを考えて文章を書く必要性がブログにおいてもあるのですね。
中平 そうですね。読み手のことを考えて書くことは非常に大事なことであると思います。
私は以前に新聞のほうに原稿を書かしていただいたことがありました。そのときは私自身は話し言葉でなく書きました。読んでいただいておかしくない文章です。それがやはり必要です。
西村 原稿用紙を埋めると異なり、ブログは横書きです。
いきなりブログの作成画面で文章を書くと、あまり推敲しないので、読むに値する文章にならないのではないでしょうか?
中平 はい。それはあるでしょう。私はあらかじめテキスト・エディタですかメモ帳ですね。簡単な文章はそれにあらかじめ書いておきます。それをブログの作成画面に貼り付けます。コピー&ペーストですね。
西村 最近の日本人の「国語力」の問題もあるのでしょうか?それは教育の問題なのでしょうか?読書量の問題なのでしょうか?
中平 これはいくつもの要因が重なっていると思いますね。国語の教育がどちらかと言いますと、後へ後へと追いやられています。
一番大事なのは「コミュ二ケーション能力」が不足してきていることです。他人とコミュニケーションをとることが、大事であると理解していれば書くこともきちんとできる筈ですね。
バーチャルな部分のコミュニケーションがとれましても、人と人が会って話をするコミュニケーションがとれない。電話だけ、メールだけということだけではきちんとしたコミュニケーションにはなりません。
学校の教育もコミュニケーションを取ることよりも、成績をあげるための教育になっていますしね。受験のなかで競争社会になると自分以外は敵で周りとコミュニケーションをとる必要はないわけです。
西村 中平さんがお薦めのブログ、お手本になるようなブログはありますか?あればご紹介下さい。
中平 これは難しいです。ブログ自体が日々変化していますし。今残っているのかもわかりませんし。ただしアーチストやタレントのように人前に出る仕事をされているブログはきちんとした文章が書かれています。
なぜかと言いますと人から見られていることを常に意識しているからですね。くだけた書き方でも、それなりにきちんとした文章で書かれてあります。そうしたブログは参考にされたら良いとは思います。
西村 アーチストやタレントのブログはご本人が書かれているのでしょうか?誰かが代筆されているのでしょうか?
中平 それはいろいろです。本人がキーボード叩いて入力している人もいます。また本人が話したことを別の方がキーボードを叩くこともあります。これはアートストのスタイルなので色々あると思いますね。
ブログは出来るだけ生の声を出すものだとわかっていますので、自分の思っていることを書いていると思います・
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