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2006.09.24

総務省もブログの効用に注目 9月29日(金)

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西村 今週の「けんちゃんのどこでもブログ」(高知シティFM76.2Mhz)は、ブログに関連した話題をお話します。
 高知シティFMでインターネット事情に詳しい戸田健史さんにもお話に加わっていただきます。テーマは「総務省もブログの効用に注目」です。
 総務省では情報を円滑に流通する手段としてブログに着目し、これまでもビジネスブログやビジネスSNSの活用事例発表会などを開催、その普及に取り組んできました。日本ブログ協会の設立により、総務省が取り組んできた活動を協会が発展・拡充する形で、ブログの普及促進を図っていくようです。。
 活動予定期間は2006年2月28日から2007年3月末までの約1年間だそうです。
 政府機関も具体的にブログの効用に気がつき利用促進をはかっているようです。日本ブログ協会には多数の企業が参加し、企業内でのブログの活用法の発表などをしています。
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  (日本ブログ協会)

 ビジネスブログが主体のようですが政府がブログ普及に力を入れているのは驚きました。
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(iインターネット書店も従来の概念をくつがえしました。)
戸田 そうですね政府機関がここまで力を入れているということは、注目すべきことですね。
 いままでインターネットではいろんなツールが出てきましたね。掲示板であるとかチャットであるとか。あるいは会話するものでISQとか。
 いままでそうしたツールの研究が公的機関で行われてきたかどうか。私の知る限りなかったようでしたが。
 ところがブログやSNSに関しては政府機関が興味を示しているのは、これは大きく広がる可能性があるものと考えているからなのでしょう。


西村 ブログ協会の目的は以下のとおりです

.目 的
ブログに関する啓発、表彰、研究、調査、交流、支援、提言等を行うことを通じて、我が国におけるブログの普及促進を図る。

 活動内容

1) 啓発活動:会員を対象としたブログに関する講演会やシンポジウムの開催等

2) 表彰活動:会員投票によるビジネスブログの優秀事例の表彰等

3) 研究活動:会員有志によるブログの役割・市場動向・将来予測等の理論的分析等

4) 調査活動:会員の協力による意識・利用動向アンケートの実施・集計・公表等

5) 交流活動:各ブログ関連団体との総合リンクサイトの構築等

6) 支援活動:会員を対象としたブログに関する相談や情報提供の実施等
7) 提言活動:ブログの利用者やブログサービス提供事業者に対する提言等

 ビジネスブログの普及を目的としているようですね。

戸田 ビジネスブログはまだかっちりと定義はされてはいませんね。ユ主事例の表彰まで行うとは驚きです。良いものをつくれば表彰されるということになりますと、自ずとレバルも上がりますし。一つの産業としてブログが成り立つようですね。
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(橋本大二郎高知県知事も2004年3月からブログを始めています。)

西村 個人の日誌とか普通のおしゃべり日誌。そういう印象がぶろぐにありましたね。「お手軽ホームページ」とか。総務省がここまで力をいれるのは只事ではないと思いますね。

戸田 ブログをコミュニケーションの道具として注目していますね。コンピューター上の道具ですが、やはりリアルな場で話し合っていく行為は必要ですね。
 人と人が向き合ってコミュニケーションすべきことですね。それを全部パソコン上でやることは無理ですね。向き合うことは絶対に忘れてはいけないことですね。

西村 ブログを「コミュニケーションの道具」として総務省は重要視しています。また
地域SNSも検討していまして、電子掲示板からの移行も視野に入れているようです。

戸田 確かにSNSの代表格であるミクシィは若い人たちを中心に多数の人が参加していますね。電子掲示板より参加者が多いようです。
 これを地域同士の交流とか十分に使えるのではないでしょうか。

西村 地域コミュニティの「補完物」としてSNSを活用しようということですね。ある地域ですが、地域版SNSをこしらえ、地域の人たち全員が加盟、やりとりをされているようです。
 

戸田 yahooまでがSNSサービスを始めましたし。これからもどんどん広がるでしょう。


西村 総務省がブログに注目していますが、今のところ中国のように国側が露骨な検閲や介入の様子は見られません。ブログの利用促進がブロードバンド社会の推進になることで後押ししているようです。
 インフラ整備は世界水準になりました。後はその活用法だからです。「情報は発信すればより情報は入って来る」ことを全国民がやろうとしているのではと思いますね。

戸田 今インターネット利用者全体からみれば、ブログやSNSの利用者は一部です。大きな動きになっていまいから国側も介入などしていないのかもしれませんね。
 今後大きな動きになれば当然介入も考えられると思います。一時期インターネットの掲示板も殺人予告やテロ予告もあったことがあり、国がどうのこうのという話もありました。
 今後の動向には注目ですね。


西村 現状はブログやSNSの利用者は1割程度ですね。ブログや地域SNSがかなり普及(全国民の3分の1以上が利用)とかいう水準になりますと、社会構造の変化につながりますね。
 例えば電子投票など選挙制度の改革にもなるのではないでしょうか。ホームページの更新は選挙期間中も出来るとか。公職選挙法も改正される見込みですね。そのためには議員の人たちがブログをどんどん作成していただく必要がありますね。
 ブログ議員連盟などもこしらえていただきたいものです。

戸田 小泉純一郎氏が総理大臣になったことはメールマガジンでしたね。次の内閣では「内閣ブログ」が出来てもおかしくないですね。

西村 安倍首相の奥様は山口のコミュニティFMで番組までもたれていましたし。ブログもやるのではないかと思いますね。
「メデイァとしてのブログ」のありかたをビジネスの観点だけではなく、もっと大きな社会的な視点からの議論が必要であると思います。
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