日本の思想をあらためて読む
古典というものは色褪せしません。5月から体調不良なので休日の体育活動が出来なくなりました。20年間アウトドア・マリン人間だったので正直堪えました。
仕方がないので近くの図書館で本を借りたり、久しぶりに本屋で本を購入しました。その中の1冊が「日本の思想」(丸山真男・著 岩波新書)でした。
この本は政治学の教科書のようなものですので、学生時代からなんども読みました。探せば家のどこかにあるでしょうが、例によってわかりません。本は「読みたいときに読まないと駄目」という信念があるので、購入し読みました。
そのなかで「権利の中にねむる者」という項目がありました。
時効という制度の説明があり、金を借したものが、借りたものに常に催促しないと時効が成立して結果回収できなくなる話がありました。
日本国憲法第12条にも言及しています。「この憲法が国民の保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない。」とされています。
「国民はいまや主権者になった。しかし主権者であることに安住して、その権利の行使を怠っていると、ある朝目覚めてみると。もやは主権者でなくなっていた」ということも起こりうる。ナポレオン3世のクーデターから、ヒットラーの権力掌握までに至るまで最近100年の西欧民主主義の血塗られた道程がさし示す歴史的教訓にほかならないのです。」(p155)
現状の日本社会はまさにそうなっているのではないか。
ローカル問題ですが、高知県県政情報課が管理する公共電子掲示板ぷらっとこうちから、運営委員会なるものによって、一方的に登録抹消になりました。私の言動を規制し、削除し、挙句の果てにはさしたる理由もないのに登録者削除をし、その経過報告も私を誹謗中傷した文章を公共掲示板に掲載する。私の権利が簡単に県職員により侵害されました。
自由は戦いとるものです。ありとあらゆる方法で戦います。決して眠ってはいけないと思うからです。私は泣き寝入りもしません。
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