足元からの教育改革を
安倍内閣は「熱心に愛国教育」(アメリカ従属ー格差社会賛美)を推進し、世界に誇る日本の義務教育制度を破壊する為に、教育基本法を改悪したいようです。しかしながら足元の教育でそのもくろみは破綻してしまいました。
ほとんどの県の公立高校で必修科目が履修されず、大学受験優先の教育体制が構築されていました。全く本末転倒の話です。教科書だけ購入させ、一切授業をしなかった県立高校が続出。センター試験を直前にした受験生の動揺は大変ですね。
大学受験の為にしたことが、結果為にならなかった。「ずるがしこさ」「嘘つき」は教育とは一番遠いところにある筈のもの。笑うに笑えない出来事。しかも大学受験に熱心な県教育委員会ぐるみの不祥事でしょう。お笑いですね。
昔私も1単位足りず高校を卒業出来ませんでした。その経験から言えば厳密にやるべきでしょう。大学受験の為に高校教育をおろそかにしましたという理屈は通りません。もう1年高校で再履修すべきでしょう。教育関係者の厳正な処分はすべきです。ここを曖昧にしますとろくな人間は日本社会に出てきませんので。
幸い「低学力」と評価されていた高知県はインチキをしていませんでした。今春受験生でしたうちの子供はセーフでした。それは何よりでした。
履修科目が多いとわめいていた理由がようやくわかりました。
世界史と言えば塩野七生氏の「ローマ人の物語」を最近読破しました。世界観が変わりました。古代ローマのスケールの大きさには関心しました。
この「ローマ人の物語」などをしっかり学習すれば日本人ももっとスケールが大きくなると思いますが。
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