下落する地方都市の地価
東京と愛知などの地価は上昇。高知などの地方都市は軒並み下落。どんどん地方都市は凋落していますね。中心商店街からは量販店や百貨店、映画館なども撤退していますし。
全国的にそうなっていますね。これは自然現象ではありません。この数年小泉内閣の「大企業のための規制緩和」で、地方に次々と大型量販店が進出、地方商店街が壊滅したからですね。
(写真は愛媛県新居浜市中心商店街)
政府が率先して地方都市の「まちこわし」をしたのですね。それでいまになって「新まちづくり3法」などをこしらえ、ばら撒きをしていますが、「時 既に遅し」です。どうしようもありません。
(高知市中心街はりまや橋付近。旧とでん西武百貨店跡。商業ビルの計画はありますが・・・・)
もっともそれでも地価が高いとのこと。アメリカの都市再開発は地価が0に近くまで下落してから再開発プランも出てきたのですね。
行政に依存した形の都市再開発の時代ではないでしょう。道路ばかりこしらえて、分散的で非効率な都市をつくりあげるからです。歴史的資源もビオトープも埋め立て新堀川を暗渠にすることを平然としますし。
市民の知恵で都市を再興する時代になりました。既にいくつか芽は出てきています。頑固に行政側が市民の意見を取り入れないので、都市づくりがうまくいかないだけなのですから。
(写真はボルティモアやセントルイスの再開発事例です。)
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