映画ホテル・ルワンダを鑑賞
話題の映画であるということで、映画「ホテル・ルワンダ」を県立美術館ホールへ家内と見に行きました。最近自主上映の映画と言えば、「ベルンの奇蹟」を見に行って以来ですね。あの映画はサッカー好きには良かったのですが。鑑賞者は残念ながら少数でした。
5つぐらいの映画愛好者グループが共同で上映会をやった成果でしょうか。かなり人出がありました。私は午後5時半からの3度目の上映を鑑賞しましたが、昼間の上映でも凄い人だったようです。
見終わって最終上映は入場制限する人達でしたから。まずは高知の映画関係者の皆さん良かったですね。
アフリカ版「シンドラー」のお話でしょうか。
わたしなどは文化的な素養がないものですから、映画は娯楽と言う意識が先に来ます。ストーリーが単純で派手なハリウッド映画も嫌いではありません。インディー・ジョーンズのような荒唐無稽な映画のほうが好きで、「深刻系」の映画は見ないですね。
しかし真実の重みというのでしょうか。映画は当然字幕表示でしたが、画面に引き込まれて見ていました。
途中白人達だけが撤退するシーンであるとか、先進国の身勝手さが表現されているシーンであるとか印象に残りましたね。国連平和維持軍の難しさも初めて理解することが出来ました。
外国人が撤収した後も、主人公のホテルの支配人は懸命に家族と住民を助ける努力をしますね。決して現実に絶望しません。ホテル本社(フランス)への救援支援だけでなく、虐殺当事者の軍や民兵の将軍にも賄賂を送って結果的に住民の命を救いました。実に勇気のある行動でありました。
この映画欧米ではヒットしたようですが、日本では配給されなかったようです。配給料金が高額であること。社会派映画でヒットが望めないこと。レンタルビデオでの収益も望めないことから、配給元が躊躇したとか。
SNSで火がついたようで、全国で上映運動が行われたようです。高知でもこうちコミュニティシネマの大西みちるさんや、とさりゅうピクチャーズの田辺高英さんたちの映画愛好者グループの頑張りで今回の上映会が開催されました。
映画関係者の皆さん本当に良い映画を見せていただきありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
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