誰の為、何のための教育改革なのか?
明日はココログ・ベーシックのメンテナンスで長時間投稿が出来ないらしい。それで明日の朝投稿予定の文章を今日投稿します。教育問題というエンドレスナテーマで、どちらかというと苦手な分野ではありますね。
安倍内閣の最重点課題は、「教育改革」とか。それは現在の義務教育制度の破壊であり、イギリスモデルの教育制度に改革することらしいです。
私の持論ですが、「日本の義務教育制度は世界1ではないかと思います。」暗算が出来、九九が出来て、自国語の新聞がすらすら読めて、自分の名前が書けて、社会評論が出来る国民は「世界水準」からすればインテリ(知識人)になりますね。
そうしますと日本人全員がインテリです。安倍内閣はその義務教育制度を破壊するというのですから。公的負担を減らし、国民負担を増やすようです。教育の上で格差が生まれます。今でも子供を大学へ進学させることは地方の人間にとっては大変。(おかげで私事ですがこの7年間でビールの消費量が激減しました。)
友人に公立中学で教員をしている人がいます。「荒れた中学」で有名どころでした。あるとき「クラス費で水性ペイントを購入したい。白のペイントと刷毛とローラー一式を持参するように。」言われたので、配達しにその中学へ行ったことがありました。
事情を聞けば、壁に落書きした生徒達が、卒業前に教室を塗り替え、きれいにして後輩たちに使用してもらいたいという真摯な気持からだといいます。そのおり目撃したのは、1人の教員が生徒の机を一つ一つ電動カンナで削っていました。
「こうやって落書きを消して、あとでニスを塗る。この作業で休日はほとんどつぶれるね。」とか。教員組合の熱心な活動家の教員だそうですが、無料の奉仕活動も、生徒に対する熱い思いも熱心な人でした。こうした教員が思想の右左関係なくいるんですね。教育現場には。
(兵士を大量供給するために教育に格差をつける目的ではないでしょうか?)
安倍内閣の教育政策は、こうした教員を評価しないでしょう。おそらくアメリカのような「教育格差社会」をこしらえ、兵士を大量にこしらえる政策があるのでしょう。現在の日本の義務教育制度を破壊して、100万人位低学力の人をこしらえれば、徴兵をしなくても軍隊を常に世界中に派遣することが出来ますね。
安倍内閣は、アメリカのネオコン(産軍複合体)への奉仕者ではないのでしょうか?国民生活を今以上に破壊し、格差を拡大させ、軍事国へ「構造改革」するための義務教育破壊=教育改革ではないかと思いますね。
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