防災世帯調査がようやく終了
海が近く低地で、すぐ目の前に石油施設もある下知地区。公共の避難所は現在自宅近くに存在していませんし。町内でこのたび自主防災組織を立ち上げることにし、西やんのご協力を得まして、準備のための講習会もようやく実施したばかりです。
僅か100メートル足らずの道路の両側の世帯を調査担当した町内。建物の数は21棟。アパート、マンションなどの集合住宅と1戸立て住宅との混在した地域。1人暮らしの高齢者もいます。
都市部ゆえ、休日にも在宅していない人もいます。昼夜逆転の生活をされている人もおられますし。
高齢者(80歳以上)がこの界隈には、11人。90歳以上が2人おられます。障害を持たれた人と幼児が1人ずつ。「災害弱者」と言われる人達も多いですね。
担当し調査した界隈には53人が居住。高齢者が11人。20%を超えています。(65歳以上と言う普通の高齢者割合で行きますともっと比率は高くなりますね。)1人暮らしの高齢者の方も3世帯あります。玄関でお声をかけても出て来られません。そういう方はヘルパーさんやご家族が訪問されたときにお断りして家に上がらしていただき、聞き取り調査をしました。災害弱者といわれる人達のこの地域の比率は24%を超えますね。
町内では4人に1人は自力で歩行が困難であると思われる人たちです。
なにかと個人情報が絡むため、全員に面談し、同意を得て調査をしました。町内会へ入っていない人もかなりいます。しかし「南海地震対策のため」とお話しますと皆さん全員協力的でしたね。それだけ意識はしています。
高知市下知地区は低地で海が近く、水害などの被害を受けてきました。しかも公共での避難場所がない地域(それも広域で)、内閣府の地震被害対策協議の「モデル地区」にもなっておりました。
津波避難ビルガイドライン検討会 内閣府防災担当
古い木造住宅も多く、低地で、海も近く、運河を挟んで石油施設もありますし。典型的な都市型災害が発生が予想される地域でもあります。自主防災組織はきちんと丁寧にこしらえなければならないと強く思いました。これからやらねばならないことはいくらでもありますね。
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