ブログと市民運動について 10月6日(金)
西村 今週の「けんちゃんのどこでもブログ」のゲストは松尾美絵さんと下司孝之さんです。
2人は10月21日に開催される「天木直人さん講演会」のお世話役です。今回のテーマは「ブログと市民運動について」でお話をお聞きします。
松尾さんにお聞きします。ブログのほうは「ネット9条高知」を作成されておられます。「ネットで戦争と平和を語る」とありますが、作成の目的とブログの反応などお聞かせ下さい。
松尾 これからの時代はインターネットの活用はとても大きいものがあります。地域を問いません。人の顔が見えませんが、見えない分だけ自由に意見を言うことが出来ますね。
わたしは「ネットで戦争を語る」という主旨で「ネット9条高知」というブログをこしらえました。今の時代、「憲法改正」の話もありました。
もっともっと市民サイドで論議を深めていく必要があると思ったからです。私は過去の戦争(二次大戦)についてや、イラク戦争や、今問題になっている在日米軍再編問題など、おりおりに自分の考えや情報を自分のブログの中で書いています。
西村 下司さんは「にっこり高知」や「高知遺産 新堀川」などブログを複数作成されておられます。それぞれ分野の違うブログのようですが、反応などはいかがだったのでしょうか?
下司 ブログを始めまして当たり前の事ですが、みなさんが興味があることと、自分が手入れが出来る分野はカウントが伸びています。自分でやれる範囲でブログをやることですね。
いくつも立ち上げまして皆様にご迷惑をおかけしました。自分の力の及ぶ範囲でブログを作成する。それが原則であると思います。
西村 他の人が作成されているブログに「トラックバック」などをかけておられるのでしょうか?
下司 これはわたしもひじょうに反省しなければなr4あないところですね。ブログを始めたばかりの頃、トラックバックというのが良くわからなくて、浦戸湾を守る会の運動で「新堀川の自然と歴史を守る」というところがあります。
橋本知事さんのぶろぐ「だいちゃんぜよ」にトラックバックをかけよう。それでやたらトラックバックをかけましてご迷惑をかけてしまいました。
それで知事も腹をたてられたのか、トラックバックを受付、表示することをブログから外してしまいました。そういう点では反省しています。
西村 松尾さんもトラックバックなどはいかがでしょうか?
松尾 そうですね。時々講演会をする場合に、お知らせの意味もあり、トラックバックをかける場合があります。
西村 市民運動を積極的にされているブログなどとの交流はありますか?
松尾 自分のブログを訪ねて来ていただいた人には、履歴をさかのぼりまして自分のほうから、訪ねて行きます。賛否両論の意見に遭う事ができます。
やはり自分の意見に同意してくれる意見がありますと勇気づけられますね。
下司 そのとうりです。これからますますブログは媒介物として重要になりますね。
西村 ネットの社会では平和運動というカテゴリーは少数派のように思います。従来平和運動を担ってきたと自称する政党や労組などはブログなどでも見かけませんが、どうなっているのでしょうか?
下司 やはり「上から命令されて」「指示されて動く」という「待ちの運動」では人は動かない時代になりました。ブログは自分で情報を発信するものですので。
おのおのが情報を発信する力を持って、支持政党はめいめいあっても良いと思います。明確な自分の立場をつくらないとやっていけません。
そうしないと今の世の中大きく変わらないと思いますね。
西村 確かに「上意下達」式の組織であれば、ブログをやる人は少ないということですね。
下司 そうですね。正規の労組の人たちはおっとりしていますね。かえって安倍さんなんかにそそのかされて、普通の仕事ではなくアルバイトでご飯を食べているような人達が、夜中に掲示板やブログに書き込んでうごめいていますね。
西村 自民党筋のほうが活発にブログやネット社会では活発に動いていますね。そのあたりの傾向をどう思われますか?
下司 そうですよね。理解力決して深くはないですが・・。意見は反対意見を彼らは書いてきますが、親しみを感じますね。
西村 松尾さんはどう思われていますか?
松尾 下司さんも言われましたが、社会情勢として正規の労働者とパートの労働者や派遣の労働者のような分断された形になっていますね。
自分達が安定した状態ではないところと、「狭いナショナリズム」などが、感情的になってしまうようね。入りやすいので危険であると思います。
(まだまだ平和運動の担い手はブログの活用は活発ではないようです。)
| 固定リンク
コメント