レジ袋は有料化になりましたが・・・
東京の杉並区は量販店などが無料で配布していたレジ袋(使い捨て買い物袋)を1枚5円で有料販売するとのことです。ゴミと使い捨て文化を改める「啓発運動?」を始めました。
しかしこのやりかた量販店はコストダウンになるし、消費者は罪悪感が消えるし「ただそれだけのこと」になりかねないですね。
(レジ袋だけの問題でもあるまいに)
行政側の「アリバイ環境政策」とも言えなくもない。痛みが伴わない。痛みは包装関係業者に負わすだけのポーズに過ぎません。地球環境問題を考えるのであれば、「夏場「エアコンを使用しない」宣言でもすれば良いのに。遥かに実益がありますね。私は実践しましたので。
(高知スーパー宝永店も10月15日閉店しました。)
地方においても駐車場の少ない街中の量販店が次々に閉店し、広い駐車場を設置した大型量販店がどんどん進出し、商店街が壊滅しています。車が集れば廃熱は凄いし、郊外の田畑を潰して量販店は出店するので自然破壊も凄いもの。
そうした事実を何も語らず、見せ掛けのレジ袋を有料化したところで、環境対策にも何にもならないことは誰が考えても理解できることですね。
むしろ日本の森林を守るために木材チップからこしらえる「バイオプラスチック」を食品包装資材に活用するとか、導入するとかをすべきでしょうに。
(同じ石油製品から使われるトレー。業者が店頭から回収しているのであまり最近は話題にもなりませんが)
相変わらずコストの安い石油資源の食品包装資材を大量に使用し続け、そのごく一部のレジ袋を有料化したところで、問題の解決にはなりません。
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