地域の一存では決められない問題
津野町や東洋町で、核廃棄物処理施設の候補地応募をめぐり誘致の動きがあるという地元紙の報道には驚きました。南海地震が今後30年以内に起こるということで、ご近所でようやく勉強会に参加した私には驚きです。
高知新聞2006年9月13日朝刊記事
(写真は二葉町町内会での自主防災準備のための講習会の様子)
調査段階で何億円という調査費が関係機関から交付されることをあてにしているのでしょうか?しかしそのことによる「イメージダウン」と万が一の放射漏れした場合の風評被害で高知の農業も漁業も壊滅的な被害を被ることは間違いありません。
高知県庁はホームページにて橋本知事自らが「高知で田舎暮らしをしてみませんか」「海・山・川などの自然に恵まれた場所あります」と呼びかけています。せっかく四万十川というブランドが見直されつつあるこの時期に、対極の核廃棄物処理施設とは全く相反する考え方です。
高知田舎暮らしポータルサイト
ですので仮に津野町や東洋町が議会や住民投票で賛成しても、私は高知県民として反対します。高知県民投票をすべきです。これからの高知県のありかたを見直すべきです。来年の統一地方選挙、参議院選挙、高知県知事選挙でも「核燃料処理施設」問題を取り上げるべきであると思います。
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コメント
nakajiさんコメントありがとうございます。
どうやら『安全性」を二の次にしてお金目当てであったようですね。
どこの自治体も手を上げないから、上げたとたんに決定ですね。仮にお金が1000億円もらえても、その数十倍は高知県は損しますね。
自立的発展の経済とは全く無縁な話であると思います。今の高知の資源で十分経済が成り立つ仕組みづくりを急がなければ。
投稿: けんちゃん | 2006.09.14 23:14
まったく同感です。先ずは立地を考えるべきです。四万十川の源流です。離れ小島ではありません。事故が起きた場合下流市町村に多大な影響を及ぼします。また、輸送ルートは海から(須崎)から運ぶでしょう。海側の市町村にも影響が出ます。津野町だけの問題ではまったくありません。青森の六ヶ所村がどういう立地でどういうところか見てくるべきですね。津野町には四万十源流、四国カルスト、懐かしい風景等々活用できる宝がたくさんあると思うのですが。それにしても影響されるであろう市町村に相談の上決めたのでしょうか。おそらくそうではないでしょう。無責任甚だしいのではないでしょうか。考え直してほしいものです。
投稿: nakaji | 2006.09.14 18:24