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2006.09.04

ローマ(ぷらっと)は1日にして成らず

 昨日は雲ひとつない晴天でありましたが、怪我が回復しない為、残暑厳しい高知市内に留まりました。部屋は暑いので、日陰で風通しの良い隣の倉庫のコンクリートの床にダンボールを敷き、読書をしました。

 以前から読もうと思いつつ読めなかった「ローマ人の物語」(塩野七生著・新潮社)を近くの図書館で借り読みました。さすがに名著だけあって第1巻目から面白い。

 ローマは建国の時代からイタリア半島を統一するまでに約500年もかかっています。その間に政治体制,統治体制の模索が行われ、当時の先進国ギリシャの都市国家へ代表団を送り、1年間に渡り調査をしたそうです。

 それでアテネの政治体制でも、スパルタの政治体制でもない、「ローマ式」の政治体制を徐々に拡大していきました。貴族・平民・奴隷のカーストが固定されることはなく、奴隷もローマでは解放可能であったとか。

 なにより興味を惹かれましたのは、征服した他国の国民を奴隷にするのではなく、対等の市民として処遇し版図を拡大して行く手法というか政治体制のユニークさでした。

 「護民官制度」「元老院統治」「執行官制度」など時代に応じて民意を反映し、志向しながら強国になっていく過程が目が話せない物語ですね。発売当時にこの本が中央省庁の官僚に人気であった理由もなんとなくわかりますね。

 「ぷらっとこうち」のありかたも簡単にいくはずはありません。歴史では了見が狭いギリシャは滅びましたし。今回偏狭な運営委員会なるものは亡んだと見るのが通説です。大きな観点で県民各位が「県民の為の公共電子掲示板」として再生すれば良いのでしょうから。

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