ある市民からの電話
久しぶりに高知青年会議所からの電話。聞けば私が現役時代に発刊した「高知市の都市再開発を考えるー快適都市」の冊子についてでした。なぜか電話の主は「快適都市 2」を持っていまして、「快適都市 3」が欲しいとのこと。
「あの当時レベルの高い都市論、景観論を青年会議所は展開されていた。その提案された構想が実現していれば、高知市の都市像は随分変わっていただろうに。」
「新堀川を県が埋め立て道路にする無謀な計画も、ありえない話。きちんと事のわかっている市民と行政がまちづくりをすべきでしょう。」
15年ぶりの再評価は嬉しい限りですが、都市づくりの現状は何も変わらないどころか、ますます酷くなっています。自分達の非力に無念なかぎりです。なにせ提案内容は全く古くなく今に通用することばかりだからですね。
30分くらい話したでしょうか。まだまだ高知には熱い思いを抱いた市民がいることが心強いとおもいました。
行政側には気軽に「市民との協働」と言う人たちが県庁の1部にいます。しかし本当の意味の市民との交流はされていません。幻想です。「ぷらっとこうち」から異論をすぐ排除する体質ですからね。無理からぬことでしょう。
(高知青年会議所時代の1990年~92年までの3年間「都市再開発セミナー」を開催しました。「快適都市」は3冊発刊しました。)
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