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2006.09.08

ジコピー講座を見学

 9月7日は雇用能力開発機構高知センター主催の「ジコピー講座」(自己PR講座)が開催されました。講師は羽根拓也氏(アクティブプランニング代表・デジタルハリウッド大学教授)でした。

 参加者は56人。専門学校生、大学生、求職中の人など、自己PR力を高めたいという若者達がつめかけていました。羽根氏の演題は「ハッピー(良いPR)&グッピー(悪いPR)です。NPOハートリンク(竹内隆志理事長)も共催なのでメンバーの一員ですので私も見学しました。

 午後6時からの3時間という講義。長くて大変かと思いきやそれは感じません。導入部分で「自己PRは、知識ではなく、技術トレーニングである。」ことを説明しました。参加者を4人1組に分け、グループでお互いの発言や態度をチェックすることから始まりました。

 まずお互いが自己紹介(氏名、今やっていること)を1分間でしました。終了すると羽根氏は「日本では学校時代に自己PRの方法を習っていません。アメリカは学校時代からしています。誰でもトレーニングすれば上手になります。」と講座の意義目的を説明。

「面接で自分の長所は?と聞かれたら、相手側が欲しいと思われることを話をしないといけない。」ことを提示しました。早速グループにて自分の良い点、悪い点を言いあうようにしました。観察しているとすらすら言っている人もあれば、なかなか言葉に出ない人もいるようでした。
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 適度に参加者に緊張感を与えながら、説明していきます。4人の組で、自分以外の3人の仲でPRの良かった人を指差して選ばせます。羽根氏は「何故自分が選ばれたの?」と高評価に人に質問。「しっかり話していた。」との答え。選んだ人に聞きますと「笑顔が良かったから」との評価。

 ここで羽根氏は自己PRは「自分の言いたいことを言うのではなく、相手が聞きたいことを話すこと」であることをもう一度言われます。参加者は一度「体験」しているのでよく理解したようでした。

 何が相手は良いと考えているのか、ふだんはなかなか気付かないものです。4人1組でお互いを評価させるワークショックによって「相手の視点が自己PR上達の鍵」ということを実感すると思いました。

「あなたはどんな時にやり甲斐を感じますか?」「どんな職場が良いと思いますか?」というとっさの相手の質問にとっさに答えることもとても大事であるようです。
 それには手法があり、雛形があることを説明されました。

 「やりがいがあることを一言で言いますと」を最初に短く話し、
「具体的にはこういう体験をしたので、そう思いました。」と具体例を交えて話します。
「そういうわけでやりがいがあることをまとめますと」と話の最後にまとめます。

 そして見て目の印象もとても大事であること。それは体の中心線がずれたり、揺れてはいけないことです。軸はしっかりして、笑顔や、手を動かしながら話すことです。

 伝えることはトレーニングであります。練習すれば上手になります。
「教えることは学ぶこと」ということも言われました。参加者の理解度のよって講義の内容も変更するようです。

 目からうろこの講義であり、参考になりました。

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